箕面三中もと校長から〜教育関係者のつぶやき〜

2015年度から2018年度に大阪府の箕面三中の校長を務めました。おもに学校教育と子育てに関する情報をのせています。

魂(たましい)とは

2017年03月13日 07時06分07秒 | 教育・子育てあれこれ



いよいよ明日は、第43期生の卒業式です。

3年生の晴れの門出を、全職員・在校生、保護者のみなさん、地域のみなさんで祝いたいと考えています。

卒業生は、今年も卒業の歌で大地讃頌を歌います。


私は、先日、3年生の合唱祭で「大地讃頌」を聞き、その後のコメントで、次のような講評をしました。

「みなさんの歌声は大地を揺るがすような迫力かありました。芸術のなかでも、とくに音楽は感覚的・直接的に、人の魂に響きます。」

さて、この魂とは、いったいどんなものでしょうか。


花は香りで虫を引き寄せ、花粉を他の花へもっていってもらう。

花は花粉を風で飛ばし、他の花へ届ける。

これを受粉という。

このようにして、花は花と「結婚」する。

しかし、花の根は大地から動くことはない。

その根が花の魂だ。

こう考えると、魂と魂が一緒になって溶け合うことはないのでしょう。

パートナーと協力しあい、助けあうことはできるます。

しかし、魂はずっとそれぞれのままで、ぜったいいっしょにはならない。

人と人が結婚して、どんなに愛しあい、慈しみあっても、魂は一つにはならない。

魂とはそのようなものなのでしょう。

魂に届き、大地を揺るがす学年合唱となるよう期待していますす。