今年の夏が暑くて雨不足だったことは、統計からもはっきりしています。
6月から8月の平均気温は、1898年の気象庁の統計開始からもっとも暑かったのです。
当然、農作物にも影響が出ています。9月末での1等米は約6割の比率に落ち込みました。
昨年の比率はは7割5分ほどでした。
なかでも、新潟県産コシヒカリの1等米比率は1割ちょっとで、昨年の7割以上から大きく落ち込みました。
異常とも言える高温で、稲穂が十分に生育せず、米が十分に育ちませんでした。
さらに、水不足が追い打ちをかけました。
その結果、モミの中に十分米が育たないと、脱穀してもきれいな米粒が取り出せないとか、欠けた粒になる場合も出てきます。
私の家での畑でも、サツマイモを掘るとすると、まず土に水分がなくパサパサでカチカチの土が出てきて、いつもとちがうことを実感しました。
当然、掘り起こしたイモは昨年よりも小ぶりで、十分生育していないイモでした。。
それでもこの高温化の条件でも、稲の場合は高温耐性品種の米のできばえはよかったそうです。
将来の温暖化の傾向を考えると、高温耐性の米や野菜の品種栽培を試行していく必要を考えさせられた今年の夏でした。
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