ワインな ささやき

ワインジャーナリスト “綿引まゆみ” (Mayumi Watabiki) の公式ブログ

大満足イタリアワイン@ロッサーナ・・・

2009-03-19 12:03:46 | ワイン&酒
昨日紹介した、新宿御苑前の「ロッサーナ ディ サンタ」で飲んだワインです。



Prosecco di Conegliano NV Carpene Malvolti

イタリアはヴェネト州コネリアーノのカルペーネ・マルヴォルティは、1868年創業という老舗で、プロセッコのほか、グラッパやブランデーもつくっていますが、主力はやはりプロセッコ。

プロセッコはブドウ品種名ですが、ワイン名にもなっていて、軽く飲めるイタリアの発泡性ワインの代名詞的存在でもあります。

泡のキメはそれほど細かくないものの、最初に気軽に飲め、ノドの渇きを癒し、アペリティフ的に楽しめます。

なんてったって、お店での提供価格が 2,000円
もちろん、ボトル価格
これはもう頼むしかないでしょう?(笑)



次は・・・と、ソムリエのIさんに相談すると、
「赤を2本飲まれるのなら、こちらの軽めのものからスタートしてみては?」とのことだったので、バルベーラをチョイスしてみました。



Barbera d'Asti Superiore 2001 Trinchero

ピエモンテ州アスティ県のバルベーラで、スーペリオーレ。
実にウマイ です、これ!

2001年ということもあり、だいぶ熟成してきていて、香りや味わいに熟成の旨味がにじみ出ています。
ピノ・ノワールが好きな人なら必ずやこれは好きだろうと断言できるほどのまったり感があり、まだしっかり健在する果実味とキレイ溶け込んだタンニンがよく馴染み、非常に満足度が高い味わいでした。

こんなに満足させてくれたのに、お値段は本当にこれでいいの?と思うほど安く、
なんと 3,500円!(もちろんボトル価格)

これはぜひリピートしたいですが、ここで紹介してしまうと、一気に消えてしまうでしょうか?


もう1本赤を・・・と思っていましたが、これがあまりに美味しかったので、今回はこのバルベーラでストップしました。
3人で2本ですから、量的にもちょうど良かったのではないでしょうか。

この後、1人はグラッパを頼み、私ともう1人はデザート(昨日紹介したティラミスとクレーマ・カタラーナ)をいただきました。



前回も思いましたが、この店は 本当にワインが安い!
他にもまだまだ気になるワインがたくさんあるので、またぜひ再訪したいと思っています。

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3/20 オレゴンワインディナー

2009-03-18 14:15:55 | ワイン&酒


もうすっかり間近ですが、3月20日(金)のディナーのご案内が届きました。

このブログでも紹介したことのあるオレゴンのワイン生産者、
ファイアースティードのハワードさんを囲んでの会です。

昨年ハワードさんが来日したときの画像はコチラ


場所は、六本木ミッドタウンの中にある「VINOTECA」

HPを見ると、とてもシックでオシャレな雰囲気の店のようで、これはちょっと行ってみたいかも・・・



日時: 3月20日(金) 19:30スタート

場所: VINOTECA (六本木ミッドタウン)

会費: 12,000円


詳細はお店のHPに載っていますので、ご確認ください。

http://www.vinoteca.jp/



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(追記 2009/3/19)
 こっそりと(笑)行くことにしました。
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イタリアン「ロッサーナ ディ サンタ」

2009-03-18 10:15:30 | レストラン&店
新宿御苑前のイタリアン 「ロッサーナ ディ サンタ」 へ。

以前も紹介しましたが(2008/12/2, 12/3)、

4月に開催する鎌倉でのワイン&ボサノヴァライブの打ち合わせと称し、先月再訪してきました。

けっこう真面目に打ち合わせをしていたため、料理の名前をいまいち覚えていないのですが、ご容赦を。




イカ他のソテー



アナゴのチーズオーブン焼



タコのカルパッチョ



トリッパの煮込み



和牛ほほ肉の赤ワインラグーのパッパル・デッレ (平たい手打ちパスタ)



チーズ (パルミジャーノ、ゴルゴンゾーラのドルチェとピカンテ)


前回紹介したときは、小皿料理はすべて525円でしたが、今回の訪問では、肉料理は一皿735円にアップしていました(パスタは以前と同じ1890円でたっぷり2人分)。
それでも良心的な価格設定だと思います。



そして、最後に忘れてはいけないのが、デザート
色々あって悩みましたが、こちらをチョイス。



ティラミス



クレーマ・カタラーナ (イタリア版クレーム・ブリュレ)

デザートのお値段は 350円 
ボリューム的には大満足ですが、格安なので、これなら2皿、3皿といけそうな・・・


ワイン編はまた明日。


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と或る日のリースリング会議

2009-03-17 10:04:41 | ワインのお仕事


と或る日の会議の時に出た(飲んだ)リースリング

ちくわチーズやお煎餅をつまみながら、毎度毎度、23時過ぎまで打ち合わせは続きます・・・




リースリングが並ぶ中、1本入る赤のピノ・ノワールはお約束?(笑)



本来の目的は、4/3リースリング試飲会です。

どうぞよろしく!

