ソーシャルメディアを運営するプラットフォーム会社は、利用者の閲覧や検索の履歴に応じて関心のありそうな情報を選別して配信します。
その結果、利用者が自分好みの情報に囲まれる「フィルターバブル」の状態が生まれます。
そうなると、人は別の意見や視点に触れる機会が乏しくなり、ものの見方が偏りやすくなり、極論すると人と人の分断を招くリスクをはらんでいます。
また、ネット上にはきわめて偏った差別的な情報やニセ情報が多くあふれています。
子どもたちには、情報の正確さを吟味して、ものごとを複眼的な視点で見ることがますます重要になってくると思います。
そこで、学校教育のなかでのメディアリテシー教育が求められています。
メディアリテラシーは、メディアがもたらす情報を理解し、活用する能力のことです。
いまや子どもが接する情報をおとながコントロールするのは不可能になっています。
子どもたち自身が自分で判断する力を育てる必要があるのです。