Michiyo Kamei "Shape of life"いのちのかたち  

画家 亀井三千代 記
「身体曼荼羅」春画と解剖図
michiyokamei diary

亀井三千代 HP/Michiyo Kamei official web site 

https://michika-6.wixsite.com/michiyokamei

完全に夜型

2012年07月31日 11時07分49秒 | 日記


アンナ・ゼマーンコヴァー「無題」

7月13日~16日
四国旅行の帰り、広島に寄る。

広島市現代美術館*
「解剖と変容- アール・ブリュッドの極北へ」
ルボシュ・プルニーとアンナ・ゼマーンコヴァーの作品を見る。


四国旅行は絵金と、広島のこれを見るための
贅沢な旅行だったのだ。

いや実はもっと贅沢で
途中、牧野富太郎植物園や土佐高知城
厳島神社など盛りだくさんだった。

で、この展覧会
見たことも無い絵画がそこにあった。


ルボシュ・プルニー 三連画(部分)2011

絵画の方法論が全く独自のものなので
はじめ困惑し、驚きもするのだが
そこに表現され得た「美」を一瞬でも感じたら
それを手がかりに
絵が読めるようになってくる。

そこには
彼らなりの知性や方法論が剥き出しになっている。
型破りだが、むちゃくちゃではない。

やはり理由のないものなんてない。
それが言葉にならないことはある。

目で見た画像の情報は
脳のどこか
とても特別な場所にそっと蓄積されるような気がする。
それは脳のごちそうだ。




オリンピックにはまって
完全に夜型になった。

夜制作する、という友人は多い。
夜は何かが起こるらしい。

そんなこと、私はあまり信じないが
日中の殺人的な暑さに加えて
夜中のテレビが映し出す肉体の躍動と歓声に、
ぼうっと魔法にかかったようだ。


今では
夜の制作が楽しみだ。
どこか儀式じみている。



*http://www.hiroshima-moca.jp/
 http://www.hiroshima-moca.jp/pz/


絵金まつりへ ー 四国1

2012年07月18日 08時36分59秒 | 旅行


四国に飛びました。

あこがれの絵金*¹ を見に
3泊4日の旅に出る。

法事とか関係のない
純粋に旅らしい旅は
本当に久しぶりです!!

もちろん飛行機も久しぶり

なので、羽田でいきなりトラブルです。
できたらどっかでデッサンでも…と
持ち込んだ愛用ふでいれの中にカッターが…

20年以上、これも愛用のカッターナイフ
いきなり没収です(泣)

「ダメにきまってるだろう!!飛行機なんだから。」
怒られます…




13日(金) まずは徳島に一泊。
翌日レンタカーで高知に入る。

高知県、土佐は祖父の故郷。
初めて訪れます。
おじいちゃん、久しぶり!!


14日(土)
土佐、赤岡入り。

天気は曇り、というか小雨がぱらついていましたが
運良く上がってくれました。
私は晴れ女です。

赤岡は田舎によくあるような静かな街
でも、ここに絵金が流れ着いたというだけで
不思議と妖気に満ちている気がします。

暗くなって
街は提灯の明かりだけなった。


各家の軒に絵金の屏風が並べられ
ろうそくの明かりに赤く揺れます。




絵金の芝居絵
全部で23枚あるそうです。


せんべいを売るおばちゃんの店には
蛍光灯がついていた。


絵金の絵はグロい。
血しぶきは絵金の「血赤」と呼ばれるほどだ。

絵の具は朱のようです。

赤もさることながら黒もとても美しい。
墨色がこんなに美しいと感じるのも久しぶりだ。

絵巻物がストーリーを横に描くなら
絵金は遠近法を用いてストーリーを奥に描いていく。
屏風という限られたスペースに
めいっぱい物語を描く工夫がされていると思う。
だから、絵には空白がない。

僭越ながら「構図王」と呼ばせていただきたい。

また絵金蔵*² に白描の展示があった。
見ることができて本当に良かった。

…上手いんだ。 ひしひし…





この日
思いがけず「狐の嫁入り」*³ に遭遇

遠くの方から提灯の明かりが
ゆっくり  ゆっくり…



びっくりしました。
初めて見たんです。

怖さと美しさにゾクゾクしました。

赤岡…ブラボー!素晴らしい!!