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季節限定「桜最中」@田子の月

2009-03-16 16:58:22 | 甘いもん


静岡の叔母から、ホワイトデーにお菓子が届きました。
叔母さま、ありがとう~




以前紹介した、静岡の「御菓子庵 田子の月」の最中の詰め合わせで、
2月2日~4月上旬の季節限定という 「桜最中」 が入っていました 



田子の月 桜最中  (1個 180kcal)

あんこは塩漬け桜葉入り白小豆あんで、葉っぱが入っているせいか、白あんが緑色っぽくなっていて、その真ん中には桜色のお餅がサンドされています。

塩漬けの桜の葉っぱは独特の風味があるので好き嫌いが分かれるかもしれません。

でも、和菓子はさすがに季節を感じさせるものだわ と感心しました。

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第30回 Gosset-Brabant@「キャッチ The 生産者」

2009-03-15 10:25:47 | キャッチ The 生産者
「ワイン村.jp」 (社団法人日本ソムリエ協会 オープンサイト)(2004年5月~2008年12月終了)に連載していた「キャッチ The 生産者」(生産者インタビュー記事)を、こちらにアップし直しています。
よって、現在はインタビュー当時と異なる内容があることをご了承ください。

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  (更新日:2007年1月11日)

第30回  Christian Gosset  <Gosset-Brabant>

今回から数回にわたり、2006年の後半に現地訪問した生産者を紹介していきたいと思います。
トップバッターは、フランスのシャンパーニュ生産者、“ゴセ・ブラバン”クリスチャン・ゴセ 氏 です。



<Christian Gosset>(クリスチャン・ゴセ)
1964年生まれ。ゴセ・ブラバンの3代目。1985年からワインビジネスの世界へ。ブルゴーニュのドメーヌでの研修や、ワイナリー経営のマネージメントを学んだ後、ゴセ・ブラバンへ。
現在はゼネラルマネージャーとして手腕を発揮中。


アイ村で再会

ゴセ・ブラバンはシャンパーニュのヴァレ・ド・ラ・マルヌ地区にあるアイ村(Ay)のシャンパーニュ生産者で、現在はミッシェルとクリスチャン兄弟が運営しています。

弟のクリスチャンとは2006年7月に彼が来日した際に会っていたので、シャンパーニュに行く時があれば、ぜひクリスチャンを訪問せねば!と思っていました。

梅雨明けの蒸し暑い東京で出会ったクリスチャンと、初冬のアイ村で再会です。

ゴセ家は1584年からブドウ栽培に携わっていましたが、自分のところでワイン生産をするようになったのは(生産者元詰め、いわゆる“レコルタン・マニュピュラン”(RM))、クリスチャンの祖父ガブリエル・ゴセ氏の代から(1930年代)です。

ガブリエル氏の妻(クリスチャンの祖母)の旧姓が“Brabant”(ブラバン)だったため、ゴセ夫妻の新しいシャンパーニュは“Gosset-Brabant”(ゴセ・ブラバン)と名づけられました。

現在のゴセ・ブラバンは、兄のミッシェルが栽培と醸造を、弟のクリスチャンがマネージメントを担当し、兄弟が力を合わせて祖父母の意志を引き継いでいます。

アヴィーズの醸造学校で4年間学んだ兄のミッシェルは、まじめな職人気質で、ちょっとシャイ。


ガブリエル氏の姿は、ラベルやコルクに描かれた人物像で確認ができます。



まずは畑が見たい!という私の希望で、クリスチャンの運転する車に乗り、アイの畑へ。
畑は小高い丘がいくつも連なり、ずいぶん高いところにも畑が見られます。



Q.この畑は主にどの方向を向いていますか?
A.この斜面は南西向きですが、丘陵ですから、斜面によってさまざまな方向を向いています。東や北を向いている畑もありますよ。

Q.なぜ北向きの斜面にもブドウを植えているのですか?
A.北向きの畑から収穫されたブドウには酸味が乗るからです。これが、シャンパーニュをつくる際にちょうどよくバランスを取ってくれます。

Q.植えているブドウ品種は?
A.アイはピノ・ノワールが主体です。我々はシャンパーニュに9.6haの畑を所有していますが、その65%がピノ・ノワールで、シャルドネが15%、ピノ・ムニエが20%です。 樹齢は平均25年です。

Q.グラン・クリュ畑はありますか?
A.アイの5.6haのピノ・ノワールと、コート・デ・ブラン地区のシュイイ(Chouilly)のシャルドネ0.5haにグラン・クリュ畑を所有しています。



夕方、太陽が沈みかけて山の陰になる畑がある中、ずっと高い位置にある畑にはまだ太陽が当たっています(下の写真)。
なるほど、山の上の畑は日射にも恵まれるわけですね。



この丘陵地帯の畑を下り、今度はまったく別の、クリスチャンが“特別な畑”と呼ぶブドウ畑に連れて行ってもらいました。

Q.“特別な畑”というのはどういう意味ですか?
A.ブドウの樹の下の地面に雑草がたくさん生えているでしょ?これはわざとこうしています。除草剤とか、ケミカルなものをできるだけ使わないでブドウをつくりたいと思っているからです。

Q.ビオディナミですか?
A.ビオディナミを採用している友人はたくさんいるけれど、うちは今のところはビオディナミにするつもりはありません。なにかあった時の充分な対処ができませんから。



Q.ところで、2006年のシャンパーニュはどんな年でしたか?
A.8月は暑くて乾燥していました。その後の9月もとても良く、だからといって“楽な年”とは言えませんでしたね。例えば、2002年はどの地区も良かったけれど、2006年は場所によって差があります。ベストな場所では、量は多くありませんが、凝縮したブドウが収穫できました。

Q.ゴセ・ブラバンでは、ワインづくりに樽は使わないのですか?
A.ええ、ステンレスタンクしか使いません。というのも、シャンパーニュはブレンドによってつくり上げるワインだからです。ブレンドするそれぞれのジュースをクリアに保つためにはステンレスタンクが最適だと思っています。


