新しい年を迎えましたが、今年1年を過ごすのに不安を感じているのはわたしだけでしょうか。
海外のできごとが直接私たちの日常に影響する今の時代に、危機感を抱いている人は少なくありません。
海外の情勢次第で、留学を予定している大学生に影響が出たり、活動ができなくなる人が生まれます。
また国内の治安がどうなるかも心配であり、気候変動で今年の夏はまだ暑くなるのでないか。
安定した気候や安心して暮らせる経済状況があれば心穏やかに過ごせますが、最近は心がすり減り傷つく事件が多くて気分が落ち込みがちになりがちです。
そして、イライラしたりうっぷんをため込んだ人が、そのうっぷんを周りに伝え広げます。
SNSでは、他者に対して容赦ない攻撃が行われます。
人は他者の攻撃性に触れると自分も攻撃的になることもあります。
そのように、他人の怒りが自分に無意識のうちに影響するのです。
お互いに非難しあったり、他者を否定したりする場面を、去年はたくさん見聞きしました。
ただ、そんな状況でも、ひとつ救いになるは、人は悪意だけでなく親切で温かい態度にも影響されるということです。
悪意だけが伝わるわけではなく、他者への共感も伝え広がるのです。
イヤな態度を見たり、悪意ある態度をとられた後には、意識的に共感を寄せれる人と話したり、気分を良くする本を読むなどが
そこからさらにもう一歩進み、自分自身がいい気分を伝える人になりたいと思います。
いつもというと無理かもしれないませんが、時々でもそんなふうになれたら、人にいい気分や安らぎを運ぶことができるのではないでしょうか。
人はうそがない自然な笑顔に接すると、ホッとした気持ちになるのです。