ワインな ささやき

ワインジャーナリスト “綿引まゆみ” (Mayumi Watabiki) の公式ブログ

Veganのフランチャコルタを発見!

2017-11-15 10:12:19 | ワイン&酒
昨日都内で開催されたフランチャコルタの試飲会に出かけたところ、
Vegan(ヴィーガン)のフランチャコルタと出合いました。

フランチャコルタは、イタリア北部のロンバルディア州中央部の指定市域でつくられる瓶内二次発酵のスパークリングワインのことです。

使用されるブドウ品種は、ピノ・ネロ(ピノ・ノワール)、シャルドネ、ピノ・ブラン(ピノ・ビアンコ、最大50%)の3種のほか、エルバマット(Erbamat)という土着品種を最大10%まで使うことができます。

試飲会ではさまざまなフランチャコルタが紹介されていましたが、ヴィーガンのフランチャコルタには、今回初めて出合いました。


Franciacorta Brut “GREEN VEGAN” Tenuta QUADRA

このキュヴェの読み名は「グリーン ヴェガン」
骨格がしっかりしていながら、ジューシーでじんわりしみ込み、これはおいしい!
まっすぐな味です。

ヴィーガンはベジタリアンのカテゴリのひとつで、完全な菜食主義者のこと。
乳製品も食べません。
そんなヴィーガンの人のために、ケミカルなもの、動物由来のものをまったく使わずに、栽培、醸造されています。



ブドウ品種は、シャルドネ70.5%、ピノ・ビアンコ27%、ピノ・ネロ2.5%、醸造はステンレスタンクのみで行ない、瓶内熟成は54カ月。ドサージュは6g/l。


生産者のイメージでは、“寿司、キュウリ”だそうです。

オーガニック、ビオロジック、ビオディナミのワインとはまた違い、ヴィーガンのワインは、ヴィーガン独自の基準があるみたいですね。

先日、別の国のワインで、ヴィーガン向けのワインを試飲する機会がありました。
ヴィーガンの需要は、私たちが気付かないだけで、実はかなり多いのかもしれません。




隣のオレンジのラベルは Franciacorta Brut “QBlack”
シャルドネ61%、ピノ・ビアンコ26%、ピノ・ネロ13%、95%はステンレスタンクで、5%をバリック樽でアルコール発酵させ、ドサージュはグリーン・ヴェガンと同じ6g/l。
フルーツやナッツの香ばしさがほんのりと感じられるブリュットです。



テヌータ・クアードラは、2003年に設立、2008年に現在の運営に変わった新しいワイナリーですが、ブドウ畑は設立以前に栽培されており、現在は自社畑を30ha所有しています。

※輸入元:MONACA  輸入元希望小売価格:各 750ml 4600円(税抜)

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イタリア地場品種ブドウ「スキオペッティーノ」のワインが面白い!

2017-11-14 10:34:57 | ワイン&酒
先週から今週は、イタリアワインの生産者が来日して行なわれるプロモーションが多く続いています。

昨日も午前中から夜までのトリプルヘッダーでしたが、私がイタリアワインのテーマとして追っている要素(若手、マイナー産地、ローカルブドウ品種)をすべて持つワインがありました。


Schiopettino DOC Friuri Colli Orientali LENUZZA (Friuli)

北イタリアのフリウリ東部、スロヴェニアとの国境近くの村プレポットの若き生産者ダニエーレ・レヌッツアが紹介してくれたスキオペッティーノの赤ワインです。

スキオペッティーノはブドウ品種名で、プレポット周辺のみで栽培されている地場ブドウ品種だそうです。

このスキオペッティーノからつくられる赤ワインの、2015年、2013年の2ヴィンテージが紹介されていました。
ノンフィルターです。

独特の野生的な風味があり、その中にジューシーさやほんのりとした官能的なニュアンスもあり、余韻へと続いていきます。
濃度はそれほど濃くなく、しなやかさと軽快さがあり、心地よい口当たりが、次にもう一杯飲みたい気持ちを誘います。

