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プログラマー養成 IT版“ブートキャンプ”

2017-05-20 06:15:00 | 報道/ニュース

4月26日 国際報道2017


アメリカ シリコンバレー。
世界を代表する企業がしのぎを削るIT技術の中心地である。
ここにわずか12週間でプログラマーを育て上げるというIT版ブートキャンプが開校した。
1日11時間 週に6日というハードなメニューが組まれる。
授業料は200万円だが入校希望者はひっきりなし。 
(受講者)
「スケジュールはハード。
 人生で最も厳しいわ。」
「みんなシリコンバレーで就職したいんです。」
人気の理由は卒業後の収入である。
プログラマーになれば年収が200万円アップするという調査結果がある。
背景にあるのはプログラマー不足。
スマートフォン用のアプリ開発などで需要が高まり続けている。
(プログラマー養成学校代表)
「プログラマーは40万人不足していて
 その数は140万人にまで膨らむと推定されています。
 4年間の大学だけでは十分なプログラマーを供給できません。」
プログラマーの不足はハンディキャップのある人たちにもチャンスを広げている。
カリフォルニア州サンノゼで暮らす松本美咲さん。
3年前 自閉症と診断され
通勤が困難になったことから会社を辞めた。
自宅で勤務できる仕事を探していた松本さんが目をつけたのがプログラマー。
さっそくIT版ブートキャンプのオンライン講座に入った。
連日 通学と変わらない厳しいメニューを自宅でこなしている。
この日の授業はアプリの制作。
「美咲です。
 アプリについてお答えします。」
「では美咲が説明しなさい。」
「グーグルマップと連動して検索できるアプリです。」
松本さんには知的障害がある弟がいる。
将来の夢はプログラマーになって“全ての人が暮らしやすい街づくり”に関わることだと言う。
(松本美咲さん)
「プログラミングという武器を使って
 高齢者 健常者 病気があってもなくても
 誰もが生きやすい社会を実現していきたい。」
シリコンバレーを支えるIT版ブートキャンプ。
自分たちの夢をかなえようと今日もハードなトレーニングが続く。

このIT版ブートキャンプは
ある調査では去年1年間で1万8千人が卒業し
拡大し続けているとのことである。


 

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