中学校にはさまざまな教職員がいますが、おおまかに言えば、教師と生徒がいます。
お互いの関係は、教師と生徒という関係性です。
関係づくりはすぐにできるものではありません。
でも、たとえば授業とかの場面ではなく、授業が終わり職員室まで戻る教師が廊下を歩きながら、ついてきた生徒と話す。
経験上、わたしは思いますが、歩きながら話すと話しやすいのです。
「ぼくが中学の時、こんなことがあって、先生ともめてね。夕方、親とぼくの二人が学校に呼び出されて、・・・」。
それを聞いた生徒は、クスッと笑い、「先生もやんちゃだったんだ」と言われる。
こんな場面は、教師と生徒というフォーマルな関係ではなく、人と人の関係に変わっているのです。
こうなると、生徒は自分の家庭生活を話してくれたりします。
「うちのお母さんはね、・・・」。
「そうか、あんまりお母さんに心配かけたりしないように」と話すと、歩みよりができます。
「うん、わかった」。
こんなインフォーマルな空間と時間が、大切なのです。
いまは、新型コロナウイルス感染防止で、こんなゆったりとした機会はなかなかもてません。
でも、こんなひとときが、教師と生徒の関係について、とても大切だと思います。
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