2015年ですでにおいしく飲めますが、2013年になると熟成感、複雑味が増し、まったり感も出てきます。
どちらもおいしいなあ~

輸入元の現行ヴィンテージは2012年で、希望小売価格3600円(税抜き)。




ダニエーレさんは23歳!
この8月に結婚したばかりの奥様と一緒に来日しました。

レヌッツア家は、1900年頃から農業と家畜業を行なってきましたが、ダニエーレさんの祖父が1954年からブドウ栽培に集中し、本格的なワイナリーとして、ワイン造りを行ない、現当主であるダニエーレさんの父ジャンパオロさんに受け継がれています。

経営の中心はジャンパオロさんですが、若いダニエーレさんが加わり、「ヴィーニャ・レヌッツア」は大きくパワーアップしたみたいです。




ラベルデザインは、2013年に一新。
このデザイン、かなりインパクトあり、なかなか楽しいですよね。

「8」というエッチングのワインは、ダニエーレさんが2015年にリボッラ・ジャッラとマルマジアで仕込んだ白ワインで、4カ月マセラシオンを施したものだそう。
1樽のみのチャレンジなので、本数は260本ほどらしいですが、今回の日本でのプレゼンテーションでも、かなり反響があったとか。
「8」は彼らの結婚記念日(8月8日)にちなんでいるらしく、無限大∞も表現しているようです。

彼はまだ23歳ですし、これからいろいろなことしてくれそうですね!


※輸入元:相模屋

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ワイン好きに嬉しい「ビストロ・ダルテミス」@北参道

2017-11-13 10:00:00 | レストラン&店
先日、ワインメーカーディナーで北参道の「ビストロ・ダルテミス」に伺った際、時間を間違えて早く着き過ぎてしまいました。
そのまま時間を過ごすのももったいなかったので、お店やワインについて、ソムリエの三津田さんに色々と聞きました。

ここ、元々気になっていた店でしたが、メニューを見せてもらいながら話を聞いてみると、やはり、かなり使えそうです。

ディナーアラカルトがあるものの、4800円コース(アミューズ、前菜、魚料理、肉料理、デザート、コーヒー)、3800円コース(4800円コースで魚か肉のひとつをチョイス)を注文した客に限り、オススメワインセット1200円が注文できるのですが、これが非常にオトクなんです。



三津田ソムリエによると、それぞれの皿に合わせてグラスワインを出すので、4800円コースは3種類か4種類出すことになるそうです。

4種類のグラスワインで1200円ですよ?
しかも、この店は、税込み価格で、サービス料もありません

3800円のコースにワインセットを組み合わせれば、2人で税込1万円!

思わず、「お店が損してませんか?」と、訊いてしまいました



私がいただいたのは、メーカーズディナーの特別料理ですが、参考までに画像で紹介しますね。


フランス産キャビア


天使の海老と雲丹と帆立 玉ねぎのムースにコンソメのジュレ


真鯛のポワレ ブイヤベースソース


ハンガリー産鴨胸肉の炭火焼


オーストラリア産仔羊のロースト ジュのソース


洋梨のコンポート リースリング風味



ボトルワインは2900円くらいから あります。
最も多く出る価格帯は5000円、6000円台だそうです。

ワインリストを見せていただきましたが、かなり良心的だと思いました。
もちろん、ボトルワインも税込価格です。

グラスワインだって、550円からあります。
いいんでしょうか?

ワイン好きには天国のような店です。
次はおいしいもの好き&ワイン好きの友人を誘って行きたいと思いました。

料理メニューとワインリストは、お店のホームページで確認してください。




Bistro d'Artémis  ビストロ・ダルテミス
東京都渋谷区千駄ヶ谷4-5-11 ビクトリアプラザ1F
http://www.dartemis.jp/


常連さんが多いようなので、予約した方がいいと思います。

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柿は外国でも「kaki」で通じる!

2017-11-12 15:44:56 | おいしい食べもん
毎年この時期になると、福島の叔母が送ってくるのが、「会津 みしらず柿」



会津地方で昔から植えられている渋柿で、身のほど知らずに大きな実をたくさんつけるから、という言い伝えがあります。



いつもは箱単位で送ってくれるのですが、なかなか食べ切れないので、今回は少量パックで届きました。
アルコールで渋を抜いているので、とても甘く、果肉は少しやわらかめ。
今回もおいしくいただきました



そういえば、先日、フランスを旅していた時に、街の食材屋さんの店頭で「柿」を見つけました。



表記は「kaki」
英語ではpersimmon(パーシモン)ですが、最近はどこの国で見ても、「kaki」と表記される傾向にあるような?




