
「なんとしてでも」。
この強い意志は強力です。
なんとしてでも、生徒を優勝させたい。
なんとしてでも、金賞をとらせたい。
これを念じ続けると、そのための手段を思いつきます。
周りの人を動かします。
反対に、たとえ指導技術があり、生徒の能力が高くても、優勝や金賞をとりたいという強い意志がないなら、手段を思いつくことはないでしょう。
かくして、部活は加熱するのです。
中学校教員の時間外勤務の長さが、今年4月の調査結果の公表を受け問題となっています。
中学校の部活指導をなんとかしなければと、国や行政は動き出しています。
しかし、生徒とともに汗をかいた教職員にしかわからない実感があるのです。
部活動を外部指導者に委ねるという施策が考案されています。
外部指導者を否定はしません。実際に三中でも、助けてもらっています。
ただ、役所にだけいて、簡単に部活動を改革できるものではありません。
現場の教職員の考えや意見、子どもの感想や保護者の願いを十分に尊重した、部活動改革を求めたいと思います。