ステンレスタンクがずらりと並ぶ醸造所内

Q.リザーヴワイン(注*1)はどうしていますか?
A.大手では2年、3年前のもの・・・と、大量にリザーヴワインをストックしておきますが、うちは小さな生産者ですから、1年前のワインをリザーヴワインとして取っておくだけで間に合ってしまいます。

Q.あれ?ラベルのデザインが変わりましたよね?
A.もっとゴセ・ブラバンのアイデンティティを表現し、わかりやすくするために変更しました。これだと、消費者に一目でゴセ・ブラバンのシャンパーニュだとわかってもらえると思ったからです。
紙質もナチュラルなものに変え、色とデザインはデザイナーと相談しながら18ヶ月かけて決めました。

Q.リニューアル後のラインナップはどうなっていますか?
A.シャンパーニュは "Cuvee Gabriel Grand Cru Millesime 1998”、“Cuvee de ”の4アイテムです。



Q.ゴセ・ブラバンのワインメーキングのコンセプトは?
A.“ワインメーカー”というよりも、まず“ワイングローワー”(グローワーは“栽培者”の意味)でありたいと思っています。つまり、良いワインのために、まずは良いブドウを選ぶことに力を注ぎたいです。
できるだけ樹齢の高い(30年以上)樹を選び、セラーではブドウのテイストを保つことを目指せば、ワインに何も手を加える必要はなく、自然に良いものができます。
その中で、“アイ村のテイスト(Tast of Ay)”を出していけたら、と思っています。

(注*1)
リザーヴワイン:前の年(もしくはそれ以前)につくってストックしておいたワインのこと。ノン・ヴィンテージ・シャンパーニュの場合、そのシャンパンハウスの個性を表現するためには、このリザーヴワインの存在が不可欠。アッサンブラージュの際にブレンドされ、ストック年数やブレンド比率はメーカーによってさまざま。


<テイスティングしたシャンパーニュ>

Tradition Premier Cru
フルーティでチャーミング。シャンパーニュというと身構えてしまいがちだけど、これは気軽に開けて楽しみたくなる、そんなシャンパーニュ。



「料理と合わせるのなら、複雑でなく、ファット(脂肪分たっぷり)でない、シンプルなものがいいですね。さっぱりした魚料理、ジャンボン・ペルシェ(ハム類)、サーモンのリエット(ペースト)、そして日本の料理にも合うと思います」(クリスチャン)

Mareuil sur Ay(ボディ、フレッシュさ、酸が特徴)、Avenay Val d’Or(赤のスティルワイン産地で、古いピノ・ノワールの樹がある)、Dizy(東向きの畑、ミネラリティ、ワインによいボディを与える)の3つのプルミエ・クリュの畑からのブドウ(ピノ・ノワール70%、シャルドネ20%、ピノ・ムニエ10%)を使用。最低18ヶ月はセラーで熟成させ、リザーヴワインの使用率は30%。ドサージュ(瓶詰め時に加える甘いリキュール)の量は、Brutは10g/リットル、Demi-Secには40g/リットル。


Rose Premier Cru
鮮やかなバラ色が美しく、さくらんぼの香りとチャーミングな酸味が魅力的。フレッシュさとボディのバランスが取れ、そこに複雑さも加わり、そのまま楽しむのはもちろん、料理との相性も良さそうなロゼ。



「森の香りがいっぱい感じられませんか?香りと味わいのバランスが非常にいいシャンパーニュです。スモークサーモン、野菜や魚介の入ったテリーヌ、ツナを使った料理に。刺身にも合いそうですね。あまり火を入れすぎないクラフティ(クレープ生地の中にプリン液のようなものを流し、果物を散らして焼いたお菓子)などにも合うと思います」(クリスチャン)

Tradition Premier Cruと同じ3つのプルミエ・クリュの畑からのブドウ(ピノ・ノワール80%、シャルドネ10%、ピノ・ムニエ10%)を使用。最低18ヶ月はセラーで熟成させ、リザーヴワインの使用率は30%。Avenay Val d’Orの畑の樹齢の高
いピノ・ノワールでつくった赤ワインを10~12%加え、ロゼとしている。ドサージュは10g/リットル。


Cuvee de Reserve Grand Cru
白や黄色のフルーツのニュアンスがあり、ボディはしっかり。ミネラル感もあり、満足度の高いグラン・クリュ。



「アニスの香りも感じます。ミネラル感はテロワールから来ています。アイはボディのあるワインになりますが、土壌やスロープの傾斜角度、面などの条件でキャラクターも変わってきます。合わせるのなら魚料理、白身の肉料理に。キッシュなどもいいですし、天ぷら、寿司、刺身にもどうでしょう?」(クリスチャン)

AyとChouillyのグラン・クリュの畑からのブドウ(ピノ・ノワール80%、シャルドネ20%)を使用。平均樹齢は25年。一番絞りのみを使用。最低30ヶ月セラー内で熟成させ、リザーヴワインの使用率は25%。ドサージュは8g/リットル。


Cuvee Gabriel Grand Cru Millesime 1998
余韻が非常に長く、1本前のグラン・クリュよりもさらに複雑味があり、落ち着いています。さすがです。



「かなり複雑な味わいのシャンパーニュですから、料理はブルゴーニュの白ワインに合わせるようなタイプのものをオススメします。ラングスティン(オマール海老)、白身の肉にソースをかけたものとかですね。バターソースもいいですし、ちょっとスパイシーなソース、サフランが入ったソースもいいと思います」(クリスチャン)

