フランスはブルゴーニュのルイ・ジャド社から輸出統括部長シグフリード・ピック氏が来日し、9月12日に都内でプレミアムテイスティングが開催されました。
この時期の最大の話題といえば、今年のブドウの出来と収穫状況です。
2019年のブルゴーニュ収穫状況 (ルイ・ジャド社)
ルイ・ジャドでは前日(9/11)から2019年の収穫が始まったとのこと。
2019年の春は暖かく、ブドウの成長は早いスタートを切りました。
しかし、4月、5月、6月は涼しく、開花は順調ではありませんでした。
特にシャルドネの芽吹きが少なかったため、2019年のシャルドネは量が少なくなりそうです。
夏は暑くて乾燥しましたが、8月に適度な雨があったのが救いとなりました。
収穫は少しずつ始まり、今のところは健康的な状態を維持しています。
というのが、9月12日までの状況です。
この後も、最後までいい収穫が行なわれることを期待したいですね。
この日、ルイ・ジャド社としては、もう二つ話題がありました。
ひとつは、ブルゴーニュの最新アペラシオン「Bourgogne Cóte d'Or」のワインを、ルイ・ジャドとしては、世界で初めて、この日、この日本でお披露目したことです。
Louis Jadot Bourgogne Cóte d'Or 2017
「ブルゴーニュ・コート・ドール」は、AOC Bourgogneのデノミナシオン(後述します)を付加したワインで、コート・ドール地区の丘陵の裾野など、限られたエリアのブドウを使ったものだけが名乗れ、2017年が初ヴィンテージです。
ルイ・ジャドの「ブルゴーニュ・コート・ドール」には、村名クラスのワインも格下げして加え、エレガントな仕上がりにしているとのことでした。
ピノ・ノワールの赤ワインです。
フィネスがあり、果実のピュアな味わいがあるとのピック氏の話ですが、飲んでみると、果実味が濃く、フルーティーでチャーミング。
酸もしっかりあり、フルーツの甘みといいバランスでした。
2019年11月18日頃の発売で、輸入元希望小売価格は3500円(税別)
ルイ・ジャドのACブルゴーニュには、「ブルゴーニュ・ピノ・ノワール」(同2750円)、「ブルゴーニュ・ルージュ クーヴァン・デ・ジャコバン」(同2750円)、「ソンジュ・ド・バッカス ブルゴーニュ・ピノ・ノワール」(同3300円)、「ブルゴーニュ ル・シャピトル」(同4500円)があります。
テイスティングでは、「ブルゴーニュ ル・シャピトル 2012」が出ていました。
ル・シャピトルも、AOCブルゴーニュのデノミナシオンのひとつです。
いい熟成の途中にあり、力強さがありました。
今回新発売する「ブルゴーニュ・コート・ドール」を含め、5つのAOCブルゴーニュがあるのえ、これらを飲み比べするのも楽しいのではないでしょうか?
しかし、販売する側としては大変ですね。
さて、上記で登場している「デノミナシオン」ですが、同じAOCブルゴーニュの中でも、アペラシオンの仕様書の特定地域の地理的特徴を付加したもののことです。
AOCブルゴーニュには14のデノミナシオンがあります。
その中で、最新のものが「ブルゴーニュ・コート・ドール」です。
デノミナシオンに関しては、今年の6月に来日したクロード・シュヴァリエ氏(ブルゴーニュ委員会前会長、現在は同広報委員長)にインタビューしました。
現在発売中の「ワイナート」96号のP106に掲載されていますので、興味ある方は、ご覧ください。
なお、「ブルゴーニュ・コート・ドール」は、赤ワインだけでなく、シャルドネの白ワインもあります。
白ワインの方は、2018年3月にブルゴーニュを訪問した際にの試飲リポ―トをアップしています。
→ コチラ
もうひとつのトピックは、
ルイ・ジャド社が初めてシャブリ地区に醸造所を開設し、2019年ヴィンテージから稼働することです。
ルイ・ジャド社では、コート・ドールのボーヌ、コート・シャロネーズのジヴリ、ボジョレの3カ所に醸造設備を持っています。
3つのうち最も北のボーヌでも、シャブリから130km以上離れています。
シャブリに新たに醸造所を造ったことで、より短時間に、より良い状態でブドウを運ぶことができるようになるわけです。
初となる2019年ヴィンテージのルイ・ジャドのシャブリに注目です。
ルイ・ジャド社 輸出統括部長 シグフリード・ピック氏
この日はバックヴィンテージも含めたプレミアムワインも色々と試飲しましたが、そのリポートはまたいずれ。