スーパーで見つけたフランス産のシイタケは「shitake」でしたし、日本の言葉がそのまま海外でも使われるケースが多くなってきました。

そういえば、漫画もすっかり「manga」で通じますね(笑)


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米オレゴン「ヨハン・ヴィンヤーズ」@Fine オーガニックワイン記事

2017-11-11 11:24:32 | ワイン&酒
ナチュラルライフを提案するライフスタイル誌「Fine」12月号 が11/10に発売され、私が執筆している連載のオーガニックワイン記事が紹介されています。

アメリカはオレゴン州の 「ヨハン・ヴィンヤーズ ―JOHAN VINEYARDS」になります。



初めてヨハンのワインを飲んだ時に、とても才能ある生産者だと感じ、ずっと胸の中に名前がありました。
そのヨハンを、改めて雑誌記事として紹介できました。



「Fine」 2017年12月号 (11/10発売) 680円 (日之出出版)

※「Fine」12月号 P34-35をご覧ください



来年1月発売になる次の生産者の記事は、ただいま絶賛執筆中!

原稿締切が週明けなので、この週末も休みなしです、はい


【参考】
vol.1 コノスル@チリコチラ

vol.2 ツィント・フンブレヒト@フランスコチラ

Vol.3 フィーナ@イタリアコチラ



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フランス製Bioの歯磨きペーストを検証

2017-11-10 09:26:05 | お出かけ&旅行
すみません、原稿締め切りを複数抱えてアップアップなので、安易な話題でご容赦を〜

フランスで買ってきた、ビオの歯磨きペーストの検証です。



スーパーで見かけて、興味を惹かれ、安かったので買ってきました。
2.21ユーロ。
今時珍しい金属製チューブ。



容量は75mlで、重量はチューブ本体で90gありました。

ペーストの色は白。
マイルドなミント味で、刺激はほとんどありません。

特徴的なのは泡立ちで、磨いた時にほとんど泡が出ません。

ですから、あまり磨いている感はありません。
それでも、磨いた後は、穏やかなスッキリ感があります。

泡立ちと刺激を求める人には物足りないかもしれませんが、この穏やかさがビオっぽいかも?(笑)



成分の99%がナチュラルで、ECOCERTの認証を取得しているみたいです。
飲み込まないとはいえ、口に入れるものなので、ケミカルなものが気になる人には嬉しいですね。

興味ある方は、フランスのスーパー「カルフール」でどうぞ~


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チリワイン「コノスル」のゴンサロが北米担当へ

2017-11-09 12:11:45 | ワイン&酒
実は意外と伝統的なワイン産地であるチリにおいて、創業も新しく(1993年)、革新的なことに取り組んできたCono Sur コノスル社は、日本はもちろん、世界中で高く評価されているワイナリーです。



そのコノスルに、2003年に入社し、アジア・オセアニア地区の輸出ディレクターとして長い間尽力してきたゴンサロ・マリナが来日し、11月1日付で北米担当マネージャーに異動した、と発表しました(11月8日)。
栄転です。

ゴンサロは若い頃から知っていますが、童顔なので、昔からあまり変わらないかも?



この写真は、ゴンサロが2006年に来日した時に撮影したものです。
隣にいるのはチーフワインメーカーのアドルフォ・フルタード
アドルフォも若い!(笑)


現在のアドルフォ

アドルフォの説明では、北米市場では、カナダは良好なものの、アメリカ市場においては、チリワイン全体があまり成功していない、といいます。
そこで、アジア・オセアニア地区で活躍してきたゴンザロを北米担当に据え、アメリカ市場に積極的に取り組んでいくとのこと。

ゴンザロは、3年前まで上海の支店にいて、その後はチリにいながらアジア・オセアニア担当をしていました。アメリカには支店はないので、そのままチリにいながら北米を担当するそうです。

ゴンサロに会えなくなってしまうのは淋しいですが、彼のますますの活躍を願ってます。
彼は仕事ではなかなか日本に来れないですが、日本には思い入れがあり、プライベートでは来る気マンマンみたいです(笑)



