今日と明日は大学入試共通テストです。
朝の電車には、受験する高校生が乗っていて、参考書等を広げ、学習の確認に余念がない様子でした。
今回は全国の約51万2000人ほどが共通テストを受けます。
870大学ほどがテストを利用します。
今の時代は将来の就職に理系が有利と言われていて、理系の人気が高まってきています。
コロナ禍により、経済状況が停滞し、落ち込み、受験生は資格を取ったり、就職するのに有利な理系を選ぶ傾向があります。
なかでも、医療系のコースに人気が集まり、医学部、看護学部のみならず、薬学部を志望する人も多いようです。
ワクチンの開発とかを受験生は視野に入れていて、コロナ禍の時代を反映していると考えられます。
少し前までは、外国語学習や国際コース関係に人気が集まっていましたが、入学してからの留学を希望する文系学部は低迷しています。
受験生の出願動向は、時代の流れや世相を反映していることを改めて思います。
このように、全般的にはいわゆる「理高文低」傾向がみてとれるのですが、その傾向はとくに女子受験生に顕著にあらわれています。
女子に関しては、医学系、獣医学、応用科学等をを志願する人の割合が、昨年度から大きく伸びています。
少し前まで、「理系女子」を敬遠するというステレオタイプ的見方から変化が起こってきているのです。
受験は社会状況を反映しますが、ある意味で、性差にとらわれない進路選択の価値観が受験生にも、その保護者にも浸透してきていると言えるのかもしれません。
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