「火の儀式」S6 墨・岩絵の具・膠・和紙 2017 亀井三千代 「イデア」S6 墨・岩絵の具・膠・和紙 2017 亀井三千代
月刊美術6月号、p.126「めだま堂」のコーナーで
上の身体曼荼羅のシリーズが2点ご紹介、販売されています。
同時に月刊美術のHP、アート・ショップのコーナーでも
インターネット販売されています。
このような経験は初めてなので経過を見守りたいと思いますが、
率直に申しますと、
実際の作品は、決してデータ化できない、というか
データ化できないほどの情報量だと思います。
雑誌だと写真が小さい、データだと画像が荒れる、ので
微妙な線描も墨色も再現されにくい。
たとえば、このブログに自分で載せている画像ですら
実物とは違って見えます。
誌上販売、ネット販売は有りだと思いますが、
実物はその画像よりはるかに良いと思われます。
とは言え、好みの作品を常に探している人は
わずかな情報から、それが望むモノかどうかを瞬時に嗅ぎ取るのかもしれませんが。
心から良い出会いを期待しています。
★月刊美術6月号 ー アート・ショップ
は、始まります…渡辺つぶら展!!
ギャラリー愚怜は期間限定でパワースポットと化します。
画像は、「七福神図」油彩・キャンバス 910×727mm 渡辺つぶら
歴代人人の作家を七福神と共に宝船に乗せたそうで
現代日本版のノアの方舟でしょうか??
私も乗せてくださってありがとうございます。
私は紫の神様の持ってる桃の右隣りに居ります。
これは誰?これは誰?って今年の人人展ではずいぶん話題になっており、
個人的には、引出線を入れて逐一名前を入れていきたい衝動にかられますが
展覧会前は本人が嫌だろうからやりません(^_^; いつかはやります。
作品は原色の効いたコワおめでたい神様たち
といっても、実際日本の神様ってまじ怖いところがあります。
どんなことしても、いいよいいよって許してはくれません。
強大なパワーの持ち主なので、皆供物を供えてお参りすのですね。
怒らせたら怖いからなんです。
ボリューミーな神様たちは一度見るとクセになります。
熱烈なファンも多い渡辺つぶら展、オススメです。
私も行きます。お参りに行く感じか(^_^)
渡辺つぶら展 @ ギャラリー愚怜 http://gallerygray.aikotoba.jp/
5月18日(木)-27日(土)日曜休廊
12:00-20:00(土は18:00まで・最終日17:00まで)
ギャラリー愚怜 :〒113-0033 東京都文京区本郷5丁目28-1
03-5800-0806 東大赤門ななめ向かい
渡辺つぶら
女子美術大学芸術学部絵画科洋画専攻(油絵)を卒業。
1990年より毎年東京のギャラリーで個展を開催。
2006年人人展・小さな人人展(羽黒洞)に出品(以降毎年)。
2015年個展「渡辺つぶら展」ギャラリー愚怜
グループ展「入口展」羽黒洞
現在人人会会員
↑「太陽」原画 F6 水彩 2017 亀井三千代
連休も終わり、
通常のモードに戻ってきました。
私はまずは、お礼状ハガキの作成からです。
20代の頃、始めて貸し画廊で個展をしたとき、
いくつかのルールを、今は亡きオーナーから教えて頂いた。
そのうちの一つに「お礼状の作成」がある。
同世代で貸し画廊からはじめた作家は
ほとんどが未だにこのルールを守っている。
今はSNSがあり、お礼状は簡略化されてきたが
私はどこかアナログで時代遅れなのかもしれません。
(だから芳名帳にはなるべく住所をいただきたい!!個人情報は守ります!)
お礼状に選んだのは、今回の「太陽」の原画↑
もちろん身体の一部を拡大化して作品化したものです。
水彩で何となく描き始めて
途中から岩絵の具でいけるとふんで筆をおいた。
だから未完成です。
あとで仕上げて展覧会に出そうかとも思いましたが
もう手が入らなくなっていました…
↓本画はこちら。えらく違いますね(^_^;
岩絵の具の発色は毒のように美しくて好きです。
「太陽」P12 墨・岩絵の具・膠・和紙 2017 亀井三千代
↓で、気に入っちゃって、小品にもしちゃいました。
しつこいですかね(笑)
「太陽」SM 水墨 2017 亀井三千代
ところで、今年は漱石の生誕150年とのことで
どこもかしこも「ねこ展」大流行で
私も地味にイメージ練ってます。
踊るコネコーン??
ちょっとクネクネさせてみたい(^_^;
6年ぶりの個展、終了いたしました。
続けて見て下さっている方々からは
気さくにお話しさせていただきながら、もう一度我が絵をなぞり見て
気づくかされることも多く、とても収穫の多い日々でした。
また沢山の思いがけない出合いもありました。
遠方からわざわざお越し下さった方、
SNSを見て訪ねて下さった方、
海外の方々…
そのさなかに、何となく感じたのですが、
私はこれらの絵の作者であり、
描いた過程の記憶もあるにはありますが
作品はすっかり私の手を離れていて
決して私の一部などではなく、全く別の存在のようです。
画廊ではお客さまと話をする機会が多いので
どうしても話が作品の解説に向いますが、
「一方的にたたみかける」ことはなるべくせずに
向き合った中からどんな言葉が現れるか、
その未知な言葉を引き出すよう努めました。
私は作品とお客さまの間に居て、良い出合いを促す
媒体のような存在かもしれません。
作品の説明を聞くことに慣れている方にとっては
言葉が少なくて物足りないこともあったかもしれませんが。
絵に対しても
自分で描いていながら
私はその成長に奉仕しているような者でしかなく
制作とは献身そのものだと思いました。
個展はもういつできるかわかりません。
機会があればあるでしょうし、
なければしばらくありません(^_^;
ただ、グループ展の機会は
今年は奇数月ごとにありますので、
これからまた献身の日々に戻ります。
またお目にかかれることを
楽しみにしています。
皆様、本当にありがとうございました。
展覧会終了翌日、吉野に遅いお花見に行ってきました。(^_^)
奈良の風は心地よく、そのあと京都へ。お墓参りと *海北松友展 を見ました。
どでかい掛け軸のオンパレード!!贅沢な軸装にため息がでました…