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母校・盛岡一高や岩手のスポーツ情報、読書感想、盛岡風景などをお伝えします。

新チーム初勝利ならず今年の公式戦終了

2013年08月25日 | '14夏チームの球跡
◆秋季高校野球盛岡地区予選【敗者1回戦】
 ~八幡平球場 ※延長12回

盛岡一 001 000 000 001 2
不来方 100 000 000 002 3

一高バッテリー:東條、吉田創-吉田将

一高先発メンバー
 1.③福田(2年河南)
 2.⑨猪又(2年釜石)
 3.⑥伊藤椎(1年北松園)
 4.②吉田将(2年仙北)
 5.④相原(1年北松園)
 6.⑦熊谷(2年飯岡)
 7.①東條(2年下小路)
 8.⑤加藤(2年北松園)
 9.⑧下川(2年北松園)

【戦評】
いやーっ勝だせだがったなーっ!

何度か訪れたチャンス、一高の打球がピッチャーや野手の正面をつく当りとなりなかなか得点できない中、延長12回に1点突き離し勝利を手中に収めたかと思った試合はその裏二死から2点を与えゲームセット。新チームの公式戦初勝利は来春までお預けとなった。

今日の一高・先発東條は下小路中時代のポジションはキャッチャー。
球の回転の良さを見込まれ、高校入学後ピッチャーに転向。2011年エース(小野寺)健太イチ押しの選手の登板を固唾を飲んで見守ったのは言うまでもない。その東條、9回1/3を投げて5四死球を与えたものの失点1、被安打5、5奪三振の好投。後続を背番号1吉田創に託したが12回表の1点を守り切れなかった。

一高守備陣は9回裏二死満塁、10回裏一死満塁の絶体絶命のサヨナラのピンチを見事に切り抜けた。10回の場面は盛岡中央戦で守備の不安を抱かせたサード加藤の好フィルディングで5→2→3のゲッツー達成!小粒ながら今日5番に抜擢された1年相原はライトに抜ける打球を好捕、巾広い守備で貢献した。

冒頭の
いやーっ勝だせだがったなーっ!

は、もっと公式戦を重ねれば、もっともっと上手くなったはずなのにもったいない!と、言う意味である。初戦動きが硬かった内野陣も1試合こなしたことで動きが良くなっていたし、もっと登板すれば東條も「総合的なピッチャー」に一歩も二歩も近づけただろう。セカンド相原の攻守に渡るセンスももう少し見たかった。みんなみんな、試合毎に上手くなって行ったはずだ(やっぱり公式戦と練習試合は全然違うと思う)。

そして、盛岡一高硬式野球部公式戦を来春まで見られないことが残念・・・

来年までの課題はバッテリーの育成につきるかもしれない。
菊池達朗、小野寺健太という絶対的エースがいて中村圭太、十良澤健二という万全な捕手がいて盛岡一高硬式野球部は常に県内上位に食い込んで来た。新チームの一高には右本格派の東條、大友、技巧派の渡邊、左技巧派の吉田創とピッチャーの数とバラエティーは豊富だ。あとは真のエース=チームの柱をどう育てるかにかかっているように思う。

今日も多くの盛岡一高硬式野球部OBの方々のお顔を拝見。

切に願う!
白堊野球の英知を集めて常勝盛岡一高復活を!!!
学校、球親会、OB会(後援会)、白堊スポーツ、一丸となって一高硬式野球部を強くしていきましょうよ!!!

一高の野球部がこれでは口惜しくてしょーがない!!!!