Michiyo Kamei "Shape of life"いのちのかたち  

画家 亀井三千代 記
「身体曼荼羅」春画と解剖図
michiyokamei diary

亀井三千代 HP/Michiyo Kamei official web site 

https://michika-6.wixsite.com/michiyokamei

まだまだ続きます…

2017年11月29日 11時06分21秒 | EXHIBITION



ちょっと忙しすぎてFbもツイッターもブログも手がつけられない状況になってきました…

柴田悦子画廊での「日本画で描く猫展」は盛況のうちに終了し
本当に猫は人を呼ぶなぁと実感しつつ
佐藤美術館 「吾輩の猫展」の方はまだ続いております。

12月4日からは羅針盤で「米ちゃんありがとう。展」というのに参加。
これは全くの新作ではないし、1点のみなのであまり宣伝をしていませんでしたが
240人の作家が同サイズSMスクエアで出展していて見応えは充分。
やっぱり後日、追ってお知らせしようと思います。

柴田悦子画廊へお越し頂いた方々、本当にありがとうございました。
感謝をこめて。


S h a m a n

2017年11月17日 08時45分40秒 | EXHIBITION


額装された「Shaman」。
タイトルは「Shaman」(シャマン・呪術者)になりました。

実は猫の解剖図は資料を持っていましたが
ライオンの解剖図はありませんでした。
なので、猫の解剖図でライオンが描けるかどうか
試しにやってみたくなったんです。
で、これをまさに描いている最中に
柴田悦子画廊の柴田さんからお誘いをいただきました。
「亀井さん、猫の展覧会に出展しない?」


「ライオンはだめですか?」

「ん~まぁ猫科だから…」

偶然ですが、絵がチャンスを呼んだように思いました。
絵はどこに行くかわからないような乗り物で、
私は単に絵に乗って旅をしているだけかもしれません。
そんな不思議な気持ちになることがあります。

展覧会はあと3日ですが
「Shaman」がどんな縁を呼び寄せるのか楽しみです。
是非ご覧ください。
柴田悦子画廊 http://shibataetsuko.com/wp/


「モスマイト」初体験

2017年11月13日 08時09分19秒 | EXHIBITION


「モスマイト」初体験
「モスマイト」とは三菱ケミカルさんが開発した反射防止フィルムです。
額縁のアクリルに貼ると、テカらず凄い透明感。
今回の「吾輩の猫展」に協賛いただいたことで、私の作品も「モスマイト」使用となりました。
本日から始まる「日本画で描く猫展」@柴田悦子画廊でもその効果がはっきりと!!
昨夜の展示の時は、三菱ケミカルさんがいらして長時間かけて1枚1枚フィルムを貼ってくださいました。感謝!
日本画らしい華やかで眩しい猫たちが40匹以上。是非ご覧ください。
初日、最終日(19日)は在廊いたします。15日、16日は調整中です。
よろしくお願いいたします。 
柴田悦子画廊 http://shibataetsuko.com/wp/ 



『◯◯◯』と『ユニコーン』 @ 柴田悦子画廊

2017年11月09日 08時02分22秒 | EXHIBITION


『◯◯◯』23×23cm 水墨 2017 亀井三千代
ライオーン、パパコーン、螺髪、うぉぉ…タイトルが決まらない(@_@;)
そもそもライオン展示してもらえるのかどうか

今年は猫に始まり、猫に終わる…
招き猫と言いますが
猫にチャンスをいただいた一年でした。

そして秋の猫展はこれから展開します。

「日本画で描く猫展」@柴田悦子画廊 (初めてお世話になる画廊です)

11月13日-19日







『ユニコーン』20×20cm 水墨 2017 亀井三千代


-ユニコーン猫解剖図-
人間は猫を可愛がり、猫もしたたかに共存しますが、
その皮膚下には人間には理解できない猫の「野生」があると考えています。
皮膚を剥いで野生に目覚めた猫には角が生え…
人間には飼い慣らせなかった伝説の珍獣ユニコーンになぞらえて描いた、猫解剖図です。


ご覧いただけましたら幸いです!!
どうぞよろしくお願いいたしますm(__)m


ユニコーン・シリーズ2017

2017年11月07日 09時41分47秒 | フォトチャンネル

 