その年の出来でつくるかどうかを決めていて、1998年以降は1999、2002、2004年を生産。ただし生産量は少なく、1998年で5000本。アイのグラン・クリュ畑からのブドウ(ピノ・ノワール70%、シャルドネ30%)を使用。1998年のシャルドネはアイのものだが、2002年はChouillyの畑のシャルドネを使用(年によって使う畑が異なるそう)。ピノ・ノワールの平均樹齢は35年。最低48ヶ月セラー内で熟成させ、ドサージュは6g/リットル。


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インタビューを終えて

シャンパーニュの最大の特徴は、複数年のワインをアッサンブラージュしてつくるノン・ヴィンテージ(NV)シャンパーニュにあります。

価格は最もお手頃ながら、その生産者の個性を明確に表現する看板商品といえるでしょう。消費者はこの個性を手がかりにして贔屓のシャンパンハウスを見つけることができるというわけです。

しかし、毎年同じ味わいのワインを生産し続けていくことは至難の技です。他の生産地では、出来の良くなかった年は「天候が悪かったから仕方ないさ」と片付けることができても、シャンパーニュではそうは問屋が卸してくれません。どんなに不作の年でも、きっちりと“いつものうちの味”を表現するワインをつくらなければならないのですから。

大手生産者(ブドウを購入してワインづくりを行うところが多く、“ネゴシアンマニピュラン”(NM)と呼ばれる)は、潤沢な資本力のおかげで充分な量のリザーヴワインのストックが可能で、毎年安定してワインづくりができるといえるでしょう。

しかし、小規模なRM生産者の場合、不作の年には充分な量のブドウが得られない上、リザーヴワインのストックも限られているので、“いつものうちの味”を維持していく苦労は並大抵のことではありません。よほど強い信念と意志がないと、シャンパーニュでRMなんてやっていけそうにないかも・・・、と思うのは私だけではないはず。

ゴセ・ブラバンは、このところ雑誌でもよく取り上げられ、ブームにさえなっている感のあるRM生産者です。ブルゴーニュでいうところの“ドメーヌ”同様、自分の手で育てたブドウでワインづくりを行うため、その生産者独特のコンセプトや個性が出やすく、その個性がRMの最大の魅力といえます。

ただ流行だからと追い求めるのではなく、彼らの信念や意志を充分に理解し、シャンパーニュづくりの苦労と努力も一緒に味わってあげたいものです。



取材協力:トーメンフーズ株式会社(現在は豊通食料株式会社に社名変更)

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第29回 PIERRE SPARR@「キャッチ The 生産者」

2009-03-15 10:23:12 | キャッチ The 生産者
  (更新日:2006年12月11日)

第29回  Bernard Sparr  <PIERRE SPARR et ses Fils S.A>

ルイ14世の時代から仏アルザスでワインづくりを続けている ピエール・スパー社 から、明るく陽気な9代目、ベルナールさんが来日しました。



<Bernard Sparr>(ベルナール・スパー)
43歳。スパー家の9代目で、営業担当。
営業研修のため渡米し、ニューヨークのデパートで働いていたという経験あり。
TVのレポーターだった奥様と9年前に結婚。


アルザスで長い歴史を持つファミリーワイナリー

スパー家は1680年から続く古い一族で、ベルナールさんで9代目。
現在は、ベルナールさんの父と父の兄(伯父)がピエール・スパー社を経営し(彼らが8代目)、伯父の息子でありベルナールさんの従兄弟にあたるピエールさんがワインメーカーを務めています。
当のベルナールさんは営業担当と、まさに一族フル登場のワイナリーなのです。



アルザス地方

アルザスはフランス東北部に位置し、ライン川を隔てた対岸はもう隣国ドイツ。
こうした地理的状況にあるため、アルザス地方はドイツに属していた時代もありました。
気候は冷涼で、ブドウ品種もドイツ系が多く、ボトルの形もドイツのモーゼルやラインガウのようにスラリとスリムという特徴を持っています。

つくられているのは圧倒的に白ワインが多く、ブドウ品種がラベルに表記されるため、フランスワインの中ではわかりやすく、最も初心者にやさしいワインといえるかもしれません。



Q.ピエール・スパー社のラインナップを教えてください。
A.当社では、アルザスのグラン・クリュ畑から生まれる最上級のワインから、ブレンドワイン、赤ワイン、スパークリングワイン、貴腐ワインと、幅広く生産しています。

Q.アルザスのスパークリングは“クレマン・ダルザス”(Cremant d’Alsace)が有名ですね?
A.はい、クレマンもありますが、“マルキ・ド・ペルラード”というスパークリングワインも生産しています(Marquis de Perlade Brut Blanc de Blancs NV)。

これは、ラングドックからのシャルドネ40%と、アルザスのピノ・ブラン40%、ロワールのシュナン・ブラン20%をブレンドしたヴァン・ムスーで、シャンパーニュと同じ瓶内二次発酵を行っています。

Q.こうしたスパークリングワインには、どんな料理が合いますか?
A.まずはアペリティフに飲んでいただくのがいいと思いますが、たいていの料理と相性がいいですよ。ただし、あまりスパイシーすぎる料理(エスニック系の辛いもの)じゃない方がいいですね。

Q.赤ワインはどんなタイプのものをつくっていますか?
A.ピノ・ノワールからは赤のスティルワインを生産しています。
赤ワインじゃないですが、ピノ・ノワール100%のロゼのクレマンもあります。色もきれいですし、ドライタイプですが果実味があり、特に女性に人気です。


たしかに、このロゼのクレマンは実に色がキレイ!

