Michiyo Kamei "Shape of life"いのちのかたち  

画家 亀井三千代 記
「身体曼荼羅」春画と解剖図
michiyokamei diary

亀井三千代 HP/Michiyo Kamei official web site 

https://michika-6.wixsite.com/michiyokamei

工藤哲巳と玄米もち

2014年03月30日 17時45分58秒 | 日記


今日は、グループ展最中の貴重な休日だったが、
まわりたい展覧会があったので
悪天候の中、出かけることにした。

支度がめんどくさかったので
髪を束ねて、すっぴんにメガネ、マスク、デニムにスニーカーといった
怪しい感じで工藤哲巳展*¹ へ。

トイレの鏡を見て「おお~!」
危ない宗教とか、そういう人に見えるが
でも工藤哲巳展なら大丈夫❤

20年ほど前、パリに行ったとき
いろいろな美術館や画廊で
草間彌生と工藤哲巳はよく見かけた。
同じ日本人として、とても誇らしかったのを覚えている。
同時に今日、
工藤哲巳の作品を見ながら
その頃の、自由で奔放な気持ちがよみがえってきた。

自分の未来は全くわからなかったけど
不安はなかった。

今の方がよっぽど不安だ。
でも工藤の作品に
そんな閉塞感をぶち破るパワーを感じて
胸がすっとした。
これこれ、この感じ
忘れずにいたい。 


国立近代美術館
桜がちらほら…





帰宅してから
オーサワの玄米もち*² を食べてみることにした。



焼くと、ゴツゴツした感じ
今日の工藤哲巳みたい。
『X型基本体に於ける増殖性連鎖反応』工藤哲巳1960年

もち自体はふわっと伸びるわけではありませんが
つぶつぶ感が素朴でおいしいです。

うっかり2個食べましたが
少し時間が経つと腹が重い!
多分1個でいい

食べ過ぎに注意です。

*1 http://www.tetsumi-kudo-ex.com/
*2 http://brownvillage.jp/fs/naturalfoods/c04_04/os0602_genmaimochi


花の季節 到来

2014年03月28日 21時38分09秒 | 日記


ムスカリ、咲きました!!
この花が顔を出し始めると
春だなぁって思います。
我が家の春、到来。

そんなベランダの花たちに ほのぼのする暇もなく、
あらかわ画廊に通う日々…
現在、展覧会の真っ最中です。

今日は帰りに日本画廊に寄りました。
写真は画廊の側の桜並木
これ何分咲きくらいかしら…

日本画廊では
「中島早知子展」が開催されていて
作家さんご本人にお会いできました。

作品の話をお聞きしながら
胎盤、子宮などの話になり
不思議と盛り上がりました。
一日の疲れがちょっと癒やされた、というか。

自分が何を描いているのか
絵に教えられることってある。
中島さんのお話に共感しながら
画廊を出ました。

きれいです。
春は一番好きな季節。

現在開催中の展覧会の写真もアップしたいのですが
春画をベースにしたものがメインなので
アップする勇気がありません。
NGな気がします。


是非お越しいただければ幸いです。

あらかわ画廊「人間風景展Ⅴ」
http://www.arakawa-art.jp/kyobashi/

日本画廊
http://gallery-nippon.cocolog-nifty.com/


搬入前日に…

2014年03月21日 22時20分59秒 | 日記


搬入前日に
亀の子たわしを買いました。

かわいい~❤

さわり心地が
小動物みたい。


野菜はなるべく皮をむかずに
そのままいただきたい。

我が家では、たわしが大活躍です。

先代がぼろぼろになったので
あたらしいのを買いました。

袋もステキ☆

明日は搬入ですが
ひも付けや梱包も済み
あとは無事に現地にたどり着き
展示を待つだけとなりました。

初めての画廊なのでかなり緊張しています。

人人展(2月23日-28日)と
今回の「人間風景展Ⅴ」は
私の中ではセットでした。

ずっと続いている感じ

緊張がずっと続いていて
張り詰めてる感が否めない。
それでも自分が恵まれていることに感謝して
一日一日 誠実に過ごしたい。

時々絵に向かって話す
「よろしくお願いね…」

うお、気持ちわるっ!
でもほんとに話しかけます(笑)

なぜなら、今の私の状況を救えるのは
絵しかないから。
なんて追い詰められているかなぁ…


夜ごはんは
主人にピザを作っていただく。

「アンチョビもっと!」

って言ったら、すんごく辛くなっちゃって失敗

「ほどほどというものを知りなさい」

って私のせいですか?
せいですよね…

口の中が辛くなっちゃったので
食後はごぼう茶を飲みまくります。
日本画の恩師が、調子が悪いときに飲むと良いと言っていた。
自然食志向の人なので いろいろ参考になります。


ほのかに甘くて美味しいですよ

明日は良い一日でありますように。


幸福

2014年03月20日 11時59分34秒 | 日記


次なる作品を描き始めた。
ああ、なんて幸せなんだろう!!