*¹ http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BC%98%E7%80%AC%E9%87%91%E8%94%B5
*² http://ekingura.com/
*³ http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%8B%90%E3%81%AE%E5%AB%81%E5%85%A5%E3%82%8A


館林ジャンクション 番外編

2012年07月11日 18時27分30秒 | 日記


これは館林美術館の中のレストラン
イル・コルネット* のベジタブルスープカレー

もう、めちゃくちゃ美味しい!!

これが都内で食べられるなら
絶対に行っちゃいますよ。

なんとも言えない甘みと酸味
ふくよかなコク

ご飯がやや固めなのも良いです。

肉っ気はありませんが
大満足です。

ああ、もう一度食べたい…



そしてもう一つ
途中のSAで買った水戸納豆。

納豆を発明した人は
つくづく偉大だと思う。

身がしっかりしまっていて
これも本当に美味しい。

私は 醤油だけかける派 だが
いつもの、うちの安い醤油なのに
水戸納豆にかけて食べると
何故か不思議とダシの効いた味になる。

つまり、
旨い納豆は醤油がだし汁に変身するのだ。
スーパーの納豆は、はじめからだし汁がついているが
これは違う…違うのですよ!!





ほとんど更年期のような感じになってきて
そこに置いたはずの本が無い、
ただそれだけで
心臓がばくばくしたりする。
2週間ほど続いた瞼の痙攣は今日やっと治まった

面白いと思う。

この際、楽しむことにした。
納豆のお世話になりながら、です。

http://www.joyfulpark.co.jp/01_ilc.html


館林ジャンクション

2012年07月10日 09時17分36秒 | 日記


「館林ジャンクション」展*¹ を見に
館林美術館に行った。

天気は雨

でも、とても静かで人も少なく
その広大な景色に、「まるで天国だね」…

20年来の親友とのんびり歩く。


池には蓮
ほんとに天国でしょう?


こんな彫刻も




館林ジャンクション展 



同行した親友を通して知り合った作家さんが
この展覧会に参加している。
彼女のおかげで、この作家さんとも
知り合ってもう、10年以上のお付き合いになる。

「その土地に立って、その土地の記録をする」
彼はインスタレーションの形式で
野外展での発表が多かった。
展示に関わるその土地の
常に社会的な問題提起を作品にしのばせてきた。
(今回は足尾鉱毒事件関連*²)


美術館は初めてだという。

もともと主張を声高には表現しない
どこか秘めたような物静かな彼の作品は
美術館という仕立てられた空間に閉じ込められて

不思議と痛いほど

その主張が剥き出しにされたような気がした。


親友と作家

二人の後ろ姿に永年の絆を感じた。
作家にとって、長くつきあってくれる理解者は
とても大切な存在なのだろう。

*¹ http://www.gmat.gsn.ed.jp/ex/ex.html
*² http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B6%B3%E5%B0%BE%E9%89%B1%E6%AF%92%E4%BA%8B%E4%BB%B6


ビバ!ベートーベン!

2012年07月06日 08時30分19秒 | 日記

http://www.youtube.com/watch?v=GBaHPND2QJg

動画が続きますが
これはface bookで友だちが、そのまた友だちから
シェアした動画です。


涙が止まらない!!
(瞼の痙攣も止まらない)

私もface bookでシェアをできればいいのですが、
使い方がいまいちわからないので
まずはこちらにリンクを貼らせていただきます。


演奏家っていいな。


ジャガイモできました!

2012年07月03日 21時49分48秒 | 日記


梅?みたいですが
ジャガイモです。

いつかの芽の出たジャガイモ* を
植えてみたら
こんなふうにできました。

でも食べたくはないよね。。


青くなってしまったので
毒ジャガイモです。

ここから
また芽がでるのかしら…

命は繰り返すのですね(そうでない場合もあるけど)。

1週間ほど前から
左下まぶたの痙攣が止まらなくなった。

身体のいろんなところに
いろんな不具合が生じ始めた。
年齢なのでしょうが、困りました。

老眼も進んだ。

笑えるほど一般的だ。

いつか、一日中寝てみたい。
* http://blog.goo.ne.jp/michika-6/e/da19b1039af6868579ed1282cd81ced7