Q.アルザスには、いくつかの品種を混醸する“エデルツヴィッカー”がありますが、貴社の“アルザス・ワン”もエデルツヴィッカーですか?
A.いいえ、違います。エデルツヴィッカーは低いクラスのローエンドワインですが、当社の“アルザス・ワン”(Alsace One)は、「ブレンドをすることでより美味しいものをつくろう」というコンセプトを持つハイクオリティーワインです。良い品質のブドウだけを使っているのが自慢です。

リースリング、ピノ・ブラン、ミュスカ、ゲヴュルツトラミネール、ピノ・グリの5品種をブレンドし、シュル・リー製法で仕上げています。


スパー社の自信作、“アルザス・ワン”

Q.それぞれのアルザス品種のワインに合う料理について教えてください。
A.ブドウ品種による味わいの違いもありますが、一般的なAOCワインとグラン・クリュワインといった、クラスによる味わいの違いもかなり大きいものがあります。

アルコール度数、酸度などの違いもありますし、長熟のポテンシャルの違いもありますから、品種だけでなく、こうしたクラスの違いも考慮するといいですね。

Q.アルザスでは、白ワインを肉料理に合わせたりすることもありますか?
A.ごく普通にあります。例えば当社の“トケイ・ピノ・グリ・レゼルヴ2003”などは、白身の肉(鶏や豚)やゲーム(鳥獣類)にもよく合いますし、チーズに関してはほぼ全部カバーできると思います。

Q.日本食とアルザスワインとの相性はいかがでしょうか?
A.日本には何度も来ていますが、寿司、刺身、天ぷらが大好きです。こうした日本食もアルザスワインに合うと思います。タイやベトナムの食べ物、ケイジャン料理、中華料理などとの組み合わせもおすすめです。

アルザスならではの食べ物では、個人的には“オニオンタルト”が大好物です。キッシュと似ていますが別物ですので、アルザスにいらしたら、ぜひオニオンタルトを召し上がってみてくださいね。

Q.海外販売網はどうなっていますか?
A.世界45カ国に輸出しています。第1位はアメリカで、ベルギー、カナダ、スウェーデン、イタリア、フィンランド・・・と続きます。ヨーロッパが80%とやはり多く、アジアはまだ2%です。我々のアルザスワインを、日本のみなさんにもっと飲んでいただきたいですね!



<テイスティングしたワイン>

ヴァン・ムスー(スパークリングワイン)



Marquis de Perlade Brut Blanc de Blancs NV
Cremant d’Alsace Brut Reserve NV
Cremant d’Alsace Brut Rose NV

いずれも軽快な口当たりですが、ほどよい飲みごたえがあります。
特にロゼは果実味が豊かで見た目もキレイ!

3点とも2000円台(インポーター希望価格)ということを考えると、気軽にスパークリングワインを楽しみたい時の良いパートナーになってくれそうです。


ヴァン・ブラン(白ワイン)



Alsace One 2004
Riesling 2004
Gewurztraminer Reserve 2004
Tokay Pinot Gris Reserve 2003

どれも個性豊かですが、
バランスがよく、昼から楽しみたい気分にさせてくれるのはアルザス・ワン。
クリスピーで爽やかな果実味を楽しめるのはリースリング。
エレガントかつアロマティックで、華やかな気分にさせてくれるのはゲヴュルツ。
飲みごたえではトケイ・ピノ・グリ、でしょうか。

いずれのワインも、エレガントな果実味と凛とした酸味が底辺にあり、伝統ある生産地ならではの気品が備わっています。
いつの時代も安心して楽しめる、それがピエール・スパーの最大の特徴といえます。

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インタビューを終えて

“いい大人なのに、超陽気で、少年みたい!” というのが、ベルナールさんの印象。

というのも、インタビューを受けながらも、歌を口ずさみ(オー・シャンゼリゼとかetc…)、果ては踊っちゃいそうな様子だったからです。
ここまで明るい人に出会ったのは初めてのことで、ベルナールさんは、
まさに“歌って踊れる、ピエール・スパーのセールスマン”

ピエール・スパーは320年を超える歴史あるワイナリーということから、ちょっと近寄りがたい雰囲気があるかも・・・、と身構えそうになりますが、ベルナールさんに会えば、そんな先入観は吹っ飛んでしまいます。

たしかに、ワインには歴史の重みがありますが、ベルナールさんを見れば、
「なあんだ、もっと気楽に考えていいんじゃない」と思うこと請け合いです。



また、スパーはワインのラインナップも幅広く、気軽に試せるものから揃っている
今のこの季節の私の個人的なオススメは、“お鍋”とアルザスワインのマリアージュのも嬉しいポイント。

ヴァン・ダルザス(Vin d’Alsace)クラスのワインと、水炊きや薄めのお出汁のお鍋(たらチリとか塩ちゃんことかetc…)の組み合わせなら、グラスもお鍋もどんどん進むこと間違いなし!

爽やかな季節に爽やかなアルザスワイン、というのももちろん素晴らしい組み合わせですが、寒い季節のアツアツのお鍋とアルザスワインのマリアージュは、ぜひ冬の間に楽しまないとね!


