
「きちんとやりなさい」「ちゃんとしなさい」
この言葉は子どもに対して親がよく使います。学校の先生の中でも児童生徒に対してよく使われる言葉です。
しかし、考えてみればこのような言葉を子どもにかけたとき、実際に子どもに伝わっているのでしょうか。
「きちんと」や「ちゃんと」とは、どのようにすることが「きちんと」であり、「ちゃんと」であるか、説明できますか。
もしあなたが具体的に言えないのなら、子どもはもっとわからないでしょう。
では、どのように「きちんと」するのか、「ちゃんと」するのかが、わからない子どもには、どういったらいいのでしょうか。
たとえば、親が電話で知人と話している横で、子どもたちが騒いでいるとき・・・。
「ちゃんと静かにしていなさい!」というよりも「いま電話をしてるのよ。いまの声の大きさが10としたら、5の大きさで話してな」
このように、子どもに何かメッセージをつたえるときには、具体的に冷静に伝えることで、子どもは親の意を理解します。