Michiyo Kamei "Shape of life"いのちのかたち  

画家 亀井三千代 記
「身体曼荼羅」春画と解剖図
michiyokamei diary

亀井三千代 HP/Michiyo Kamei official web site 

https://michika-6.wixsite.com/michiyokamei

ライオーン

2017年09月25日 21時54分55秒 | 日記


今年のオープニング、不忍画廊の「ねこまみれ」の展覧会で
仲良くなった人形作家のIさんが、先日「耀の会」2人展に来てくれた。
世代も同じなので、話しが合う。

お互い、今年はずいぶん猫を制作したが、これは今年が漱石生誕150周年で特別なのであって、
普段私たちは猫は作らない。
「私たちは私たちの作らなくてはならないものがある」そこ、がんばっていこう!!
みたいになったんだけれども、
裏切るようですみません、あと1枚描きます(^_^;

これはどうしても描きたかった、ライオンのユニコーン。
(暫定「ライオーン」笑)

描き始めたところで画像はまだ途中ですが、どうなることやら。






2日間日光に行き、東照宮など見学した。
東照宮よりも、その隣の 輪王寺がとても良かった。

泊まった温泉宿で湧き水がでているので
それを持ち帰り、今日その水で墨をすってみた。
…よくわからない…
というか、あまり良いとも思えない。

温泉は 光徳温泉
硫黄泉で素晴らしく気持ちが良かった。

考えたいことが山ほどあって、ぼぉ~~っとしながら長湯をしたが、
湯あたりもせず逆にしゃっきりした。


日本人に生まれて良かった

温泉は素晴らしい。


骨休め妄想

2017年09月23日 00時05分08秒 | 日記

今年の主だった展覧会が終わり
挨拶に回るところは回り終え、
気持ちもすーっと静かになった。
そして昨日は 大橋可也&ダンサーズ の公演を観た。
大橋さんとは15年ほど前、一緒に制作していたことがある
盟友。
作品は人の情緒に媚びたものでは全くなくて
テーマ、振り付け、会場、音、ダンサーたち全てに妥協がなく
むき出して突きつめたもの。
だから見る方も覚悟が必要だ。
ノイズにそして3時間の長丁場。
集中してヘトヘトになるけど感動が身体に刻まれる感じです。

そして彼らのダンスには変な抑揚がなくてすばらしい。

日本のテレビドラマを見ていると
普段ぜったいにこんな言い方する人いないよ、っていう不自然な演技ばかりだ。
そらぞらしくも演技を演じている感じ。
すぐチャンネル変えちゃう。もうほとんど見なくなった。


演技してないように見える演技、
ダンスしてないように見えるダンス、
そして描いているように見えない絵
作り得ないものにただただ近づこうとするだけの行為、
リアリティーはそんな中にあるのかもしれません。


「絵のための絵」になってはいけない、という言葉
今なら少し分かる気がする。
つまり、描くよりももっと他に気をとられる何かが必要なのだ。
逆に言うと、常に描くことではない別のことに集中しながら
絵具を置く感じ(ってそんなことできるのか??笑)
でもその「別のこと」がとても重要で
もしかしたら身体感覚かもしれません。

あるいはまた、空中を感じてそれを絵具にただただ置き換える作業。
絵を絵具で描くのではなくて
感覚を色と形におきかえて視覚化するだけの試み。

たとえば数学者が、この世界を数字に置き換えるのと同じように。
その方が、よっぽどピュアにこの世界が見られるかもしれません。


ぐだぐだすみません。
自分の為の覚書です。


ありがとうございました。

2017年09月16日 07時00分47秒 | 日記


耀画廊、2人展も無事に終了し
重くのしかかっていたモノがすっかり落ちました。

お越し頂いた沢山の方々、本当にありがとうございました。
私はアナログ人間なので、
展覧会の案内状はハガキで出さないと気が済まない。
でもここのところ、密かにSNSを見て来て下さる方々もいて
私もそれを密かに嬉しく思っております。


今年はずっと、ここまでは何があっても倒れられない、という
スポ根的な気合いのみで走ってきた気がします。
あまり良いことではないかもしれませんが。

会期中、気合い入りまくりのわたくしに
怖いと感じた人、すみませんでした(笑)

沢山の方々に作品をご覧頂くことができて
本当に嬉しかったです。

それと、今回は比較的ゆっくりお話しができ
貴重なご意見も沢山伺えて…
忘れないうちにメモしておかなくては!!