取材協力:大榮産業株式会社

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マウントバームしっかり芽&しょこら芽@ねんりん家

2009-03-14 10:11:43 | 甘いもん
甘党ではない方、もう少しバウムネタにお付き合いください(笑)

今日はホワイトデーですが、先月はバレンタインデーということで、
約1ヶ月前、バウムクーヘンのプレーンとチョコ味を食べ比べる企画に参加してきました。

今回は、同じブランドのプレーンとチョコ味のバウムが8組、計16個。

その中で、実は初めて食べた「ねんりん家」をまずは紹介します。




行列ができる店としても有名で、私も東京駅大丸、松坂屋銀座の長い行列に遭遇したことがあります。

そんなに並んでまではいらないわ・・・・と思っていたため、
今回のイベントで食べたのが 初「ねんりん家」 となりました。



チョコ味のバウムを販売しているのは、銀座松坂屋店のみで、
その名も 「しょこら芽」



マウントバーム しっかり芽         マウントバーム しょこら芽


「バームクーヘンのフランスパン。皮はカリッ、内は熟成」 

とうたっているように(しっかり芽)、外はシュガーのアイシングのバリバリ感が加わっていることもあり、バウムとは思えない硬さ!



しっかり芽はカスタードっぽさ、バターの油脂っぽさが強めで、甘さもかなり強く、全体的に濃厚で重たい「お菓子」です。

しょこら芽も外側はアイシングがバリバリと厚く、味わいはしっとり&ねっとりしたガトーショコラのようで、これもかなりコッテリ甘いです。



こうなると、「バウムクーヘン」というより全く別物で、
一般消費者の嗜好を研究&計算しつくし、好みのポイントを最大限に強化して作った「売れるお菓子」かと・・・

多くの人が「おいしい」と飛びつくわけは、そのあたりにあるような・・・

と、いささか厳しくなりましたが、おいしいお菓子には間違いないと思います。

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いちごバウム&紫いもバウム@無印

2009-03-13 15:27:29 | 甘いもん
3月16日まで、10%オフになる「無印良品週間」(会員のみ)なので、気になるバウムをいくつか買いました

まずは、新商品かつ季節限定品のコチラ


いちごバウム  (189円)

春はやっぱり いちご
スーパーのお菓子コーナーでも、春先になるといちごフレーバーのものがたくさん並びますし、いちご味の人気は高いですよね。

「いちご果汁を練り込んで、しっとりと焼きあげました。甘酸っぱいおいしさです」

と説明にあるように、甘酸っぱさがきゅーんとハートをくすぐります
無印のバウムの中ではさっぱり系ですが、食感はしっとりとし、おいしいと思いました。



87gと他のバウムよりも重さが軽く(他は115gほど)、見た感じも小振りなのが残念ですが、これも今はやりの食品のスリム&軽量化?

その代わり、カロリーは一袋 374.1kcal とライト





スティックバウム 紫いも  (105円)

通常のバウムを半分にしたタイプ「スティックバウム」で、プレーン、ココアなどが出ていますが、食べたことのない紫いもフレーバーをチョイスしてみました。

「紫いものペーストを練り込み風味豊かに焼きあげました。食べやすいスリムな形態です」

重さ52g、229.84kcal と軽量で、お値段も軽め

ちょっとずつ色々なフレーバーを食べたい時には便利なサイズだと思います。



味は・・・、たしかに紫いもっぽい風味がしますが、特にこれでなくちゃだめ!というものではなく、

よって、いちご味のリピートはアリですが、紫いも味は個人的にはナシかな・・・


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リースリングにどっぷりと(笑)

2009-03-12 16:46:22 | ワイン&酒
昨日、4月3日の「リースリング・リング試飲会」を告知しましたが、

なぜリースリング?
そもそも、リースリングって何?

と思う人も多いかもしれません。


リースリング(Riesling)ドイツを母国とする白ブドウの品種です。

栽培地を選ぶ気難しさがありますが、
高貴な香気があり、酸が豊かで、長熟の可能性を備えたワインになるブドウです。

約2年半前にここで書いた「マイブーム」というテーマの中でも、私はリースリングのことを最も好きな白品種 とラブコールを送っていますが、超有名なシャルドネに比べると、日本では悲しいほどマイナーで、耳なじみがないのが現状です。

一般消費者の方は仕方ないかもしれませんが、
料飲店の方でも、「リースリングとはなんぞや?」と思う方もまだまだ多いようで、そんなプロの方にぜひ体験していただきたいのが4月3日の試飲会です。



生産者セミナーもあります。
テイスティングしながら進めて行きますが、先月、セミナー用ワインの選考をしたときのショットがこちら。



来日するエルンスト・ローゼン氏のワイン



同じく、エチエンヌ・ヒューゲル氏のワイン



マスターオブワインのニール・ハドリー氏のテイラーズ





どうぞお楽しみに!

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4/3 リースリング・リング試飲会&セミナー

2009-03-11 15:56:49 | ワイン&酒


このブログには、リースリングワインのことが何度も出てきているのに気が付いた方がいらっしゃるでしょうか。

実は、日本でリースリングを広めていこう!という業界の有志が集まって「Riesling Ring」を発足しました。

リースリングを飲みながら会合を重ね、第1弾のイベントとして、
世界各国のリースリングワインの試飲会を4月3日(金)に業界関係者向けに開催することになりました。

発起人代表は、日本のワインジャーナリストを代表する有坂芙美子氏です。

私もRiesling Ring実行委員会のメンバーですので、4/3のイベントにはスタッフ側として参加します。

リースリングの試飲会も、ドイツ単独でなら過去に何度か開催されていますが、
世界各地のリースリングがこれだけ一堂に会するのは日本では初めてのことかもしれません



今回は、来日生産者3名によるセミナーも行います。

その生産者のワインを語るのではなく、各生産地(ドイツ、仏アルザス、豪州)のリースリングの最新事情を中心に語っていただくという、非常に有意義なセミナーになると思います。
私もとても楽しみにしています 


