いよいよ明日は、第43期生の卒業式です。
3年生の晴れの門出を、全職員・在校生、保護者のみなさん、地域のみなさんで祝いたいと考えています。
卒業生は、今年も卒業の歌で大地讃頌を歌います。
私は、先日、3年生の合唱祭で「大地讃頌」を聞き、その後のコメントで、次のような講評をしました。
「みなさんの歌声は大地を揺るがすような迫力かありました。芸術のなかでも、とくに音楽は感覚的・直接的に、人の魂に響きます。」
さて、この魂とは、いったいどんなものでしょうか。
花は香りで虫を引き寄せ、花粉を他の花へもっていってもらう。
花は花粉を風で飛ばし、他の花へ届ける。
これを受粉という。
このようにして、花は花と「結婚」する。
しかし、花の根は大地から動くことはない。
その根が花の魂だ。
こう考えると、魂と魂が一緒になって溶け合うことはないのでしょう。
パートナーと協力しあい、助けあうことはできるます。
しかし、魂はずっとそれぞれのままで、ぜったいいっしょにはならない。
人と人が結婚して、どんなに愛しあい、慈しみあっても、魂は一つにはならない。
魂とはそのようなものなのでしょう。
魂に届き、大地を揺るがす学年合唱となるよう期待していますす。