村上原基、滋賀県安曇川の山中20年⇒麓の町の田中に一人暮らし人生

山中で20年一人暮し後71歳から麓の田舎町で暮している、断捨離し自然な生き様と山暮らし体験に基づく人生論及び写真を紹介

第8号 村上和隆の人生塾「一言」   平和とか、平穏というのは、本当に良いことなのか

2008-03-26 12:39:47 | 人生
関西ISOシニアコンサルタントネットワーク代表村上和隆:東京出身-大阪赴任-京都事務所-滋賀田舎暮し (東工大⇒大阪松下電器⇒京都エンゼル工業⇒ローム⇒テクノ経営⇒関西ISOシニアコンサルタントネットワーク代表)

8.平和とか、平穏というのは、本当に良いことなのか

戦後悲惨な戦争で負けたということもあって、日本は平和国家を旗印にし、おかげで驚異的な経済発展を遂げてきました。
平和が望ましいというのは確かにそうですし人殺しや悲惨な紛争・戦争は嫌ですし、私も平和主義者の一人です。

しかし人が切望する平和・平穏は、皮肉なことに、幾つかの問題を引き起こしてしまうのです。すなわち自分だけが平和・平穏であるなんてことも、永遠に平和・平穏が続くなんてことも有り得ないのです。
また長い平和・平穏によって日本の若者は、生きがい、気力・体力、働く意欲を奪われてしまったとも言えるのです。

①平和・平穏により危機感が薄れる
②平和・平穏が当り前になり緊張感がなくなる
③いざという場合の備えを疎かにする

どんな事でも、良い面だけではない、よく効く薬ほど副作用があるのです。平和・平穏が続くと、目に見えないところで、じわじわと争いのタネが増殖していくのです。
平和というのは、何もない状態とか平穏無事な状況とか言い直しができますが、平和・平穏の有り難味も忘れて、ノンベンダラリンの無防備状態になっていってしまうのです。平和⇒油断、「油断大敵」というやつですね。
そういう無防備状態を例えば、俺俺詐欺やリフォーム詐欺など油断する人々を狙う者が現れてくるのです。健康だからなどと、この世の春を呑気に謳歌しているとある日突然、癌を宣告されることがあるのです。

油断したら、縄張りが奪われるというのが、自然界の生き物や人間界の掟なんです。
立派な木や美しい草花でも、油断していると、外来種やより強い木や草花に生育地を奪われるということも、よくあるのです。

だから平和とは、悲惨な戦争に対しては望ましいことなんですが、”平和=良いこと”かというと、必しもそうも言い切れないのです。
むしろ戦争状態の国より平和が長く続く国のほうが弱く、危険であるということを歴史も証明しているんです。

個人のことでで言えば、病気もせず・ハンサムで・人付き合いもよく・仕事もばりばりやって・給与も高く・貯金もあって・子供も順調で・・・・なんて人が、ある日突然どん底に落ちるなんてことがあるのです。
平穏無事な日々を暮らしていて、それが長く続いている人ほど、いざという時に弱いということを夢夢忘れてはなりません。

贅沢・平穏・無事・順調・・・は味方というより、むしろ大敵であることも注意しなくてはなりません。良かれ悪しかれ人生は戦いなのであります。

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