下記に抜粋した案内内容を掲載しますが、正式な案内状が欲しい方(FAX用紙になっています)はコチラからダウンロードしてください。


なお、この試飲会&セミナーは「業界関係者のみ」が対象ですので、
一般の方はご遠慮ください。

一般の方のイベントについては、追々企画していければ、と思っています。
ご理解のほど、どうぞよろしくお願いいたします。



Riesling Ring 試飲会 ご案内状
「ようこそ!リースリングワールドへ」


Riesling Ring では、発足第1 回目のイベントとして、世界のリースリングを紹介する試飲会と来日生産者によるセミナーを開催する運びとなりました。さまざまな生産地のリースリング約200 種類を一堂に試飲できるまたとない機会です。

-----------------------------------------------------------------
Riesling Ring (リースリング・リング) は、国や地域を越えたリースリングの多様な魅力を伝え、リースリングの輪を広げていくことを願うインポーター、各国ワイン振興会、愛好家などの集まりです。
                                  発起人代表 有坂芙美子
-----------------------------------------------------------------

◆日時:2009 年4 月3 日(金) 14:00~17:00
     *時間内はご自由にご試飲いただけます

◆場所:アジュール竹芝 『飛鳥』(13F)
     東京都港区海岸1-11-2 Tel.:03-3437-5566

◆セミナー14:30~15:45 (定員60 名)

*セミナーの入場は当日の先着順となります(14 時から12F 受付で開始、整理券配布します)
*会場:セミナー会場 『白鳳』(12F)

*内容:「Riesling Now」 *ワインテイスティングあり
エルンスト・ローゼン(ドクター・ローゼン)、エチエンヌ・ヒューゲル(ヒューゲル)、ニール・ハドリーMW(テイラーズ・ワインズ)の3 氏が、世界のリースリングの最新事情etc…を語ります。

◆出展予定者:
ヴィレッジ・セラーズ(株)/(有)ヴォルテックス/AJ's Wines Australia/(有)エイ.ダヴリュー.エイ/(株)ザート商会/(株)JALUX/ジェロボーム(株)/日本クリエイティブ(株)/日本リカー(株)/(有)ヌーヴェル・セレクション/(株)八田/(株)ファインズ/ファームストン(株)/(有)伏見ワインビジネスコンサルティング/ヘレンベルガー・ホーフ(株)/メルシャン(株)/(株)モトックス/(株)ラック・コーポレーション/オーストリアワインマーケティング協会[(株)日本グランドシャンパーニュ、野村ユニソン(株)、(株)ラシーヌ、他]/ドイツワイン基金駐日代表部[サッポロビール(株)、(株)フロイデ]/ワインオーストラリア日本事務所[アサヒビール(株)、(株)Vai&Co、東亜商事(株)、ペルノ・リカール・ジャパン(株)] (50 音順)

当試飲会およびセミナーは業界関係者を対象としておりますので、
一般の方はご来場をご遠慮ください。

-----------------------------------

申込みは3月27日(金)までです。
試飲会もセミナーも、もちろん無料です

お申し込み、お待ちしています。



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4/10 ロゼシャンパーニュ&ロゼワインと楽しむフレンチ・ディナー

2009-03-11 10:16:21 | ワインのお仕事
昨日見たら、うちの近所の土手の彼岸桜がうっすらと色付いていました。

今年の  の開花予想日は?なんてニュースも流れるようになってきて、ホント、日本人って桜が好きよねぇ・・・と感心している次第ですが、かくいう私も桜はもちろん大好き(笑)

桜が咲くと、ぱあっと明るくなり、いよいよ春だなぁ~とウキウキしますよね




ということで、
桜のロゼ色をテーマにしたワインとフレンチとのマリーアージュ会のセミナー講師をすることになりました。

会場は、一度行ってみたいと思っていた、駒場東大内にある
フレンチレストラン「ルヴェソンヴェール」 

最初できたとき、え?東大のキャンパス内にフレンチレストランが?!と驚いたのですが、TVでもよく紹介されていますし、ロケーションがかなり素敵なところみたいなので、いつか行きたいと思っていました。

でも、なかなか行くチャンスがなく・・・とずっと思っていたところに今回のお話をいただいたので、これはもう、二つ返事でお引き受けしました(笑)



今回のワインは、ロゼ・シャンパーニュにはじまり、ロゼづくし

最後のデザートワインだけはロゼではなく(セミヨンの貴腐ワイン)、はちみつ色の甘口ワインですが、これも春の宵にいただくのに良さそうです。



お料理はこれから決めていきますが、ワインに合わせたスペシャルなメニューになりそうで、私もとても楽しみにしています。

ロゼワインのお話もたっぷりしますが、主役はワインとお料理

東大のキャンパスに入ってみたい!
フレンチ&食べることが好き!
シャンパン&ワインが好き!
私に会いたい!(笑) 

という方、お待ちしています~



モエ・エ シャンドンのロゼ・シャンパーニュ&ルイ・ジャドのロゼと楽しむフレンチ・ディナー

●日時 : 2009年4月10日(金) 19:00~21:00

●会場 : 東京・駒場 フレンチレストラン「ルヴェソンヴェール」
      京王井の頭線 「駒場東大前」下車徒歩3分
      http://www.madoi-co.com/food/leversonverre/komaba.html

●人数 : 15名(定員に達し次第、参加申し込み受付終了)

●参加費: ¥10,500.-(料理代、ワイン代、セミナー代込み、税込)

