今は、学校の教員の中にも転職を希望する人がいます。
2023年度でも、教員採用試験に合格して、4月に初任者として小学校に着任した教員が突然に退職して、「今日から学校に来ません」となった例がありました。
学校側がその教員に連絡を取ろうとすると、学校-本人の間に、退職代行者がはいり、本人とは連絡が取れなくなりました。
もちろん、1年を終えて教員としてのやりがいを語る人も多くいるのです。
でもその一方では、年度途中で辞める人も出ているのが、学校の実情です。
その点で、「転職・転業は当たり前」と考えるいまの若い世代の特徴は、学校の教員の世界も別ではありません。
さて、いまは若い世代の人がこの4月に入社しても、すぐに辞める人が増えている時代です。
そして会社-本人の間に、退職代行業が入り、退職交渉を本人に代わって行います。
代行業にたよることを問題だと、わたしは思いません。
それよりも、辞めたいと思ったいきさつが問題だと思います。
就労環境が入社前の話とちがう。
待遇が正社員としての採用だったのに、入社してみると派遣社員だった。
騙してはダメです。
上司からのパワハラがひどい。
パワハラの防止が事業主の責任(パワハラ防止法)であるいま、社会通念上あってはならないことです。
問題は若い世代が転職に傾く点にあるというよりは、雇用側の不誠実にあると思います。
退職代行業が流行らないような就労環境の改善が必要です。
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