広島、長崎には、来訪者や修学旅行生に、被爆体験や原爆投下の当時の様子を話し、平和を求める思いを伝える「語り部」が高齢になりながらもおられます。
沖縄にも、沖縄戦の当時の様子を話し、平和への思いを伝える「証言者」が、同じく高齢になりながらもおられます。
また、東北地震のような大災害についても、津波で町や人が流されて、なくなった当時の話を語ってくれる人がいます。
いずれも共通しているのは、当事者の語る言葉が圧倒的な力をもち、聴く人の心を突き動かすのです。
それは自身が体験しているからこそ、その言葉がリアルであり、その当時の様子を現実味をもって伝えることができるのです。
その紡ぎ出す言葉の中に、聴く人は当事者の願うあくなき平和を希求する願いやいのちを慈しみ尊ぶ姿勢に突き動かされるのです。
ウクライナ情勢で世界の平和が脅かされる今、日本の戦争体験者の言葉は、ふたたび鮮やかに色づくのです。
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