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放射線防止にブラウン管

2012-03-18 11:36:54 | 報道/ニュース


  3月13日 おはよう日本


  去年7月のアナログ放送終了とともに
  ほとんど姿を見かけなくなったブラウン管テレビ。
  ブラウン管に使われているガラスを再利用し、
  放射線をさえぎる効果を高めたコンクリートなどが開発された。

  ブラウン管テレビからは放射線の仲間の電磁波が出るため、
  使われているガラスには放射線を防ぐ鉛が含まれている。

  実際にどのくらい防ぐことが出来るのか。
  砕いたブラウン管のガラスを箱につめ、
  放射線を出す装置と測定器の間にこの箱を置くという実験。
  その結果、55センチの厚さのブラウン管のガラスで
  放射線量を約100分の1に減らせることが確認できた。

  物質・材料研究機構と清水建設などはこの性質に注目し、
  ブラウン管テレビのガラスを砕き混ぜ込んだコンクリートと   
  ゴム状樹脂を開発した。
  開発されたコンクリートは厚さ50センチで
  放射線さえぎる効果が従来の約2倍に高まる。
  開発した会社などでは今後、
  放射線の防護対策に活用できると期待している。

  清水建設 黒田正信副本部長
  「早く皆さんが元のところに戻り元の生活が出来るように開発した。
   福島で非常に苦労しているたくさんの人に
   この製品でよりよいものを提供したい。」


  
  
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