●講師  : 綿引 まゆみ


*ワインリスト、詳細および申込みは、下記URLにアクセスして確認ください。

 http://plaza.rakuten.co.jp/earthdreaming/diary/200903090000/

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ブルゴーニュの紅白スパークリング

2009-03-10 10:23:05 | ワイン&酒
先月の試飲会で、オススメ といわれて試してみたのがコチラ。



Vin Mousseux Blanc de Blancs Chardonnay Brut 
Louis Picamelot (Bourgogne, France)

ヴァン・ムスー、つまりスパークリング・ワインで、シャルドネ100%のブラン・ド・ブランです。
要は、シャンパーニュと全く同じ品種構成なのですが、こちらの価格は1,000円台と非常にリーズナブル 

複雑味にはやや欠けるものの、みずみずしいフルーツ感をしっかりと味わうことができ、ボディの厚みもほどよいスパークリングです。
シャンパーニュのブラン・ド・ブランと同じシャルドネ100%でありながら、この価格で出しているのは素晴らしい!


ルイ・ピカメロ はフランスはブルゴーニュの南のリュリーに1926年に設立され、現在は初代ルイ・ピカメロの孫になる兄弟が3代目として引き継いでいます。

近年ワイナリーを新築し、非常に行き届いた品質管理の下、手摘み、少量生産にこだわったワインづくりが行われているということで、なるほど、納得!



Bourgogne Mousseux Pinot Noir Brut

同じくピカメロの、ピノ・ノワール100%を使った「赤いスパークリング」

シャンパーニュなら、ピノ・ノワール100%で白い「ブラン・ド・ノワール」のシャンパンをつくりますが、このスパークリングは皮の色素がたっぷり出た鮮やかな赤色です。

しっかりとした果実味とタンニン、穏やかな酸のバランスがよく、濃い色の割にスッキリ爽やかに飲め、ナチュラル感のあるワインだと感じました。

価格は2,000円をちょっと超える感じですが、品質、ユニークさ、etc...を考えると、かなりオススメの1本です。



紅白2本セットで飲んでもいいですね。
私なら、アペリティフによく冷やした赤をまず飲み(意外といけそうです)、軽めの前菜や魚料理に白を、チキンやポークの主菜なら赤を、というマリアージュで飲んでみたいかな?

泡がなめらかで落ち着いた味わいなので、料理にも合わせやすいと思います。


(輸入元:モトックス)

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ペニンシュラ東京で2009円ランチ

2009-03-09 11:54:33 | レストラン&店
今年が2009年ということもあってか、
日比谷のペニンシュラ東京で、 「2009円ランチ」 を3月31日まで楽しめます。

本来なら、ここでのアフタヌーンティーを楽しみたかったのですが、友人との都合が合わず、それならばとランチに出かけてきました。



2009円ランチがいただけるのは、1Fのロビーと、24Fの「Peter」ですが、
今回は 「Peter」 をチョイス。

というのも、皇居側に面した席からの眺めが素晴らしいからです

実際、通された席も皇居側の窓側。
目の前に何も遮るものがなく、皇居前広場やお堀を見下ろしながらという眺めはほっと落ち着きます。

ただ、店内にかかっている音楽がちょっと騒がしく、ゆったりした雰囲気でランチをいただくのには相応しくないような・・・



さて、肝心のランチは、前菜、メイン、デザート の3品構成です。



サーモンムース

バケットに隠れてよく写っていませんが、それほど大きくないポーションのムース。味はまずまずといったところでしょうか。



スズキのポワレ

メインは魚か肉をチョイスでき、この日の肉はポークでしたが、前日にヘビーな食事をしていたので魚にしました。
よくあるポワレですが、下にお米のようなパスタが敷いてあり、それの食感が良かったです。



イチゴのデザート

季節的にもピッタリなイチゴを使った、甘さ控えめの軽めのムース系デザート。
デザートは選べません。




何種類かあるパンはお代わり自由で、バターは無塩とパプリカ?入り



一皿のポーションは軽めで、男性ならかなり物足りないかもしれませんが、パンがお代わり自由なので、そのあたりでお腹の調整ができそうでしょうか(笑)

ランチの価格が、通常なら4,000円超~という価格設定を考えると、3品で2009円(10%のサービス料を入れると2209円)ですし、24Fからの素敵な眺めも楽しめるのですから、トータルで考えるとお得なランチといえるでしょう。

食後の飲物は付いてきませんが、別注文で紅茶が700円でしたから、トータルで3,000円でお釣りが来る計算です。

2009円ランチは土日もやっていますが、かなり混雑して入れない恐れもありますので、平日に行ける方は平日がオススメです。



この「Peter」では、夜はシャンパン飲み放題の「6,800円ディナー」という企画も開催中で、ボトル1本は軽く飲めてしまう人なら絶対にお得!(笑)
銘柄はたしか、ローラン・ペリエだったと思います。

2009円ランチもシャンパン飲み放題企画も 3月31日まで
お早めにどうぞ~

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「NASU WINE」情報

2009-03-08 14:57:16 | ワイン&酒


「キャッチ The 生産者」第28回にアップした 「NASU WINE」

先日紹介した 3/26の汐留でのイベントコチラを参照) でいくつか飲めるはずです。



どのワインが出るかわかりませんが、
ワインをつくっている渡邊さんが、たぶん会場にいらっしゃると思うので、直接会って色々なお話が聞けそうかも?
(→いらっしゃるという情報をいただきました☆)

事務局の話では、このブログで紹介して以来、続々と参加申し込みが入っているようですので(笑)、気になる方はお早めにどうぞ~



NASU WINE のHP発見!→ http://homepage2.nifty.com/nasuwine/


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