木曽福島駅前から小さなバスに揺られて約50分、こんな山の中にアトラクションはあるのでしょうか。
途中は手入れの行き届いた山林が続きます。赤沢自然休養林。
日本の森林浴発祥の地です。
日本三大美林、ご存知でしょうか。
木曽檜、秋田杉、青森ヒバ
ヒバはヒノキ科アスナロ属ですから外見からはどれがどれやらよくわかりません。
樹齢300年を超えるヒノキの大木が威厳ある美しさで迎えてくれます。
7つの遊歩道も整備されていて体力なわせて散策すれば心の中まで洗われそうです。
人間の歴史は森を見ればすぐに木を切り倒して住宅や畑にしてしまいますが日本人には森を大切にする心が残っていてよかったなと思います。
さて赤沢森林鉄道に乗車しました。これが目的の一つです。
大正時代から始まり昭和50年5月にはトラック輸送には勝てずに廃止になりました。
木曽谷の奥深く分け入り(最盛期には428km)木曽の良木を搬出して来ました。
乗車券はヒノキで作られていて記念になります。
往復2.2km25分の旅です。途中、東京ディズニーランドのレイジングスピリッツのように一回転するようなサプライズはもちろんありません。癒し系です。
渓流を眺めながらのんびり乗ってみましょう。爽やかなヒノキの芳香です。
整備のため運行しない日があるのでよく調べていきましょう。
ボールドウィン号
大正4年、アメリカ製。津軽森林鉄道ととに好評を博した蒸気機関車です。
煙突に特徴ありますね。防塵構造になっています。今年で導入100周年だそうです。もちろん現在は保存されているだけです。
そして上松まちのもう一つの観光地は寝覚ノ床
浦島太郎が現生に戻ってきて知人を探して諸国をさまよいいつしかこの上松に住み着きました。
そしてここでお土産の玉手箱を開きまるで夢から醒めたようにいっぺんに300歳の老人になってしまいました。
でも浦島太郎の伝説は日本各地にあるそうです。
東急東横線反町駅には「浦島太郎伝説」というパネルがあるそうです。
横浜市神奈川区にも浦島伝説があって、太郎は竜宮城から玉手箱だけではなくて観音像も持ち帰り、父母の墓がる武蔵国白旗(現在の神奈川区)にたどり着く。
そこで玉手箱を開けずに墓を守りながら暮らしたとのことです。
日本中歩いていると一つの話でもいろいろストーリが違ってきて面白いですね。