新しい朝は、四季おりおりに趣があるけれど、今の季節の朝は格別である。
4時少し前にになると、暗闇が白々としてくる。
遠くで一声、二声、小鳥のさえずりが聞こえだす。
日の出まじかの4時台になると、小鳥立ちのさえずりの大合唱。
ときどき聞こえるカラスの間の抜けた声さえも、良いぐわい調和している。
農機具の音も、車の走行音もない。
人の気配はまったくない。
静かな自然の音、野鳥のオーケストラである。
そして、若々しいお天道様の日差しが東の空を優しく染める。
心が癒やされるとともに、気力が満ちてくる。
最近見つけた、字田舎の宝もの。
いや、子供の頃から身の回りで繰り返されたことに、よやく心が開いたということか。
朝はいい。
今日もやれることを精一杯やろう。