私の家では、35年ほど前までは米づくりをしていました。
田植えの時などは、手植えをしていましたので、近所の人も来て手伝ってくれ、家族総出で苗の植え付けをしました。
植え付けられたのは稲の苗だけではありませんでした。
そのような協同作業をする中で中で、まわりの人との協調するという価値観も植え付けられたのでした。
思えば、日本は今まで農耕社会として発展してきました。周りとの協調や調和を重視する文化が今でも残っています。
その点では、私たちは多かれ少なかれ他人の目を気にしながら暮らしているのです。
しかし、それはほどほどにしないと、気にしすぎることになり、しんどくなったり,つらくなったり、苦痛になったりします。
くわえて、いまは他者から評価されることが多い社会です。
他者からの評価を気にしすぎると、高い評価をもらうと喜び、低い評価をもらうと動揺したり落ち込んだりしがちです。
でも、他者の評価は私が知る限りいいかげんな点もあります。評価に振り回されにようにしたいものです。
自分がほんとうに大切にしたいものや望んでいるものが見えなくなってしまいます。
自分はどういうことを大切にしたいのか、どういうことを望んでいるのか、どうなりたいのかを常に問い続けることが必要です。
他者の目など気にせず、自分自身の中にある基準をたよりにしていけばいいのです。
「自分はこれでいい」という確信や自信をもつと、人はいろいろなしがらみから解放され、自由になることができます。
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