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54年ぶりに復活 伝統の“舟渡御”

2012-03-20 12:41:24 | 報道/ニュース


  3月18日 ニュース7
 
  
  勇壮な神輿の練り歩きで知られる
  東京浅草の三社祭が始まって今年で700年になる。
  これを記念して地元の人たちが神輿を舟に乗せて隅田川を進む
  舟渡御(ふなとぎょ)という祭りを54年ぶりに復活させた。
  三社祭で街を練り歩く「本社神輿」は
  地元の人たちに担がれ堤防のせまいスロープを下って川岸にやってきた。
  三基の神輿は慎重に船に乗せられゆっくりと進む。

  小雨が降るなか、54年ぶりに復活した舟渡御。  
  浅草寺と浅草神社の起源となった観音像が
  隅田川で見つかったという言い伝えに基づき始まった。
  神輿を舟に乗せて隅田川を進む舟渡御が
  700年続く三社祭のもともとの姿だった。
  しかし、幕末に途絶えてから舟渡御が復活したのは、
  昭和33年に浅草寺本堂が戦災から復興したことを記念して行なわれた1回だけ。
  当時の資料もほとんどないなか、
  地元では2年前から準備を進めてきた。

  舟渡御の復活に協力したひと
  「この街を守っていく人たち、若者に、
   伝統としてこんなものだったよと目で見せてあげる。
   僕らが今残せるものを残すのは義務だと思う。」  
  
  地元の人たちが乗るおよそ20隻の船団とともに、
  1時間ほどかけて隅田川を行き来した舟渡御。
  神輿は5月にオープンする東京スカイツリーのすぐそばも通過した。
  川沿いでは大勢の人が水上を行く神輿を見守っていた。

  「なにかこうぐっときますね。」
  「神輿を自ら陸へ上げるという瞬間が今までと違う後継だった。
   感動も覚えるところはある。」
  「こんな時代にこういうことを思い切ってやったというのも
   下町の人間としてうれしい。」

  54年ぶりの舟渡御を復活した地元の人たちは、
  去年、震災の影響で中止され、
  今年5月に2年ぶり開催の三社祭の盛り上がりに期待している。

  舟渡御実行委員長 
  「こんなに大勢見物の人が来るとはよそうしていなかった。
   前よりもっと大勢の観光客が(浅草に)着てくれると期待している。」

  
  

  
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