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消費増税を乗り越えろ ③構造改革進める企業

2014-04-04 08:00:00 | ビズ プラス
3月23日 BIZ+SUNDAY


生活用品メーカーのエステー。
主力商品は家庭向けの消臭芳香剤や防虫剤。
駆け込み需要が起きて売り上げが伸びているが来月以降は落ち込むのではと懸念している。
(エステー 鈴木貴子社長)
「消費増税はピンチだと思う。
 駆け込み需要で客はたくさん買い物をする。
 その反動で4月以降は買い物の意欲が失せる。」
そこでこの会社は消費税の引き上げに合わせて4月に新商品を投入することにした。
インテリアにもなるデザイン性を重視した消臭芳香剤。
新たな需要を掘り起こしたいと考えている。
しかし来年には再び消費税の引き上げが予定されるなど販売を取り巻く環境が厳しくなる。
このため会社の構造改革に踏み切ることにした。
現在1500種類を超える商品を数年のうちに40%削減することにしたのである。
今は新年度に削減する商品の最終的な絞り込みを行っている。
(エステー 削減プロジェクトチーム 岡部豊リーダー)
「消臭芳香剤のところのリストを見てもらいたい。
 そこにリストされている商品の削減を確認してほしい。」
「どうしてもラインナップとして必要。
 戦略上個々の商品だけは削れない。」
「利益の数値的にみると非常に低いポジションにあるので
 いつまでにどのくらいの目標を立ててもらって
 そこまでにいかなかったらやはり見直しという形で。」
削減の対象は売り上げや利益の少ない商品である。
そうした商品を減らすことで在庫や広告にかかる費用
そして人件費を減らすことができる。
(エステー 鈴木貴子社長)
「筋肉質でスリムな体質に改善をはかりたい。
 そこで生まれた経営資源を新しい価値を生み出す原動力にしていきたい。」
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