日暮しの種 

経済やら芸能やらスポーツやら
お勉強いたします

女性リーダーが企業を変える ②新しい女性管理職の姿“仕事と家庭”両立

2014-04-10 08:15:00 | ビズ プラス
4月6日 BIZ+SUNDAY


大企業で女性のトップが生まれ始めた日本。
しかしまだ世界とは大きな差がある。
管理職に占める女性の割合は11,6%と各国と比べて大きく出遅れている。
政府は今 具体的な数値目標を掲げ女性管理職の活用を成長戦略の柱に据えている。
(1月ダボス会議 安倍首相)
「もしもリーマンブラザーズがリーマンブラザーズ&シスターズだったら
 潰れなかっただろうという人がいる。
 日本は2020年までに指導的地位にある女性の割合を30%にする。」

野村信託銀行の眞保さんに続く世代の中には
女性が持つ感性や経験を活かして活躍するリーダーも生まれている。
大手精密機器メーカーのニコンでマーケテキングチームを率いる山田由香子アシスタントマネージャー(40)。
子育ての経験を新商品の開発に結び付けた。
(ニコン 山田由香子アシスタントマネージャー)
「子どもはカメラを使いたいというけど
 高価なカメラを渡して壊されてしまうといやなので
 なかなか子どもは本物のカメラを使わせてもらえない。
 私としても安心して自分の子どもにも使わせられるカメラをつくりたい。」
山田さんが中心となって開発し人気を呼んでいる子供向けカメラ。
落としても壊れないようにレンズを保護するカバーがついている。
画像をビー玉を通して見たように加工する機能も採用。
写真にメッセージを吹き込み伝言できる機能もあり海外でも好評である。
新商品の開発には山田さんの子どもも一役かった。
カメラを一緒に使う中で開発のヒントを得たという。
(ニコン 山田由香子アシスタントマネージャー)
「家庭があっての私なので
 会社だけではなくて
 家族の協力を得ながら
 両立しながらバランスよく働きたい。
 どちらかに偏ってしまうとそれは不自然な状態になってしまう。
 家庭を楽しく安定させたうえで
 そうあるからこそ会社で楽しく働ける。
 そういう立ち位置で働いていきたい。」
コメント

女性リーダーが企業を変える ①銀行初の女性 社長 総合職第一世代の挑戦

2014-04-10 08:00:00 | ビズ プラス
4月6日 BIZ+SUNDAY


野村信託銀行。
顧客から預かる信託財産は31兆円。
この銀行に4月 業界初の女性社長が誕生した。
眞保智絵社長(48)。
就任にあたって社員一人一人が変化していくことの大切さを訴えた。
(野村信託銀行 眞保智絵社長)
「野村グループは変わることをいとわない会社。
 我々自身の頭で考えて先を見据えて
 変えるべきことは変えるという行動をしていかなければならない。」
(社員)
「同じ女性として応援したい。」
「いろいろな変革が行われていくと思うがいい方向に導いて欲しい。」
眞保さんは1989年 野村証券に入社。
男性と同じ仕事を任される女性総合職第2期生だった。
同期入社は300人。
女性はわずか5人だった。
入社翌年にパンフレットに寄せたメッセージには男性に負けず仕事に打ち込む思いが表れていた。
“野村証券は「10出来る人に15の仕事を与え20遣らないと許されない」会社です”
眞保さんがトレーダーとして働いていた入社5年目は
1日に数十億円の取引を行い朝から晩まで気を抜けない日々。
眞保さんは結婚しても仕事を続ける決意を語っていた。
(当時27歳の眞保智絵さん)
「自分の人生だからもしここで会社を辞めてしまったら
 このあとの『うれしい』『悲しい』ということが
 たとえば夫の何かであったり子どもの何かであったりで
 自分が何かをしたということがすごく少なくなってしまうのでないか。
 まだまだ自分で何かをしたい。」
当時の気持ちを眞保さんはこう振り返った。
(野村信託銀行 眞保智絵社長)
「かなり肩に力が入っていた。
 何か自分が挫折してしまうと『女性はやっぱりダメだな』と言われるのではないかと
 それを恐れる気持ちはすごく強かった。」
その後 眞保さんはアメリカのスタンフォード大学に留学。
夫と知り合い30歳で結婚した。
実力主義の野村証券にあって労をいとわない仕事ぶりが評価された眞保さん。
社長秘書や経営企画部長など会社の中枢を駆け上がっていった。
(野村信託銀行 眞保智絵社長)
「立場が上がるにつれて見える世界が広くなっていく。
 広い世界が見えるということは面白い。
 物事の仕組みやものの道理が少しわかるようになってくる。」
眞保さんは社長になって戸惑ったことがある。
仕事でこれまで使ってきた“鳥海”という旧姓が使いにくくなったことである。
会社の登記に使う社長の名前は戸籍上の氏名しか認められていないためである。
(野村信託銀行 眞保智絵社長)
「今までずっと20年以上“鳥海”で仕事をしてきたので
 混乱して私だとわからないこともあった。
 女性がそういった役職に就くことを想定していない仕組みなのかなと思う。」
女性としてガラスの天井を次々と突き破ってきた眞保さん。
多様な人材がリーダーとして活躍することがこれからの日本企業には欠かせないと考えている。
(野村信託銀行 眞保智絵社長)
「多様な人が意思決定にかかわるというのは
 今まで当たり前だと思われてきたことを壊す可能性がある。
 今までずっと脈々とやってきたことが必ずしもベストではない。
 そこに違う視点が入るということは必ず成長につながる。」








コメント