描き始めて
画面に何かもやもやと始まるとき

こんな幸福に浸れるときは
他にないと思う。

何だかもう
理屈っぽい事なんてどうでもいい

この瞬間に
生きている実感が幸福感となって
感じられる。

同時に
描かせてくれるすべてに感謝
すべての人に感謝の気持ちでいっぱいになる。

これ、いつしか工程が進むうちに
意外な苦痛が、苦痛とも快楽ともつかないものが
やってくるんだよなぁ…不思議です。

いつどこで発表できる作品になるか
まだわかりませんが、
また一つの旅が始まる気がします。

ところで
昨年の秋、お世話になっているパークホテル東京で
搬入のお手伝いをしました。

竹ノ内直記氏 「和紙の庭」*
その搬入の様子が、動画となってYouTubeにアップされました。
巨大な和紙の作品を空中に浮かべるのですが
その制作現場、舞台裏が見られて
とても面白いと思います。


http://www.youtube.com/watch?v=lIQXZP3e_CQ&feature=youtu.be

7分くらいから
私の姿もウロチョロうつっています。
本当に楽しかった
ものすごく懐かしいです。

時間が経つのはなんて早いんだろう
人生なんてあっという間ですね

* 「和紙の庭」について
   http://blog.goo.ne.jp/michika-6/d/20130921
    http://www.parkhoteltokyo.com/artcolours/vol7.html 


人間風景展 Ⅴ

2014年03月17日 09時13分49秒 | EXHIBITION


このたび、京橋にあります あらかわ画廊*¹ にて
「人間風景展 Ⅴ」に参加いたします。

写真は
亀井三千代「春を待つ人」 墨・岩絵の具・膠・和紙 F4 2014


このグループ展は平澤重信先生に誘っていただきました。
羽黒洞以外の画廊企画のグループ展は
全く初めてなのでドキドキしています。



テーマはこちら。

この、「人間の持つ欲望、理性、所有」は梅原猛*² からだそうで
荒川さんはこれを人間の神秘の象徴としたのだと思いますが、

先日、別の画廊にこの案内状をお持ちしたところ
このような意見がでました。

「欲望、理性、所有」は「神秘」の対極にあるのではないか、と。

つまり、「欲望、理性、所有」を3つとも人間の欲と考えれば、
神秘は欲望の対極ではないか、ということのようだ。

その瞬間はまぁ確かに…と思いましたが
なんとなくひっかかってずっと考えちゃってます。
だって、ヒトが欲望を持つのも大きな自然から見れば充分神秘な現象だと思うから。

私には2極に単純に分けることはできません。





とまあ、あれこれありますが

是非お越しいただいて
一緒に考えてみませんか?

*1 あらかわ画廊 http://あらかわ.jp/kyobashi/
*2 梅原猛 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A2%85%E5%8E%9F%E7%8C%9B


人が大事

2014年03月11日 08時48分12秒 | 日記


有楽町のイルミネーション
人は光り輝くものが好き。

街を彩り心にうったえるが
これはこれでエネルギーを使う
いくらLEDだとしても。

震災あとは駅も電車も節電で
街全体がうす暗かったけど
それはそれで慣れてしまえばどうということもなかった。

今はまた
街が過剰な明るさを取り戻したというか…
どうして人はこうなってしまうのだろう。

過剰なエネルギー消費と
今日、311にテレビでやっている被災地の
まだ終わらない悲劇とのアンバランスは
居心地の悪さをこえて
正直 気持ち悪くもある。

ところで

上海に行った恩師 帰国中。
どことなく やんわりと
人がまるくなったような…

近づきがたいほど
怖い人だったのになぁ

おみやげのお茶も嫌みのない優しい味

人人展のあとは大抵
怒濤の疲れを癒やしに温泉に行くが
今回はもうすぐ次のグループ展があるのでそれもできず
そのかわりに 
恩師、友人、主人など
周辺の人々に静かに癒やされているように思う。
人が大事だ
人が好き。


そして

友人で作家の増田泰子さんが
とうとう思いきって
プライベート美術館を開設する。

心の花 美術館
http://kokohana-artmuseum.com/

これについては後日あらためて

ご紹介したいと思います。

311のことは忘れられない
今日だから特別、とうことでもない。


ありがとうございました。

2014年03月03日 07時42分34秒 | EXHIBITION


人人展、終了いたしました。

6日間と短い会期にもかかわらず
沢山の方にご来場いただきました。

本当に有難うございました。

皆、「面白い!」とおっしゃっていただいて…
自分でも人人展は相当面白いと思います。

ある作家さんに
「人人にはタブーがない」とおっしゃっていただいて
少し考えました。
おそらく、人人展に参加している作家さんは
社会的、性的なマイノリティの人が多い。

マイノリティというと聞こえは悪いかもしれませんが
守るものが少ないので
気にせず自分のやりたいことをやる。
それが多くの方に好感を抱いていただけるのかな、と思います。

もちろん、チームワークも抜群です!!

懇親会では歌って踊って盛り上がります。

来年もパワーアップできるようがんばりますので
これからも、どうぞよろしくお願い申し上げます。