Michiyo Kamei "Shape of life"いのちのかたち  

画家 亀井三千代 記
「身体曼荼羅」春画と解剖図
michiyokamei diary

亀井三千代 HP/Michiyo Kamei official web site 

https://michika-6.wixsite.com/michiyokamei

大晦日へとへと

2017年12月31日 19時40分06秒 | 日記

12月31日にこんなにヘトヘトになるのは
日本人だけではないかしら…

スーパーのおせちを買いに行ったら
出遅れて売り切れ。
なので、とりあえずごった煮を作ることにした。

関西人ゆえ、高野豆腐ははずせません。
それと栗きんとんは断念してかわりに黒糖で甘露煮を作りました。


それと恒例の紅茶豚。
あ~もう写真撮るのさえめんどくさい。

ガラケーだとこういうことになります。

あとは蕎麦ですね。
早く呑みたい…


亀井について

2017年12月29日 13時25分20秒 | 日記


絵筆を持って、まさに絵に向かっているときの幸せ感は
子供の頃とそんなに変わらない。
いまだに描いていられることは、幸せこの上ないことだと思います。

子供の頃と何が変わったかと考えれば…

描いたものをどう見せるか担当の亀井A
それをどう人に知らせるか担当の亀井B
そこで繋がった縁ある人との交流担当の亀井C
そしてそろそろ作品をどう残すか担当の亀井D
それら活動資金のやりくり担当の亀井E

でも、それら総合した総もと締めは 名も無い「ワタシ」で、
亀井三千代ではありません。
名前って一体何なんでしょう…

1月はあらかわ画廊さんでグループ展に参加しますが
詳細は後日あらためてお知らせ致します。
今年が終わった感満載なので、今は来年のことは考えたくありません。

今はただただ絵を描きたいです。
(あとそれと、年賀状と部屋の掃除と…)


Happy Christmas!

2017年12月25日 08時05分31秒 | 日記


本年の猫展、全て終了いたしました。
今年1月に不忍画廊「ねこまみれ うさぎやいぬらの てもかりて展」からはじまり、
アート大阪、佐藤美術館、柴田悦子画廊、日経アートと、猫に鍛えられた1年でした。
お越し下さった全ての方々に心より御礼申し上げます。
頂いた力は来年へと繋げます。





今年のクリスマス、
ミサに行くことにした。
信者ではありませんが、たまにはいいかなと思いたちました。
とある教会へ…





神父の講話で
キリスト誕生の時、天使がライオンを招待しようと声をかけた。
ライオンが喜んでお礼に獲物を捕ってくると言ったら
そのような方はお断りです、と天使は言った。
次に天使は狐を招待しようと声をかけた。
狐は喜んで卵をとってくると言った。
そしたら天使は、人のものを盗むような方はお断りと言った。

最後に寝ていた牛とロバを招待しようと声をかけた。
牛とロバは自分たちは何もできない、ただ見ていることしかできないが
それでも良いかと言った。
天使はあなた方こそ神の子の側にふさわしいと言った。

謙虚さの教え、だそうだが何かがひっかかる。





ライオンと狐は感謝の気持ちとして
自分のできることをあたりまえにしようとしただけ。
それは牛とロバも同じ事だ。何も変わらないはずだと思う。
それぞれできることが違うのに
牛・ロバとライオン・狐を比較するのはどうなんだろう。

人は生きてる間、できる限りの精一杯をする方がいい。
ただ、役割がそれぞれ違うだけのことだと思う。
持って生まれたものを比較されるのはたまらないなぁ。。。
なんて、もんもんとしながら教会を出た。

実は私は中高カトリックの女子校で
学生生活の日常に常に聖書と祈りとミサがあった。
その洗脳に必死に抵抗しながら6年間を過ごしたのだ。
思い出しました。。。
まぁ、そういう意味ではミサに行って良かった。
私の懐疑の原点に久しぶりに向き合いました(笑)

「◯◯はこうである」という決めつけを
そのまま鵜呑みにせず一旦批判することは
私の中では悪いことではないと考えています。





ところで私は右の腎臓に小さな石がある。
だから緑茶、ブロッコリー、ホウレンソウは摂取しない。
紅茶も控えていましたが
久しぶりに 頂いた
レッドグレープフルーツティーを飲んだ。
ん~~❤ やっぱり美味しかった。Happy Christmas!



猫展について、お知らせ

2017年12月24日 09時19分21秒 | EXHIBITION


突然のお知らせですが(すみません、お知らせがちょっと遅れました!m(__)m!)
日経アート・スペースニオで開催中の「現代作家25人の猫コレクション」展は
27日まで開催の予定でしたが、急遽終了となりました。

会場で火災があったためのとことです。
展示作品に影響はありませんでした。

もし、来館を予定されていた方がいらっしゃいましたら申し訳ありません。
詳細はこちらをご覧ください。→http://art.nikkei-ps.co.jp/news/2017/12/21/2633/

