Michiyo Kamei "Shape of life"いのちのかたち  

画家 亀井三千代 記
「身体曼荼羅」春画と解剖図
michiyokamei diary

亀井三千代 HP/Michiyo Kamei official web site 

https://michika-6.wixsite.com/michiyokamei

花の体力

2011年04月28日 09時13分42秒 | 日記



このお花、
名前は知らないけれど、
街を歩いていても
よく見かける。

これは、4年ほど前の冬
小さなポットで買った。

年末の大安売りだった。

咲いている状態で買ったが、
一回花が終わったら
その後1年以上咲かなかった。

やっぱり安かったせいかしら、
などと思いもしたが…

枯れた葉っぱを始末するのも
なんとなくめんどくさくて
要するに2年ほど放置したのだ。

雑草が生えていたので
気まぐれに水もあげてはいたが…

2年目の冬に
枯れた葉っぱから緑の葉が出て、
突然花が咲き始めた。

そうしたらもうとまらない。

気づくといつも咲いている。

ふと心配になる。
この子の体力は大丈夫かしら…

何故2年間のブランクがあったんだろう。
何がいけなかったのかな。

おそらく、いけないことなんて何もなくて
ただただ、そういう時期だったんだろう。

エネルギーがどこかに眠っている。
植物はわからない。


春の味

2011年04月20日 07時59分49秒 | 日記



つい先日の昼ご飯。

竹の子ご飯とシシトウ、きのこ。

美味しかった~~

ご飯の上の葉っぱは
ベランダの山椒*

恩師が育てていたものだ。

葉っぱを摘んだ瞬間、
何とも言えない良い香り。

今、ベランダは春真っ盛りだ。



これは  何でしょうか…?



すごいことになっています。

球形の集合体。
その玉の一個一個から、舌のようなものが
にょろにょろ出ています。
う~~わ~~



こっちの花は、

可憐でかわいくて
とてもいい香り。

にょろにょろも、このお花も
ともに恩師の植物でした。
こういう繊細なものが好きだったんですね。

とはいえ、
これから虫対策が大変かもしれません。

そういえば
地震以来、虫がいなくなったとか
ネズミがでなくなったとか
いろいろ聞きます。

崩壊する家からはゴキブリがいなくなる、
家に虫がいることは実はいいことなのだと
ある友人は言っていたが

本当かな。

私は虫フェロモンを出すと言わるほど、
虫が寄ってくる。

蜂もくるので、
身の危険を感じるほど
それが嫌だったのだが、

…まあ、いいのかな
春ですし。


* http://blog.goo.ne.jp/michika-6/e/16d2187c8828178e847ecce90cf4e384


ムスカリ畑

2011年04月13日 08時58分46秒 | 日記



以前、球根を植えたムスカリ*が
元気に花を開いている。

春だなあ、って思う。

結構なスピードで
ぐんぐん出てくるので
その力強さが春を思わせるのかもしれない。

連日の余震
そのたびに這いつくばって机の下に潜り込む。

そしてその都度、
自分の中に
黒いような不安がわき起こるのを
感じられるようになってしまった。

緊急地震速報が出ると、
携帯のアラームがそれを知らせるのだが、
その音がけっこう怖い。
走り出したくなる…
そうじゃないですか?

そんな日々に、
ベランダの花は救いだ。

ただただ、まっすぐに咲いて
陽に輝く。




タフになりたい

彼らのように。

*
http://blog.goo.ne.jp/michika-6/e/9172e9c51186a2b5998cc8cf3654376c


福の神

2011年04月11日 10時50分55秒 | 日記



片足の鳩

ぷっくりです。

すっごくかわいい!!

なんかいるなあ、とそんな気配の時は
…大抵なんかいます(それが虫の時もありますが)。

今回は鳩!
目が釘付けになりました。

昨日は初めて日暮里舎人ライナーというものに乗り
熊野前という駅に降りた。

この片足の鳩とは
その駅で出会った。

寄っても…



びくともしません。

肝っ玉が据わっています。
…かわいい…
こういう形には弱いです。

何故この鳩は片足か、
などとちょっと不幸な想像を巡らしてはみたが
こんだけ丸いと
まあ、正直あまり不幸な感じはしないです。

むしろ私に福をもたらしてくれるような…

が、待って、
このぷっくりは
ひょっとして単に運動不足?

なら私と一緒じゃん



私の腹も福の神になりますよ


音のせかい

2011年04月07日 09時42分32秒 | 日記



4つの蕾はすべて開いた。

少しだけ異様な光景となっている。

ファレノプシス

この蘭の鉢に水をあげた時、
水のしみこむ音がかすかに聞こえることに
最近気がついた。

ミチミチミチ…というか
プチプチ…というか

…それはもっと複雑で
表現できないような音なのだが、心地よくて
聞くのがすっかりくせになってしまった。

音という空間

そういえば大学で、
学生さんから聴診器を借りて
自分の胸に当て、
心音を聞いて遊んだことがある。

自分の中の音なのに
距離を感じた。

頭部にある感覚器と
胸部にある心臓との微妙な隔たり

それは聞こうとして聞いている脳と
自分の意志とは関係なく動き続ける心臓との違いを、
単に距離として感じたのかもしれないが。

脳がどこか別の場所にあるような
あ、いや心臓がどこか別にあるような…

心音を聞いて、
脳と身体の隔たりは
意外と大きいと感じたのだ。



昨日、地唄舞を舞う友人と話をした。

彼女の舞の、
三味線の弾き手は目の見えない人だ。

彼女が言うには
その人は、

ほとんど、世界のことが
目の見える自分よりも
よく見えているという。

音の世界にすむ人



カポックという

2011年04月01日 09時41分17秒 | 日記



最近、この木の名前を知った。

本名はシェフレラ
でも通称カポックと呼ばれている。

カポックで検索すると、
ばかでかい木の画像がでてきて驚いた。

それはぜんぜん違う種類だ。

なぜその木の名前を
もらったのかわからないが、

「カポック」なんて
なんだかとても良い響き。

これは浴室の窓辺にいる。

湯船につかりながら
ぼんやりと
この木と空を眺めるのが好きだ。

育て始めてすぐに
カイガラムシがついたので
部屋から出して野生化させることにした。

結果、それでよかった。

4年目
木はどんどん大きくなって
2本に枝分かれした木の根元からも
小さな葉っぱが出てきた。


昨年の秋頃
片方の木の先っちょが変形しているのに気がついた。

虫!
かと思っておののいたが
触れてみたら
堅かった。

花芽かもしれない。



全く想像できません!!