今、首都圏にある名門の中高一貫校は5年で全てのカリキュラムを終え、高3の1年間は受験勉強に集中するカリキュラムが組まれている場合が多いです。
地方都市と首都圏との間には受験準備に限らず、環境面、それも情報面でかなりの格差があります。
インターネットが発達して情報の格差は縮まってはいますが、たとえば書店の規模や数で、圧倒的な開きがあります。
また、学習塾の数も目的も違います。
東大志望特化型の塾は地方都市にはありません。
そのような首都圏の中高一貫校の出身者が多く東京大学に入学しています。
東京などの中高一貫校から東大に入ってきた人たちからは、経済的にも、心理的にも余裕があります。
しかし、一方で今までの勉強で疲れてしまい、入学時には、すこし息切れしているような側面もあるようです。
今後も首都一極集中が続くなら、東京大学は首都圏の中高一貫校からの入学者が主流になる傾向は変わらないでしょう。