そしてこちら、
佐藤美術館で開催中の「吾輩の猫展」
本日が最終日です。
クリスマスでお出かけのついでにお寄り頂けましたら幸いです。


最後のユニコーン


美しい虚無

2017年12月22日 23時33分24秒 | おすすめ展覧会


前々から絶体に行こうと思っていたこの展覧会。
「共鳴する魂 関谷富貴と小山田二郎」栃木県立美術館
今日、小旅行。栃木に行ってきました。

上野東京ライナーで宇都宮着の電車に乗る。
2時間近く。
家からこれほど離れるといい加減あきらめがつく。

日常から離れてどこか遠くへ…といった感じ。


明治生まれ。関谷富貴は絵描きの奥さんで
夫を支えるのが仕事、と言っていた人。
そのくせ、もの凄い作品数。
それらは存命中に発表されず死後発見。

オイルパステルと水彩の混合技法で描かれた作品は100点上にのぼる。

その一部、おびただしい数の作品群と今日向き合いました。

もう1点1点がどうの、という世界ではなく
連続した動き。
そして意外とあっけらかんとした印象。
何か虚無すら感じました。

虚無を描こうとすることは無意味に思えるのですが
関谷富貴の場合そうではなくて、
たっぷりした豊かな色彩の中に、何故か虚無を感じるのです。
強い色彩をぐいぐい塗り込み形を変形させていく
その連続した作業の中に造形するピュアな動きが見えてきて
人間の精神性やら内面やら苦悩やらを追及しない
というか、そんなことは追っつかないほどの美しさが画面を充填しています。
精神性を描き出すのだ、といった絵画に対する偏見から
見事に開放されていて、そこに美しい虚無を感じたのかもしれません。





何かを「描こう」とか「表現しよう」なんて
もしかしたら下品なことなんじゃないか、
とすら思えてきます。
いや、実際下品かも。

絵は作家のコントロールを越えてはじめて価値があるように思えます。
自意識を越えたところ。
それは難しくて
無意識的に描こうとすると無意識を意識することになるし
偶然性を取り入れて描こうとするとそれが必然になってしまう。
仕上がりが予期できないような手法をとるならその手法の中に
既に予期が仕組まれているような気がします。
自分の絵でありながら自分を越えるってどんなことなんだろう。
でも人間の仕事の価値は、そこに在るんじゃないかと思う。

それができたら、その平面には宇宙が宿るんじゃないだろうか。

「共鳴する魂 関谷富貴と小山田二郎」栃木県立美術館 ~24日
関谷富貴:http://www.art.pref.tochigi.lg.jp/exhibition/t110423/


新春は「オーロラ」から

2017年12月20日 18時35分13秒 | 展覧会予告


「オーロラ」F6 墨・岩絵の具・膠・和紙 2017 亀井三千代

ー新春特別企画ー
日本画 五人展 @あらかわ画廊
2018年1月9日(火)ー20日(土)

というのに参加いたします。
風邪が足をひっぱって どうなちゃうやら心配でしたが
なんとか見えてきました。

詳細は後日お知らせ致します。





これと並行して日経アートの猫展で「RINGO」が1枚追加に。
追加?
そんなことがあるのかと、初めてのことなので
「全く同じリンゴでいいんですか?」
「はい。全く同じでなくてもかまいませんが、リンゴでお願いいたします」

???(@_@;)(@_@;)???

でも、おかげさまで めちゃくちゃかわいく出来上がりました。
同じ作品を描くのは初めてですが、抵抗はありません。
これは、医科歯科でイラスト描いていたときに鍛えてもらったおかげですね。

そして恐ろしいことに、風邪がまだ治らない(笑)

治らなくてもまぁいいか。




↓美術の窓2018 1月号に広告を掲載頂きました。
(猫の次は犬…)

 



1月号でP.111 ぞろ目(笑)

自分で言うのもなんですが、
この画像よくNGにならなかったなぁ…
私に声をかけてくださるあらかわ画廊さんには感謝いたします。
どうか良いスタートになりますように。


いつのまにか師走

2017年12月11日 20時26分17秒 | 日記

12月に入ると時がますます加速する気がしてならない…

珍しく風邪をひき

熱が出ないので通常通り動いていたら
熱は出ないのに、症状がだんだん悪化。
結局結膜炎以来、調子が悪いのかもしれん。

鼻が詰まるので、自然と口呼吸に
そうするとのどがカラカラになって咳が出るという悪循環。
鼻でもなく口でもなく、もう一箇所に鰓(エラ)が欲しい。


で、身体が欲するミカンを爆食いか。
何故か食欲だけは落ちません。
何故でしょう…

「米ちゃんありがとう。展」も無事に終了。

とはいえ、まだ佐藤美術館の猫展と
日経アートの猫展 は開催中です。
ユニコーンのアンカー、最終走者の「RINGO」ががんばっていて愛おしい。



風邪で朦朧としているせいか、
ユニコーンに妙に感情移入しちゃったりして(笑)

今年は展覧会が多く、正直こたえたのかもしれませんが、
観に来ていただく方々の存在が、本当に支えとなってがんばることができました。
続けてご覧いただいてる方々、励みになります。
制作中はずっと引きこもりなので、展覧会で人に会うのが嬉しい。

まだお礼状も書けていません。もう少しお時間ください。

私の主治医というか、鍼灸の先生は
著書★の中で「上手に風邪をひけ」と書いています。

ゆっくり休んでまた走ります。

慌ただしい年の瀬、
皆さんもお身体にお気を付けてお過ごしください。

★「ツボdeセルフケア」 宮下正義著