箕面三中もと校長から〜教育関係者のつぶやき〜

2015年度から2018年度に大阪府の箕面三中の校長を務めました。おもに学校教育と子育てに関する情報をのせています。

孤立する人が増えている

2022年02月26日 08時02分00秒 | 教育・子育てあれこれ

コロナ災禍により、私たちの生活はかなり変わりました。

感染を防止するため人と出会う機会が大きく減りました。

とくに生活に困っている人に気を見つけ、支援につなぐしくみ(セーフティネット)が働きにくくなりました。

人が社会的に孤立するケースが増えたのです。

そして、「適応障害」をもつ患者が増えてきています。

適応障害とは、職場や環境になじむことができず、そのストレスから気分が落ち込んだり、不安を抱えたり、睡眠がとれない、めまいなどの身体症状が現れる病気です。

そのような人たちを支えて、サポートする社会のしくみが弱体化してきています。

心が傷つき心を病んだ人を受け入れ、人間関係につないだり、社会復帰を促す機関、企業や団体の相談窓口・サポート担当が縮小しています。

コロナ災禍で失業したり、店を閉めたりした人の理由がコロナであっても、ウイルスが対象では怒りのもって行き場がなく、自分の中に抱え込みます。

コロナ災禍で増えている孤立と絶望を解消するサポート体制を整備することが急務です。


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