朝晩涼しくなって気持ちよく寝ていられますね。朝寝坊しないように。
さて小海線の旅、小諸にやってきました。
小諸駅を下車すると昔来た時よりかなり寂れた感じがします。
やっぱり新幹線が佐久平の方に迂回したせいでしょうか。軽井沢から小諸を通らずに上田に行ってしまったのは何となく不思議です。
地元の人に聞いてもはっきりしたことは言いません。
懐古園 三の門
小諸と言えばやはり小諸城跡ですね。
駅からしなの鉄道のガードをくぐると懐古園の三の門にでます。
古城の跡という感じがします
料金所から北丸跡、紅葉谷に架かっている黒門橋を通り水の手展望台に出ます。
城内は綺麗に手入れされていて気持ちよく散策できます。
小諸城は全国的にも珍しい城下町より低い穴城で浅間山の火山灰でできているため、水を用いず、崩れやすい断崖が堅固な要塞になっている。
とガイドに書いてありました。
水の手展望台から見た千曲川の流れ
緑の山々を切り裂くように流れる千曲川。日本にはよくある風景ですがやっぱり信州だなと思ってしまいます。
こんな感想でしか伝えられないのは歯がゆいというか寂しい。
懐古神社
途中に藤村記念館がありました。
藤村像
島崎藤村はいい男で文章もすごいので女性にもてたことでしょう。
ご隠居も文章は面白いといわれていますが顔がいまいちなのであまりもてません。
館内は藤村の小諸時代を中心とした作品・資料・遺品が展示されていました。
売店に藤村が執筆したおなじみの文庫本が販売していました。何十年か前に読んだ記憶はありますが内容は全く覚えていません。
「千曲川スケッチ」を改めて買ってみました。
夜ホテルで読んでいたらすぐに眠ってしまいました。
高原の上・・・・・・・から
晴れていく高原の霧の眺めはどんなに美しいものでしょう。すこし裾の見えた八ヶ岳が次第に険しい山骨顕わしてきて、終いに紅葉の光を帯びた頂まで見られる頃には、影が山から山へ映しておりました。
甲州に跨る山脈の色は幾たび変わったか知れません。
今、紫がっかた黄。急に日が当たって、夫婦の行く道を照らし始める。
見上げれば、ちぎれちぎれの綿のような雲も浮かんで、いつの間にか青空になりました。ああ朝です。
男山、金峯山、女山、甲武信岳、などの山々も残りなく顕れました。遠くその間を流れるのが千曲川の源、かすかに見えるのが川上のです。
千曲川は朝日をうけて白く光りましたー
風景描写はこんな感じで書くと売り物になるのですね。