ゴンザロの後任となるのが、クリスチヤンです。
彼は上海に8年、コノスルは7年のキャリアを持っています。
ゴンザロとは上海支店で7年間一緒だったということですね。



北米担当のゴンザロ、アドルフォ、アジア・パシフィックのクリスチャン

新体制のコノスルのこれからに注目ですね。



この日は、コノスルを代表するワインが紹介されました。



生産量の80%が日本市場へ、という「コノスル センティネッラ ブリュット ブラン・ド・ブラン 2013」は、すでに完売!2014年は天候不順で造られなかったので、次の2015年ヴィンテージまで待たねばなりません。2018年春の発売予定です。




アドルフォのおじさんの畑という「コノスル シャルドネ 20バレル リミテッド・エディション 2016」は、希望小売価格2800円(税抜)という素晴らしいコスパ。




初ヴィンテージの2002年からブドウ木も樹齢を重ね、実にいい感じになってきた「コノスル オシオ ピノ・ノワール 2013」




2010年が初ヴィンテージで、これは2年目となる「コノスル シレンシオ カベルネ・ソーヴィニヨン 2011」ですが、着実に熟成を重ねつつあります。




チリ南部ビオビオ・ヴァレーのリースリングを遅摘みした「コノスル コセチャ・ノーブレ レイト・リースリング 2013」。ボトリティスが付き、複雑な味わいながら、甘さは非常に繊細でエレガントでした。





左端は、輸入元である株式会社スマイルの常務取締役執行役員の菅 宣雄さん。

「チリは安くておいしいイメージが定着したが、今後は安さだけでは難しい。コノスルとしては、プレミアムなものを追いかけていきたい」と、菅さん。

私たち消費者も、チリワインには安さを求めてきましたが、それだけでは物足りなくなってきたのも事実でしょう。

品質で勝負できるポテンシャルを持つチリワインですから、私たちも、今後はチリワインとちゃんと向き合うべき時期に来ています。

※輸入元:株式会社スマイル


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深まる秋にこっくりした味わい&色合いのロゼシャンパーニュを

2017-11-08 10:15:42 | michill
記事更新のお知らせです。



はたらく女性のための生活情報サイト『michill(ミチル)』に最新執筆記事がアップされました。

今回のテーマは、「深まる秋にこっくりした味わい&色合いのロゼシャンパーニュを」になります。



こちらから 読めます



ロゼのシャンパーニュは色々ありますが、このロゼシャンパーニュは私が最も愛するもののひとつです。
その理由は、ぜひ記事をご覧ください~

読んだ後「このコラムにありがとう」ボタンを ポチッと押してくださると嬉しいです!

michill トップページ
https://michill.jp/




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フランス各地で「マクドナルド」増殖(笑)

2017-11-07 10:25:50 | お出かけ&旅行
さて、ようやくフランスから帰ってきました。
今日は、フランスでよく通っていた「マクドナルド」のお話です。

なにも、フランスまで行ってまで、「マクドナルド」に入らなくてもいいんじゃない?とお思いの方もいらっしゃることでしょう(笑)

が、「マクドナルド」は、フランス滞在中に何かと便利でした

特に、車を走らせていると、ちょっとした地方都市なら、必ずお馴染みのあの看板が現れるので、トイレを借りたい、軽くコーヒーブレイクしたい、という時に使えました。

なにより、“よく知っている店”、ということもあります

今回も3、4回は利用したでしょうか。
フリーWi-fi もあるので、メールチェックもできました。



日本にはないメニューもあったので、イタリアンバーガー(正式名称は失念)なんていうものを頼んでみました。

中身は普通のバーガーとほぼ変わりませんが、外側のパンがいつものバンズではなく、ハーブ入りのパンになっています。
フランスパンとまではいきませんが、少し噛みごたえのあるパンで、ハーブの風味もいい感じでした。これはなかなかオススメです。
価格は2ユーロほどで、一番安いマックバーガーよりほんの少しだけ高い程度。



郊外店は駐車スペースが広くて便利

オーダーはセルフの自動販売機みたいなマシンで行ない、出てきたレシートを座席テーブルの上に載せて座って待っていると、スタッフが注文品を運んできてくれます。

よって、フランス語が話せなくても注文できます(笑)



