日暮しの種 

経済やら芸能やらスポーツやら
お勉強いたします

アメリカ中間選挙 過去最多の女性候補者 大きな波に

2018-10-31 07:00:00 | 報道/ニュース

10月6日 おはよう日本


選挙で投票を呼びかけるロサンゼルスのイベントには1万人の女性たちが集まった。
多くが今回 初めて投票するという若い女性たちである。
集まったのは全員女子高校生。
投票で“自分たちの意思を示そう”と意気込んでいる。
(参加した女子高生)
「今の大統領は問題があります。
 特に女性との向き合い方は大統領としてふさわしくありません。」
盛り上がりの原動力となっているのはトランプ大統領への反発である。
(トランプ大統領)
「女性たちがいっているのはウソだ。
 ウソの避難だ。」 
ポルノ女優との不倫疑惑が暴露されるなど
就任前から女性を軽視するような言動を繰り返してきたトランプ大統領。
厳しい目を向けて来た女性たちが
男性中心の政治を変えようと全米で立ち上がり
ピンクの波ピンク・ウェーブを起こそうとしているのである。
中間選挙に立候補した女性の数は2年前より80人近く増え
過去最多となる262人。
このうち約7割が野党民主党である。
トランプ政権に対する女性の反発の表れとみられている。
そのうちの1人 民主党の ケーティ・ヒル氏(31)。
ホームレスを支援するNPOの代表で下院議員を目指している。
選挙区は共和党の牙城で
現職の男性候補との間で接戦が伝えられている。
(民主党の立候補者 ケーティ・ヒル氏)
「この議席を勝ち取らすに民主党の下院奪還はあり得ない。
 それほどまでに大事な選挙だ。」
ヒル候補の応援には幅広い世代の女性たちが参加している。
ボランティアのメアリーケイト・ハリスさん(62)。
女性たちが長年かけて勝ち取ってきた権利や地位が崩壊するのではないかという危機感から
毎週末 戸別訪問などの選挙運動を続けている。
「移民問題と女性の権利が選挙で重要だと思います。」
(ヒル候補のボランティア メアリーケイト・ハリスさん)
「子どもを産むかどうかといった女性の権利はこの30~40年で大きく前進したのに
 トランプ政権の2年ほどで大きく後退してしまおうとしています。
 逆戻りは許せません。」
(ケーティ・ヒル候補)
「アメリカにおける女性の地位が思いのほか後退している現実に多くの女性が気づいた。
 対等な扱いを受けるためには立ち上がらないといけない。
 今回の選挙は女性・若者が結果を決めるでしょう。」
専門家は
全米で多くの女性候補が善戦し
上下両院とも過去最多の女性議員が誕生する可能性があると指摘する。
(南カリフォルニア大学 アンジマリー・アルファロ教授)
「選挙の翌朝の新聞の見出しは
 “下院で女性が過去最高の議席を獲得し民主党が下院を奪還”となるでしょう。
 女性候補の議席獲得なしに民主党に勝利への道は開けないでしょう。」
トランプ政権に危機感を持って立ち上がった女性候補たち。
その訴えがアメリカの政治を変えようとしている。




コメント