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埼玉 ラグビーW杯まで1年 オーダーメード観光でPR

2018-10-20 07:00:00 | 報道/ニュース

9月26日 おはよう日本


W杯の開催地となる埼玉県熊谷市。
地元をPRする機会にしたいと期待が高まっている。
(市民)
「ラグビーW杯が始まるんだなと実感してます。
 めちゃくちゃ盛り上がってほしい。」
「この機会に埼玉県 県北はもう少し盛り上がらないと。」
新幹線が停まり
都心から1時間ほどと
交通の便が良い熊谷市。
そのため観戦客の大半は日帰りとなる想定である。
(熊谷市観光協会)
「東京に宿泊して観戦をするケースが多いのかなと。
 試合に来ていただいた方たちを
 その日に帰るにしても“おもてなし”をする。」
日帰り観戦客を観光につなげようと観光協会が注目したのは
空き時間を使っての“オーダーメード観光”である。
委託企業が運営する外国人観光客向けの専用サイトで
熊谷市を訪れる観戦客と2人1組の市民ガイドをマッチングする。
そして事前に連絡を取り合い
空き時間でどんな事をしたいか希望を聞き取り
市民ガイドがプランを提案するのである。
そして当日 市民ガイドが出迎えて
プランに沿って観光案内をする。
(熊谷市観光協会)
「まずは熊谷を知っていただくという部分で
 日帰りでの楽しみ方を提案しつつ
 それを続けて
 “今度来るときは泊まりにきてね”とご案内できるように。」
9月から市民ガイドの育成が始まり
市民など約20人が参加した。
参加者の中に特別な思いで出席したNさん親子。
5年前にラガーマンだった夫をがんで亡くした。
夫は高校時代にラグビーの全国大会に出場。
亡くなる直前まで地元のチームでラグビーを続けていた。
ラグビー好きの夫が亡くなったあとに決まった地元でのラグビーW杯。
夫のためにも大会に関わりたいという思いを強くしたと言う。
(Nさん)
「主人が天国で何かしているのではないかと思うくらい
 このタイミングでラグビーを熊谷でやるなんて
 本当に信じられない。
 これは主人の代わりに何かやらないと
 熊谷なんだから何かやらないととすごく思いました。」
ふたりは外国人観戦客をもてなすために学生以来の英語の猛勉強に励んでいる。
(Nさんの長女)
「歴史的なものも好きなので
 そういうところをめぐるようなコースも楽しいかな。」
(Nさん)
「世界各地の方々がこの熊谷に会いに来てくれる。
 主人がこのあたりにいるのではないかと思って。
 いろいろ調べていったら
 思いがけないおもしろいことがあちこちにあるのではないかと思うので
 これから1年の間に見つけていくのを楽しみにしていきたい。」
ラグビーW杯の開催まで1年。
それぞれの思いを込めたおもてなしの準備が進められている。

 

 

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