コーヒー1杯なら、日本のようにカウンターですぐに出してもらえる方が早いと思うのですが、短い時間でも、フランス人はカウンターで待つことが苦手なんでしょうかね。

ともかくも、なにかと使えるファストフード店でした


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Vino Vipリポート@月刊「たる」

2017-11-06 10:00:10 | ワイン&酒
現在発売中の月刊「たる」11月号に、私が執筆した「Vino Vip」現地リポートが掲載されています。



Vino Vipについては、すでに 徳間書店のweb「&GP」にてリポート していますが、今回は業界専門誌でのリポートです。



「たる」11月号は、日本ワイン特集になっていますので、興味ある方は、ぜひお手に取ってみてください。定価510円です。

Vino Vipのリポート記事は、P21に掲載されています。

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やっぱりおいしいフランスの菓子パン&スイーツ♪

2017-11-05 12:38:52 | お出かけ&旅行
昨日は、ちょっと残念だったフランスのパン&スイーツを紹介しましたが、もちろん、
フランスのおいしいパン&スイーツも当然ありました。

たとえば、干しブドウの入った「パン・オ・レザン」



次の滞在先に向けて山道を車で走っていた日暮れ時、道路が封鎖!
いったん戻り、迂回路を走っていた途中の町で、灯りが点いていたパン屋を発見しました。
その店で買ったのが、この「パン・オ・レザン」と「クロワッサン・ショコラ・ダマンド」、「モカエクレア」。

とりわけ、パン・オ・レザンが素晴らしく美味でした。
パリッとしているのに、噛みしめると、むっちり。
実は、この前に食べたパン・オ・レザンが残念だったので、なおさらおいしく感じたのかもしれませんけれど(笑)



こちらが残念だった別のパン屋のパン・オ・レザン(ちょっと食べかけです)。
生地を見ておわかりのように、生地が日本の菓子パンのようにふわふわしていました。これはいけません。

上は偶然見つけたパン屋でしたが、縁は奇なもので、その2日後、ランチの後にコーヒーを飲もうと隣町まで少し車で走ったカフェに入る際、なんだか懐かしさを感じました。
もしかして、あの角を曲がると、あのパン屋があるのでは?

カフェでコーヒーを飲んだ後に行ってみると、本当にあのパン屋がありました!
最初に立ち寄った時は夜で暗かったので、町の様子はよくわかりませんでしたが、本当にこの町でした。
嬉しくなって、あのパン・オ・レザンを買おうとしましたが、もう売り切れていました。



でも、「クロワッサン・ショコラ・ダマンド」があったので、これをリピート。
中にチョコがしっかり入っていて、安定のおいしさ。



さらに、「ショソン・オ・ポム」(リンゴの甘煮入りパイ)を購入。
これもおいしかったです。

地方の町のパン屋ですが、ここはレベルが高いです。
なによりも、偶然見つけたパン屋に、また偶然に再訪できたのですから、この店とは縁があるのかもしれません





こちらは、サヴォアのボーフォールチーズを求めて立ち寄った町のケーキ屋さんで食べたケーキ。
ショコラティエでもある店なので、チョコレートのケーキにしてみたところ、チョコが濃厚!間には洋梨が挟まっていました。
写真ではわかりにくいですが、サイズが大きく、かなりのボリューム!



スキーリゾートの町ですが、シーズン前の今は閑散として静かでした。




こちらはまた別のお菓子屋さんのショーケース。
カラフル~





ある町のビストロで食事をした後に選んだデザート「ババ・オ・ラム」
イースト種の焼き菓子にラム酒をたっぷり含ませたクラシカルなデザートです。

日本ではババを出す店なんて、もうないのでは?
ババがデザートメニューに載っているなんて、やっぱり、さすがフランスです

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外国では祝日にもご注意を!

