組織に組み込まれて仕事をしていた若い頃にこの骨折騒動があったのなら、きっと、仕事も自分の生活も体の痛みも対症療法的な、ネガティブなことばかり考えていたろうと思う。
先の、まだわからないことを、「どうしよう、どうしよう」といくら考えたって、「どうしようか」しか答えはないし、「痛い、痛い」と弱音を吐いて当たり散らしても、「痛いものは痛いし、歩けないものは歩けない」
結局、時期が来るまでは、どんなに対症療法的にあれこれ考えても仕方がないことが多い。
受けとめて、今を生きる(行動する)のが、一番の問題解決策である。
無所属の日雇いアルバイトになると、こういう場合に会社や健保から受けられる経済的な支援がないのが辛いけれど、気楽になったせいか、今の自分はネガティブにあれこれ考えるより、今できることをやるヒトになった。
遅ればせながら、ちょっと、おとなになったのかな?
って、もう、おとなを通り越して、十分に自他ともに認めるジイサンになってしまったけれど。(笑)
今朝起きて、まずやったこと。
シルバーバイトの会社に事情連絡と7月末くらいまでの休業を申し出。
雇用契約は日雇いではないけれど、働いた日の日当をその日ではなく月にまとめてもらう日給月給制。
実際、出た日に日払いとか、週払いでもらっている人もたくさんいるから、日雇いと同じである。
健保や休業補償のようなものはもちろんないので、会社にとっては「簡単・お手軽&便利」な労働力である。
難なく了承してくれた。
実際のところ、8月からまた仕事を紹介してくれるかどうかはわからないけれど、それはまたその時考えて行動を決める問題である。
この間、バイト代がゼロになるのはちと辛いけれど、動かなければ支出も少なくなるからなんとかなるだろう。
湿布を貼り替えるために固定具を外したタイミングで庭先に出て、手近にあった使い古しのポットに、子1号がくれたひまわりのタネをまいた。
街でもらったという6粒のタネ。
この骨折期間中に育ててみようと思い立ったのだ。
植物の成長をたのしみに、この花が咲く頃には、また普通に歩き回れるようになっているだろう。
時間つぶしには、テンポのよい時代小説の読み物もいい。
それも、どんどんあとをひく、ながいものがいい。
大河ドラマではみたけれど、まだ本でよんだことはない、司馬遼太郎の『翔ぶが如く 全10巻 完結セット (文春文庫)』をAmazonに発注した。
実は、怪我の少し前から、手持ちの『坂の上の雲』を読み返していたのだけど、こっちも楽しみだ。
腫れがひいて、痛みもおさまったら、前に手入れをしたママチャリで田舎のあぜ道を走ってみよう。
弱った足のよい補強になるに違いない。
足が回復したら、久留里線のひとりウォークも完成させなくちゃ。
これは、秋かな?
Lubuntuの安定版LTS公開に備え、もう十二分に古くなってしまったけれど、このPCのメモリ増設もおこなってみたい。
まだまだ使う気でいる。
今やAI PCが主流になりつつあるけれど、まあ、それはそれ(笑)
7月に入ったら、庭木の整理、裏の竹やぶの整理などができるくらいには回復してくるだろう。
ここ数年、アルバイトの休みに押し込むように作業をしてきたけれど、今年は無理せず、少しずつ作業をすすめよう。
お盆までに整理ができればいい。
こうして妄想をしていると、なんだか、やることがたくさんできて、楽しくなってきた。
怪我をしてしまった。
「だめだ、ためだ」と考えてばかりで今を生きる行動をしない。
それは確かにだめなんで、今できるやりたいこと、最善と思われることをみつけ行動すれば、その先のまがり角には、また明日という新しい今がある。
大丈夫、なんとかなる。