「ユニコーン」
人間は猫を可愛がり、猫もしたたかに共存しますが、
その皮膚下には人間には理解できない猫の「野生」があると考えています。
皮膚を剥いで野生に目覚めた猫には角が生え…
人間には飼い慣らせなかった伝説の珍獣ユニコーンになぞらえて、
猫の解剖図「ユニコーン・シリーズ」を展開しています。


今年は1月からこのユニコーンで始まりました。
これから発表するものもありますが
フォトチャンネルにまとめましたので
よろしければご覧ください。


シャーマニズム VOL.2

2017年11月06日 08時06分34秒 | 映画

すごく良い映画見た。
『彷徨える河』http://samayoerukawa.com/ 
(『El abrazo de la serpiente』Ciro Guerra 2015/コロンビア・ベネズエラ合作)

『彷徨える河』公式サイトより 上:絵を描くおじいさんのカラマカテ 下:青年のカラマカテ

ジャングル映画なのにモノクロ??というのが見始めの印象だった。
ぎらついたジャングルをカラー映像で見たいなぁ、と思ったのですが
これはモノクロでなくては繋がらない複雑なストーリーだと納得。
層状になった回想と現実、夢が同一平面上に置かれていて
時間の進行もらせん状。
そこが大事なところなので、カラーだと色が邪魔になるかもしれません。

モノクロの画面(絵でも)を見て、
「モノクロの中に色を感じる」
とか
「色を想像させる」とかよく言われるけれども、
私はモノクロはモノクロだと思う。
おそらく、カラーのものとは見え方(仕組み)も記憶のされ方も違うのではないだろうか。

それに、経験としてもモノクロ映像はカラー映像に置き換えられて記憶には決して残らない。
常に光の世界で、色つきで生活している中でモノクロの世界は明らかな異物なのだと思う。
色を取り去ることは異常なことだと、この映画を観て学びました。
つまり、モノクロにするには、そうする理由が重要になるわけです。

ストーリーは摩訶不思議、複雑すぎてここでは書けない。
公式HPを参考にしてください。
ジャングルなんて恐ろしいところで生きるには
自然の規律に従うしかないのでしょうが、
彼らが神と呼ぶのはやはり実体はなくて、ここでは規律そのもの。
神という自然の規律を守りながら生き、破れば即、死。
私たち日本人は欧米人よりはまだ、自然の中に神を見ることができるかもしれません。
カラマカテは自然の規律を知るもの=神と交信できる者
絵も描きます。かっこいい❤(ふと、好きになちゃってます(^_^;)

是非観て下さい。(DVD出ています)


シャーマニズム VOL.1

2017年11月05日 08時22分54秒 | 日記


中高時代の同級生に誘われて
古代文字ワークショップに参加しました。
講師は古代文字アーティスト 天遊 さん。

いわゆる絵文字なのですが、意味がそれぞれちゃんとあって
その話しが面白かった。
当時、古代中国で絵文字は占いに使われていた。
占うのは王で、王というのはいわゆるシャーマンで神との交信ができる人。
この文字を亀の甲羅に書いて火にくべて
ヒビの入り方で占ったのだそうです。

だから文字も神への沢山の想いでできている。
神の言葉の受け皿だと感じました。

神というのは、実体があるわけではないのでしょうが
なんでしょう、言い換えるならこの世、大自然、宇宙の摂理のようなものかなぁと
想像しています。





文字の起こりは
古代中国、とある吃音のある王が
うまく意志を伝達できないでいたところ
奴隷だったか家臣だったかその内容を記述し残すことができるものがいて
その者と二人で3年かけて200文字を作った、ことから始まるらしい。
なにかが「できない」「欠けている」ことは新たな創造に繋がることがあると
常日頃思っているのだが、またその話しに出くわし納得。

ところで
ワークショップではミニ提灯を制作。
   
亀という字を横にたおして左右反転させ
真ん中で繋げました。
繋がるところに「和」という文字を置きました。
天遊さん、「これが日本画家さんの作品で~!!」
って皆に見せ…やめて!やめて~!!(;゜ロ゜)!!

日本画家にあるまじき雑。
実はわたくし、一般に皆が思う日本画家ではないんですね、はは

まぁいいかそんなこと。
めちゃくちゃ楽しかったです。