箕面三中もと校長から〜教育関係者のつぶやき〜

2015年度から2018年度に大阪府の箕面三中の校長を務めました。おもに学校教育と子育てに関する情報をのせています。

いま光を放つ「無知の知」

2025年01月27日 07時55分00秒 | 教育・子育てあれこれ


今の時代、ディスカッション・対話を通してまったく違う考えに触れることが求められます。


そして自分外の視点を持って自分の考え意見が絶対的ではなく、相対化する訓練が重要です。


いまの社会では、人の人の「分断」が問題になっています。


SNS上のコメントでは、相手を言い負かした「論破」が称賛される時代に、どのように対話が成立させるかが必要になります。


その成立のためには、自分の主張をいったん括弧でくくり、自分はわかっていないと自覚する「無知の知」が重要となります。


そのように今、現場をベースにして、社会のさまざまな問題を考えるディスカッションが必要です。


自分の文化や思考にクエスチョンマークをつけ、何を変えるべきか、何が問題かを考えることが必要です。


そのためには、コミュニケーションでは相手の言うことを「聴く」のがポイントになります。


自分の考えを相対化するために、「聴く」からスタートするのです。