箕面三中もと校長から〜教育関係者のつぶやき〜

2015年度から2018年度に大阪府の箕面三中の校長を務めました。おもに学校教育と子育てに関する情報をのせています。

野球部中央大会進出きまる

2017年03月30日 11時02分55秒 | 教育・子育てあれこれ


野球部は、今日午前中の豊能地区大会準決勝で、池田市立細郷中学校を、5対1で降しました。

上位3チームが中央大会に出場できますので、箕面三中の中央進出がきまりました。

試合は終始三中の押しムードでした。なかでも、三中の守備は随所で光っていました。

とくに内野のフィールディングは絶妙で、堅い守備に阻まれた相手チームにつけいる隙を与えませんでした。

打っても、相手チームのエラーを誘いなから、点を重ねていきました。

進路 親は提案 きめるのは子ども

2017年03月30日 06時16分26秒 | 教育・子育てあれこれ

桜の季節、3年生が卒業して、4月からは多くの卒業生が高校に通い出します。

自分のペースでよく学習に取り組んだ生徒たちでした。

追って、旧2年生・1年生が進路を考えていくようになります。

親御さんが、教師もですが、「どこの高校に行きたいか、もうきめたの?」と、子どもに問います。

でも、行きたい高校があるという前提で発するこの問いは、子どもたちがいやがるようです。

そんなこと聞かれても、行きたい高校に行けるかどうかわからんわ。まだきめてないもん。小中いっしょやった友だちとも別れなあかんし・・・。

きめないといけないと、わかっているからこそ、本人も不安になり、焦りもするのです。

「わからん」と答えてしまう子の心情は、そういったものでしょう。

そこで、子どものさまざまな思いを置き去りにしたまま、「このあたりの高校なら通りそう」、行きたい高校というよりは、通る範囲で高校をきめていくというケースがあります。

その結果、入学してみたら、「気の合う友だちがいない」、「学校の雰囲気になじめない」と、やめていくこともあります。

自分で選んだのではなく、まわりがきめたから入学した。

このような進路選択は、好ましくありません。

では、「わからん」といい、自分の意思を表現しにくい子には、どう接するのか。

「◯◯高校は、まだ実力がちょっと足りないけど、◯◯高校はお母さんもいい高校だと思うよ。がんばってみたらと思うけど、どうする?」

この問いは、親の考えや意見をつたえているだけです。つまり提案であって、それを選び、きめるのは、子ども自身です。

子どもが自分で選んだ高校は、自分で責任を負います。