今どきゲルマラジオ?という話題だけれど、2017年に自作(『ゲルマラジオ3号機は壁掛け型 2017年09月20日 | ラジオな日々』)し、ずっと未明の眠れない朝(夜)に活躍してくれているラジオの音がぷちぷち切れて聞こえないことが多くなってきた。
このラジオ、外に20mくらいのロングワイヤーアンテナを張ってあり、寝室に引き込んで、うまくアースが取れるところを見つけ繋いである。
基本、NHK R1が出力300KW状態(メンテナンスで出力が落とされるとサイレント!)の時とCRI(北京放送)くらいしか上手く聞こえない。
いつの頃からか、丑三つ時に目がさめてトイレにいくようになったジイサンマン。
再度の安眠希望なれど、これがなかなかそうはいかない。
心を沈めて眠る努力はしてみるものの、だいたいが未遂である。
次善の策として、このゲルマくんがいいのである。
バイアスのかかったラジオと違い、そもそも蚊のなくほどの小さな音である。
積極的にラジオを聞く気もさらさらないが、結構、心に残る話題もあったりする。
2017年にシャンテック電子さんからネットで部品をとり、ベニア板に画鋲を継ぎ手として作成したこのゲルマくん、寝落ちしても電池代の心配もなく、本当に有り難い。
久々にハンダゴテに通電し、シャンテック電子さんから買い置きしてあったセラミックイヤフォンを交換した。
バッチリ、復旧である。
自分が組んだものであれば、テスター、半田ゴテ等多少のツールがあれば、自分で再生できる。
世の中では、ベニヤ板に画鋲の端子を付けて作ったラジオなど、なんの『価値』(お金に変えられるもの)もないゴミである。
でも、私の『使用価値』としてはとても有用である。
私にとっては、自分で修理(コントロール)できる、自慢のお宝である。
お金はなくてはこまるけれど、『使用価値』的な視点での時間の過ごし方には、心の豊かさがあると感じる。
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