しばらくはまとまった展示はありませんが
秋を満喫し、じっくり充電し、酒断ちもし、
また来年に備えたいです。

そして偶然テレビで観てしまった↓

エイリアンクイーンと闘うため、パワーローダーを操縦するリプリー(Aliens 1986 James Francis Cameron)

一瞬機械のオーバーオールみたいに見える(笑)
命がけとは、こんなにも滑稽なことなのか!

もう女もなにもない、すべてを捨てて闘うわけです。

男性優位の社会で女が男に媚びずに「勇敢に」生き残るとは
つまりはこういうことかと思いました = 体力ですね!

「エイリアン2」予告 Youtube→ https://www.youtube.com/watch?v=4_HR_sVB2uI


本日休廊日→12日(火)最終日

2017年09月11日 09時08分10秒 | EXHIBITION


現在開催中の「耀の会」亀井三千代・星晃2人展→ https://www.yohgarou.com/
今日は2度目の休廊日、そして明日12日(火)は最終日です。

会期中、星さんといろいろ話すうち、
面識はありませんでしたが
互いに知り合いの
作家さんが多く
何て狭い世界だろうと思いました。
逆に言うと、何故今まで出合わなかったんだろう??


おかげさまで良い評判をいただいております。
既にご観いただいた方には心よりお礼を申し上げます。

展覧会中は毎日呑むことになりますが
展覧会前よりも
腹の肉が分厚くなっているような…
終わったらしばらく禁酒します(^_^;

明日12日(火)最終日、夕方17時まで
是非是非お越し下さい。
お待ちしております。

(ほんとに太ったわ…)


青と黒

2017年09月05日 08時11分35秒 | EXHIBITION


「航海」SM 墨・岩絵の具・コチニール・膠・和紙 2017 亀井三千代

「耀の会」 亀井三千代・星晃2人展 無事始まり、昨日は最初の休廊日。

やらなくてはいけないことが山積み
洗濯、片付け、ベランダの植物に水やり、溜まった洗いもの、読まなくてはならない資料…
どこから手をつけていいかわからない。

始まって2日間は盛況で良いスタートを切りました。
お越し頂いた方々、本当にありがとうございました。

展示は今まで体験したことのない、刺激的なものに。

スカッと抜けていてかっこいい!!
そして全く対照的な
星さんの青い画面が美しすぎます。
メキシコに留学していた星さんは
記憶にあるメキシコの雨の風景を描いているのだそうです。

この展覧会の話しをいただくまで、星さんのことは全く知りませんでした。
これは企画下さった方の采配で、
自分たちでは、この組み合わせは不可能です。

私の周辺は人人の作家で、どこか似たもの同士だし
座の会の作家とは、まだ2人展ができるような縁がありません。

素晴らしい機会をいただいて、その縁に報いたく、
最終日まで、ただただここで命を燃やしたいと思います!!

いらして下さる方、画廊に私が居たら、
是非いろいろ聞いて下さい。

お待ちしております。


額装された「イコン」 SM 箔足模様の美しい額装は アトモスフィア さんによるもの。


「Echo」S.SM こちらは展示する予定ではありませんでしたが、急遽展示することに…


初日にフリーライターの山田歩さんからいただいた花は
ベランダでこちらも命を燃やしています。

山田さんは人人会HPに見聞録を書いて下さっています。
いつも呑んでる感じで…(来たときも昼間なのに酔っ払っていた・笑)
ユニークな見聞録はこちらから→「あるくの人人作家見聞録