2017-11-04 17:06:24 | お出かけ&旅行
一昨日は、外国のサマータイムの切り替え日について書きましたが、
外国では祝日にも要注意です。

ハロウィンの翌日の11月1日、フランスの地方都市にあるよく知ったブランジェリーでランチ用にサンドイッチを買おうとしたら、まさかの閉店。
近くにあるカフェもクローズしています。
日曜ではないのに、なんか変…

気を取り直し、まあ、どこかで買えるでしょう、と思っていたら、どこへ行っても、ことごとく閉まっていて、スーパーでさえも開いていません。

小さな村でポツンと開いていたパン屋を見つけたのは、おやつの時間といっていい午後3時すぎのこと。
店で対応してくれたのは、中学生くらいの男の子でした。

空腹の勢いであれこれ買って食べてみたものの、うーん、これは微妙な…




見た目はおいしそうなキッシュ・ロレーヌは、ベーコンがゴロゴロ入ってズッシリしていましたが、とにかく塩辛くて参りました



手のひらより大きいサブレは、かなり日数が経っているような…?



エクレアはかろうじてエクレアでしたが、悪くない、という程度。でも、これが一番食べられました(笑)



フランスのパンやお菓子はレベルが高いと思っていましたが、中にはそうでないものもある、という経験をしました、はい(笑)

そんな経験をするハメになったのは、店がことごとく閉まっていたからですが、なぜどこもクローズなのかを考えてみたところ、もしかして、ハロウィンの翌日だから?



フランスの村で見つけたハロウィンのポスター

調べてみると、ハロウィンの翌日の11月1日は「諸聖人の日」で、フランスの祝日となっていました。

どうりで、どこもかしこも休みなわけです。

というわけで、海外では祝日チェックも怠ってはいけないことを、改めて学びました

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フランスのビオ製品

2017-11-03 14:03:49 | お出かけ&旅行
私はビオ製品だけを選ぶ人ではないですが、ビオのものがあり、価格が順当なら、選んでみようかな、というレベルです。

フランスのスーパーにはビオ製品のコーナーがあり、それ以外の棚にもビオ製品が並んでいます。



今回見つけたのは、ビオの卵



大きさは日本の卵と変わりありません。
でも、黄身と白身の盛り上がりがスゴく、食べてみると、しっかり卵!




ビオではないですが、放し飼いの鶏の卵もありました。



卵黄は小さかったですが、球体に近い丸さで、白身の粘性はとても強かったです。



ビオのマスタードは、辛味がマイルドで、酸がしっかりありました。



ビオの歯磨きペーストなんてものも発見!
面白いので、買ってみました(笑)

味は、そのうち試してみます。

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サマータイムにご注意を

2017-11-02 10:00:54 | お出かけ&旅行
外国にはサマータイムがある国があります。

私が今いるフランスもサマータイムがあるのですが、今年は切り替え時期が3月と10月で、終わりの日が10月29日でした。

10月29日(日)の午前2時に1時間調整され、1時となります。

1時間得した形になるので、サマータイムの終わりはそれほど気にしないでいいですが、始まりの時は1時間早まるので、注意が必要です。


フランスはヨーグルトの種類が多い&安いので、よく食べました。

以前、ヨーロッパから日本に帰国する日が3月のサマータイム開始日でしたが、当日まで気付かずにいて、慌てたことがありました。

日本にはサマータイムがありませんので、認識が弱いですが、サマータイムを導入している国はたくさんあります。
また、それぞれで切り替え時期が違います。

お出かけの際は、サマータイムにもご注意を〜

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フランスのチーズを求めて

2017-11-01 10:10:55 | お出かけ&旅行
今回のフランスの旅では、フランスのチーズもテーマにあり、スイス国境に近い場所までチーズを買いに行ってきました。


サヴォアのボーフォールチーズ

冬季オリンピックが開催されたアルベールヴィルにボーフォールチーズ生産者組合の直営店がありまして、そこでボーフォールを量り売りで購入しました。



牛の乳から作られる大型のチーズです。
このくらいの大きさ、というと、それで計量してくれます。
これで250g。1kg15.3ユーロなので、3.83ユーロ。
日本円で500円ほど。安い!




その他にはヴァシュランを購入。
直径12cmほどの牛の乳のウオッシュチーズで、木の枠に入っているのが特徴です。
モンドールは日本で有名ですが、このヴァシュランはあまり見ないような?





フランスには魅力的なチーズがたくさんありますが、あれこれ持って帰るのは大変なので、滞在中に色々と食べています。



Grand Tomachon は、フランス中央部Bourbonnais(ブルボネー)の牛のチーズ。



見た目はゴツいですが、とってもクリーミーでした。

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