この時期の最大の話題といえば、今年のブドウの出来と収穫状況です。
2019年のブルゴーニュ収穫状況 (ルイ・ジャド社)
ルイ・ジャドでは前日(9/11)から2019年の収穫が始まったとのこと。
2019年の春は暖かく、ブドウの成長は早いスタートを切りました。
しかし、4月、5月、6月は涼しく、開花は順調ではありませんでした。
特にシャルドネの芽吹きが少なかったため、2019年のシャルドネは量が少なくなりそうです。
夏は暑くて乾燥しましたが、8月に適度な雨があったのが救いとなりました。
収穫は少しずつ始まり、今のところは健康的な状態を維持しています。
というのが、9月12日までの状況です。
この後も、最後までいい収穫が行なわれることを期待したいですね。
この日、ルイ・ジャド社としては、もう二つ話題がありました。
ひとつは、ブルゴーニュの最新アペラシオン「Bourgogne Cóte d'Or」のワインを、ルイ・ジャドとしては、世界で初めて、この日、この日本でお披露目したことです。
Louis Jadot Bourgogne Cóte d'Or 2017
「ブルゴーニュ・コート・ドール」は、AOC Bourgogneのデノミナシオン(後述します)を付加したワインで、コート・ドール地区の丘陵の裾野など、限られたエリアのブドウを使ったものだけが名乗れ、2017年が初ヴィンテージです。
ルイ・ジャドの「ブルゴーニュ・コート・ドール」には、村名クラスのワインも格下げして加え、エレガントな仕上がりにしているとのことでした。
ピノ・ノワールの赤ワインです。
フィネスがあり、果実のピュアな味わいがあるとのピック氏の話ですが、飲んでみると、果実味が濃く、フルーティーでチャーミング。
酸もしっかりあり、フルーツの甘みといいバランスでした。
2019年11月18日頃の発売で、輸入元希望小売価格は3500円(税別)
ルイ・ジャドのACブルゴーニュには、「ブルゴーニュ・ピノ・ノワール」(同2750円)、「ブルゴーニュ・ルージュ クーヴァン・デ・ジャコバン」(同2750円)、「ソンジュ・ド・バッカス ブルゴーニュ・ピノ・ノワール」(同3300円)、「ブルゴーニュ ル・シャピトル」(同4500円)があります。
テイスティングでは、「ブルゴーニュ ル・シャピトル 2012」が出ていました。
ル・シャピトルも、AOCブルゴーニュのデノミナシオンのひとつです。
いい熟成の途中にあり、力強さがありました。
今回新発売する「ブルゴーニュ・コート・ドール」を含め、5つのAOCブルゴーニュがあるのえ、これらを飲み比べするのも楽しいのではないでしょうか?
しかし、販売する側としては大変ですね。
さて、上記で登場している「デノミナシオン」ですが、同じAOCブルゴーニュの中でも、アペラシオンの仕様書の特定地域の地理的特徴を付加したもののことです。
AOCブルゴーニュには14のデノミナシオンがあります。
その中で、最新のものが「ブルゴーニュ・コート・ドール」です。
デノミナシオンに関しては、今年の6月に来日したクロード・シュヴァリエ氏(ブルゴーニュ委員会前会長、現在は同広報委員長)にインタビューしました。
現在発売中の「ワイナート」96号のP106に掲載されていますので、興味ある方は、ご覧ください。
なお、「ブルゴーニュ・コート・ドール」は、赤ワインだけでなく、シャルドネの白ワインもあります。
白ワインの方は、2018年3月にブルゴーニュを訪問した際にの試飲リポ―トをアップしています。
→ コチラ
もうひとつのトピックは、
ルイ・ジャド社が初めてシャブリ地区に醸造所を開設し、2019年ヴィンテージから稼働することです。
ルイ・ジャド社では、コート・ドールのボーヌ、コート・シャロネーズのジヴリ、ボジョレの3カ所に醸造設備を持っています。
3つのうち最も北のボーヌでも、シャブリから130km以上離れています。
シャブリに新たに醸造所を造ったことで、より短時間に、より良い状態でブドウを運ぶことができるようになるわけです。
初となる2019年ヴィンテージのルイ・ジャドのシャブリに注目です。
ルイ・ジャド社 輸出統括部長 シグフリード・ピック氏
この日はバックヴィンテージも含めたプレミアムワインも色々と試飲しましたが、そのリポートはまたいずれ。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます