Michiyo Kamei "Shape of life"いのちのかたち  

画家 亀井三千代 記
「身体曼荼羅」春画と解剖図
michiyokamei diary

亀井三千代 HP/Michiyo Kamei official web site 

https://michika-6.wixsite.com/michiyokamei

インビクタス/負けざる者たち

2014年04月27日 05時58分06秒 | 映画


昨年12月
ネルソン・マンデラ氏が亡くなったすぐ後に
テレビ東京の午後のロードショーで
「インビクタス」* が放映された。

録画してあったのを
最近やっと見た。

クリント・イーストストウッドが監督
マンデラ役をモーガン・フリーマン
ラグビーチーム「スプリングボクス」の主将をマット・デイモン



この映画のタイトル「インビクタス」は
英国の詩人ウィリアム・アーネスト・ヘンリーの同名の詩より用いられた。
この詩は獄中、マンデラ氏が支えとしていたといわれている。
劇中でも読まれているので、紹介したい。


「インビクタス」
夜より出でて私を覆う
奈落のごとき漆黒の闇
どんな神であれ感謝する
征服されざる我が魂に

過酷の魔の手に落ちてなお
私はひるみも叫びもしなかった
運命に打ちのめされ
こうべが血にまみれようと決して屈しまい

怒りと涙つきぬこの地のかなた
死の影が恐怖をほのめかす
だが幾としつき脅威にさらされようとも
私は何一つとしておそれはしない

その門がいかに狭くとも
いかなる苦しみをおおうことになろうとも
私が我が運命の支配者
我が魂の指揮官なのだ

Invictus、2009
http://wwws.warnerbros.co.jp/invictus/#/synopsis


ご厚意に甘えます

2014年04月23日 09時24分03秒 | 日記


ブルーベリーが満開!
かわいいです。

壺状、というか、
スズランみたいな形態

ブルーベリーは2鉢あるが
それでもジャムが出来るほどは実がならない。

クワの木も1鉢あって、もう少し遅れて花がつく。
こちらはたわわになるので
毎年ジャムを作るのが楽しみです。


ところで…

何故か私が新人大図鑑に載っています。

ポルトリブレ*¹ の平井勝正さんのご厚意で
載せていただきました。
ありがとうございます。



平井さんの紹介文は今までにないシャープな感覚、
素敵です。

私の名前の下には
目標とする作家、愛読書など
事前に答えたアンケートから一部、
紹介されています。

少しだけ、補足いたします。

目標とする作家は漆原英子*²、山田宴三
漆原英子は既に物故ですが、国籍不明の絵画は私にとって高貴な謎に満ちています。
どう捉えて良いのかわからない、
これほどの魅力を感じる絵画は私にとって希なものです。


また、上海在住の恩師 山田宴三氏は、
今年8月に日本でグループ展に参加します。

愛読書は『肉への慈悲』*³ D.シルヴェスター
これは、尊敬する画家 F.ベーコンのインタービューをまとめたもの。

もちろん、絵画の本質的な部分に触れようと
それを何とか言葉にしようと努める
、真摯でぎこちないやりとりも面白いのですが、
ベーコンの40代、50代…70代と長期にわたって取材されていて、
一人の人間の老いに着目して読んでも面白いです。

個人的にはベーコンの仕事では、
50代後半から60代にかけての作品が好きですが…

落ち込んだとき、仕事が一息ついたとき、

折に触れ 何度も読み返してきました。
これからも読んでいきます。私のバイブルです。





こういったアンケートに答えるのは容易ではない。
好きなものは沢山あるから。
それでも絞ろうと考えているうちに
自分にとって何が大事かわかってきます。

自分を整理する良い機会であると同時に、
やはり自分は他者によって作られていることに気づきます。
良い仲間との良い関係が大切

今は「していただく」方が多くて不甲斐ないですが
一つ一つ、全力でそれに応えていきたいです。

展覧会のインフォメーションは
7月に第3回座の会展
11月に平井さんのポルトリブレで個展の予定。

詳細は決まり次第、お知らせいたします。

*1 ポルトリブレ http://www2.tbb.t-com.ne.jp/portolibre/
*2 漆原英子(日本画廊より) http://gallery-nippon.cocolog-nifty.com/blog/2012/10/post-e03c.html
*3 『肉への慈悲』 https://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480872814/


寄稿しました。

2014年04月17日 08時32分53秒 | 日記


「月刊水墨画」
この雑誌は、おそらく書店にはおいていない。

美術館などの図書館、学校にあるだろうか。

だから、あまり読んでいただく機会もないかもしれないが
5月号に寄稿しました。

2月に、お世話になっているN氏より連絡を受け、
「人人展」の展覧会にからめて
作品について書いてみませんか?
私の方は、もう「喜んで!!」

「作家通信」P.91
タイトルはベタに「人人会とわたし」 です。


人人会に対する熱い思いを綴ってみました(笑)。

創立当時は
中村正義、山下菊二、星野眞吾といったそうそうたるメンバーが
社会や、また作家同士でも喧嘩をしながら引っ張ってきた会だそうだ。

先日、当時のことを羽黒洞の木村品子社長に伺う機会があった。
地方から参加している作家が多く、皆お金もなくて
自然と羽黒洞の前にたむろしてしまう彼らに
大量におむすびをにぎって差し入れたりしたそうだ。

人情の溢れる話がつきない。
喧嘩の話も面白い。

今は、時代も変わって作家同士の喧嘩もなく…
というか、仲良しすぎでしょ!!
作家同士、こんなに仲の良い団体ってあるかな?
その点が少しだけ不安です。

たまには喧嘩もいいかもね☆

再来年の40回に向けて
盛り上がっていきたいです。


雑誌が出たばかりなので大きく載せませんが
しばらくしたら読める大きさにしたいと思います。


どこかでこの雑誌をみかけることがありましたら
お手にとってご覧いただけたら幸いです。

第38回人人展
http://blog.goo.ne.jp/michika-6/e/0ac42957ed04bb90e35c1232de4d44ad

人人会(豊橋市美術博物館より)
http://www.toyohaku.gr.jp/bihaku/frame-hito-hito.htm


ありがとうございました。

2014年04月09日 18時51分10秒 | 日記


あらかわ画廊での「人間風景展Ⅴ」
終了いたしました。

お越し下さった方々、
本当にありがとうございました。

終わってから風邪をひいたらしく
また熱が出始めました。
何かが終わると熱が出る、というのが
パターン化しているように思います。

微熱の状態に慣れてきている、というか
身体がだるくて当たり前、になってきているのが
怖い感じではあります。

そんなこともあって、お礼状に着手するのが
少し遅れてはおりますが、
これからゆっくりとお出ししたいと思います。






会期中、予想以上の沢山の方々にお越しいただき
いろいろなご指摘、アドバイスをいただきました。
展覧会は、本当に勉強になります。
充実した10日間を過ごすことが出来ました。

羽黒洞以外の画廊のグループ展に
複数の作品で参加するのは初めてのことで
正直、どうなることやらと…
案の定、わかっていないことが多くて
自分でも情けないやら、ビックリしました。

その点でも
画廊のオーナーさんに教えていただいたことは多く
本当に良い勉強になりました。
この歳になって恥ずかしいですが、
良い勉強になったと思えることが、何だか嬉しくてなりません。

これは、画廊に訪ねてくれた幼なじみが
プランターで作った大根。
プランターでできるんですね
コロッとしていてかわいいです。


まずは葉っぱを豚肉とシメジと一緒に炒めて
いただきました。
根っこの部分はサラダにしました。
ほんのり甘くておいしかったです。


また、これは
中高時代の同級生からいただいたアレンジメントに入っていた桜。

葉が出てきたので鉢に植えてみました。
土は鹿沼土
桜は難しいのでしょうか?

うまく根付くことを祈ります。

昨年からつきあいの始まった
小学校時代の友人達も来て下さいました。
画廊初体験だそうで…
そうですよね、普通画廊にぷらっと入ったりしませんよね
画廊探訪が、その第一印象が良いものだったらいいな、と思いますが

そう考えると
初めて画廊で見る作品が
私の作品で大丈夫だったかな??



皆様からいただいたご指摘や
今回在廊中に学んだ様々なことを今後に生かせるよう
また精進してまいります。

ありがとうございました。