Michiyo Kamei "Shape of life"いのちのかたち  

画家 亀井三千代 記
「身体曼荼羅」春画と解剖図
michiyokamei diary

亀井三千代 HP/Michiyo Kamei official web site 

https://michika-6.wixsite.com/michiyokamei

始まりました。第11回座の会展『座2022』

2022年08月28日 09時06分39秒 | EXHIBITION


これは飾り付けの様子。サーカスですか!!


普段運動をしないので、全身筋肉痛になります。

第11回座の会展『座2022』は、私にとっては今年の重要な展覧会。
展示の事故も無く始まりました。


初日ギャラリートークは平日にもかかわらず
いらしてくださったお客さまには本当に感謝!



ここに来るまでいろいろな事がありました。
何よりメンバー同士で議論したことが大きな収穫だったと思います。
結果も大切ですが、その過程が重要だと思えた今回の展覧会。
私もまだまだ成長してきたいです。

作品画像を少しご紹介。

高田研二郎さん作品。


宮島弘道さん作品


羽田雄貴さん作品


そして亀井作品。

💜第11回座の会展『座2022』9/1(木)まで O美術館
10:00-18:30(最終日16:00迄)
★O美術館 (JR線・りんかい線 大崎駅から1分、大崎ニューシティ2号館2階) 03(3495)4040
亀井在館日:30日(火)10時~、31日(水)10時~、9月1日(木)12時~
是非ともお越し下さいますよう、よろしくお願いいたします❣️


『Women2022』

2022年08月22日 08時55分58秒 | EXHIBITION
始まりました。
『Women2022』展
単に女性作家5人を集めた”5人展”のような展覧会はよくあることですが、
この展覧会『Women2022』という直球タイトルは(前回も書きましたが)
引っかかり、ゆくゆく何か重要な問いかけになるかもしれません。
私は初めてご一緒する4名の作家さんとの出合いが嬉しく、またとても勉強になっています。

参加作家:有坂ゆかり/ 糸数都 / 亀井三千代/ 釘町一恵 / 丸田恭子


丸田恭子さん作品


釘町一恵さん作品

★展覧会趣旨
 女性の活躍が目立つといっても、2021年の日本のジェンダーギャップ指数は156カ国中120位。SDGsも多様化にもほど遠い。そのなかで、女性の美術家たちの活動が眼を引く。
 そこで、表現様式やコンセプトは異なるが、現代に鋭い眼差しを向けている美術家たちを集めた。具象抽象を問わず、だれもが見たことのない世界を追い求めている。そして、それを形にして、社会に何らかの痕跡を残していくはずだ。そう感じられる作家たちの「現在」を示す。


有坂ゆかりさん作品


糸数都さん作品

是非私たち5名の作品をご覧いただくと共に展覧会タイトル、趣旨も合わせて体験して頂けましたら幸いです。

★『Women2022』ギャラリー絵夢(新宿東口徒歩3分)28日(日)迄。11時ー19時(最終日15時迄)
https://moliere.co.jp/galerie/
私は28(日) 15時~ギャラリートークに参加します。
よろしくお願いいたします。

今月2つの展覧会

2022年08月17日 10時26分35秒 | EXHIBITION

今月は実は2つの展覧会に参加します。
一つは第11回座の会展『座2022』で26日から。
もう一つは『Women2022』で20日から。
ややこしい。
こちらは旧作での参加になります。
そして、じわじわですがこのタイトルに対する疑問も生じています。





『Women2022』
キュレーターは男性。
例えば、仮に女性のキュレーターが男性の作家を集めて『Men2022』としたらどうだろう。
キュレーターの視点が上から目線になるのが分かる。
つまり、私が思うに『Women2022』は男性の視点から生じた展覧会だ。
そしてその目線に気づくとタイトルもやや差別的なものに思えてくる。

展覧会コンセプトでは真っ先に日本のジェンダー指数156カ国中120位に触れている。
だからこそこの展覧会が成り立つ。
ジェンダー平等の視点からはありえない展覧会だろう、と思うのだけど
これを感じているのは私だけなのか、他の女性メンバーも感じているのか、
またキュレーターも確信的に企画しているのか、それとも全く無自覚なのか分からない。
そういう意味では面白い展覧会になると思う。





今では男・女に対して、このどちらの性でもない、という人も居る。
確か、先日フランスに行った時、何かの書類に性別をチェックする際
用紙に「男・女・それ以外」というのがあった。
私はもっともだと思った。
性に限って言うなら
このどちらの性でもないキュレーターが早く現われ、バイアスのない展覧会を企画するのを期待しています。

はっきり言いたいのだが、私の作品はジェンダーを問題にしているのではなく
男女の構造的な性差といのちに興味を持って描いている。解剖学がベースなので。
バイアスなくフラットに作品を見て欲しい。

私の中のささやかなこの展覧会タイトル問題。自分ではじわじわ気づいて良かったと思う。
最初は気がつかなかった。肝心なことは大抵あとから気づきます。
私も相当鈍いのです。


第11回座の会展「座2022」

2022年08月03日 09時48分20秒 | EXHIBITION

6月、7月と続いた展覧会も終わり、
先日は地元の川崎大師にお礼参りに行ってきました。
もちろん今後の無事のお願いも。

お大師さまはちょうど風鈴市の最中で
風鈴の何とも美しい音色が、風とともにランダムに鳴り響いて異次元。
夏だな~


8月に突入しましたが
今月は2つの展覧会があります。
一つは毎年恒例の「座の会」
この会は昨年暮れから解散の危機に見舞われた。
今だから言えるけど、これは本当にきつかった。
こういう時、人間の普段見えない一面が現われるね。

私は意見のまとめ役にされてしまい、
一時期マジで暗かった(笑)



創立者に「解散」か、あるいは「グループ名の変更」の選択を迫られて
何ヶ月かメンバー同士話し合った。
結果グループを去る者、残る者、いろいろありましたが
グループ名は変えません!!

ていうか、創立者にその権限があるって初めて知った(@_@;)
一時は、穏便にグループ名変えた方がいいんじゃないかと思ったけど
メンバーのさまざまな意見を聞きながらそれは間違っていると悟りました。
ですので今回の座の会は、これは私たちの打ち出した結論。
意思表示となります。



私は、ただただ全力で制作して展示し、
その展覧会が良い場になればそれで良いです。
重ねて申しますが、
作家は自分の制作に持てる全てを注ぐものだと私は考えます。
そしてその作品が場を作り結果を出していく、ただそれだけのこと。
一般論ですが、
団体展に属していると「あの作家の作品は会に合わない」とか暗に言い広めて
人を「排除」の方向へ持っていく作家もいる。そんな時、大抵は己の作品が棚に上がっている。
また会を辞めるのを他人のせいにする作家に限って、やっぱり辞めずにずるずる居る。
それは単に人騒がせな愚痴でしかない。
これは一般論です(笑)

少なくとも座の会の膿は全部出された。
人数も減ったし、やむを得ず去ったメンバーには残念でしたが
これからこのメンバーで作られる場に期待していきたいです。

テーマカラーはパープル、力強いよ!


諸事情をふまえた上での気概あるコメント↓
”座の会よ、ただひたすら座れ” このタイトル見ただけでも泣けてくる!
”「座の会」の名前で続ける意味” 若手の高田さんのコメント。
ここに今回の全てが凝縮されていると思います。



残ったメンバー、新しく迎えた新メンバーも。
座の会は8月26日から。
座の会  - ホーム | Facebook
詳細は後日。どうぞよろしくお願いいたします!!

★★★★
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