先のことは、ある程度予測はできても、分からないですね。でも、ちょっと不安になります。
11月4日に厚生労働省が発表した「就業形態の多様化に関する総合実態調査」によると、非正規雇用の割合が統計開始以来初めて4割を上回ったらしい。
定年退職者の再雇用者の割合が増えたからだという見方もあるようですが、実生活の中では、非正規雇用で働く若い人はとても多いです。
正社員という形でも、賞与なし、退職金なし、昇給はほとんどなしの、”名ばかり正社員”のような形の中で、働いている人も知っています。
こんな状態の中で、少子高齢化が進んでいますが、若い人たちは、自身もそれなりの生活水準を保ちながら、子どもをたくさん作り育てることは、現実的には厳しいですね。
経済的には、親と同居したりして、家計を小さくし、じいちゃん、ばあちゃんが孫を見るような、少し前の生活スタイルに戻していくなど、考え方を見直すしかない。
子どもたちがたくさんいる社会でないと、経済全体も個人の福祉などの制度も、先細りです。
厚生労働省が発表している平均寿命は、2014年、男性が80.50歳、女性が86.83歳だそうです。平均寿命は、あと何年生きられるのかな、という目安ではなく、「今年生まれた子供が生きられる年数の期待値」なのだそうです。今年生まれた子は、可能性として、あと80年以上生きる時間があるということらしい。
長生きをしたところで、このままでは、年金原資を確保してくれる次世代は先細り。自己の収入は、非正規雇用で安定せず、自助努力は難しい。まったく、厳しい将来ですね。
別の今の若い人達を対象にした意識調査では、「長生きはしなくない」と思っている割合が高いんだとか。
将来の経済的な不安もあるのでしょうが、”施設の中で死んでいく”今の、福祉介護の実態を見て、明るい老後をイメージできないからなのではないかと思ったりします。
「長生きはしなくない」と言ったって、寿命が尽きるまで、自分の生き方を肯定して前向きに生きていくしかないわけで、大変な時間です。
自分の過ごすこれから数時間から20年間以上の時間は、不安だ、大変だと言っても、今の子供たちが過ごす80年~90年間の時間に比べたら、恵まれているのかもしれないと思います。
どうなるか分からないことを考えても仕方がない。不安になるだけ。時間の無駄。一日一日を、しっかり生きていくしかないですね。やりたい事、やらなくちゃいけない事が目の前にたくさんある。まず、これをやらなくちゃ。
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