Michiyo Kamei "Shape of life"いのちのかたち  

画家 亀井三千代 記
「身体曼荼羅」春画と解剖図
michiyokamei diary

亀井三千代 HP/Michiyo Kamei official web site 

https://michika-6.wixsite.com/michiyokamei

フランス出国

2024年05月12日 06時35分28秒 | 日記

掛け軸の3幅目も出来上がり荷造りもだたい形になってきました。
今回は職人さんにずいぶん助けて頂いた。
協力者がいるのはありがたい。
人との出会いが全てなのではないかと思う。


今回は、屏風型の小品にも挑戦。


軸の裂地といいこの小屏風といい
全体的にゴールドです!

なので今回はパネルの脇に箔を貼って
壁への反射を狙いました。
パリは光が強いので白い壁にどんな光を映すか楽しみです。


画像はピンクの色箔をはりました。
壁にもうっすらピンク色が。

不安なことを思うとそれがどんどん増幅してしまうので
なるべく考えないようにしています。
自分の気持ちをコントロールするのは難しい。

帰国したらこの展覧会についてズームでの研究発表の機会をいただきました。
またもや息つく暇もありませんが
できる限りのことをしていこうと思っています。


おぼろげな研究発表のテーマは
作品のイメージが固定されず開かれていくにはどのようなキュレーションが望ましいか?
いや逆に、どのようにキュレーションすれば作品は閉じずに開かれていくか…
今回の展覧会タイトルが”SHUNGA contemparain"なので
この春画のイメージが固定されずにさまざまな意味を持ち得るには?

そんなことを考えながら行ってきたいと思います。

Galerie SATELLITE
https://galeriesatellite.jimdofree.com/
7 rue François-de-Neufchâteau 75011 Paris
Tel. 01 43 79 80 20



夢の話

2024年05月03日 09時18分28秒 | 日記

長い夢だった
場面もころころ変わる
出てくる人は皆親切で、何がどうというストーリーでもないのだけど
目が覚める直前のクライマックスが劇的だった。



リアルで、私は2005年~2021年頃まで羽黒洞という湯島の画廊にお世話になっていた。
家族的な画廊でいろいろなことを教えてもらった。
社長はお母さんのような存在、そしてその娘さんは私には戦友
社長の女友達が画廊には多く出入りし、行くと大抵奥の事務所で女たちがお茶をしていた
もちろん画廊なので内心「それで良いのか?」とは思っていたが…

彼らは江戸時代から在るという古い日本家屋に住んでいた
夢の場所はおそらくそこだ。
懐かしい画廊の感じがあった。
姿は見えなかったが社長がそこに居て、私は懐かしく何かを話しかけていた
私は社長に「社長!」と大声で呼びかけるのが好きだった
そんな時、社長はいつもにこにこしていた。



ところで、夢のそこには例のとりまきの女性たちも4名ほどいた。
その中に、紫色の絵の具のようなもので顔全体をペイントした小柄な女性が一人居た
服も帽子も全体が青紫色で統一されている
子どものように小さいが紫色の顔はしわしわでどう見ても老婆だった。
彼女が私の正面に立ち
「○○さんがガスで自殺を図ったらしい」と私に告げた

「やっぱり。そうなると思っていた」と私
来るべき時がきたと思った

その会話の最中、右手の引き戸の隙間から軍服を着たとても大きな外国人男性が
部屋の脇を通り過ぎるのが見えた
引き戸の外には廊下があるのだ。

私は引き戸を開け廊下に出た
木造建築の長くて暗い廊下がずっと続いていて、左右に戸がありそれぞれ部屋があるらしい。
その奥に父の姿が見えた。
部屋に入ろうとしているか、あるいは出てきたか、そんな感じだ

私は思わず「待って」と叫んだ

「まだやることがある」と父

手には原稿のような紙を持っていた
私は走って父に追いつき後から抱きついた。ゴツゴツ骨張った痩せた身体が頬にあたった。
父の腰の位置、だから私は子どもに戻っていたのだと思う。

会いたかった、行かないで欲しい、と抱きついて懇願したが
父はふっと移動して気づくと建物の外に出ていた。

そこは言葉にはできないほど美しい場所だった
真っ赤な花が青空に映えていた
椿だろうか。
この時、これが夢だということが私には分かった。
なんて鮮明な夢なんだろう、とその赤い花を見て思ったのだ。

空か海かわからないけど高い所にいて、遠くまで青い風景が見渡せた
父はその美しい景色を眺めて、何も言わず優しい横顔を私に見せた
私は再び父に抱きついて
「大好きだ、行かないで欲しい」
「私も一緒に連れて行って」と泣きながら懇願したがそのまま目が覚めた。
やっぱり泣いていた。



私がショックだったのは
こんなに父のことを思っていたことだった。
普段はあまり思い出さない。
忙しくてそれどころではなかった。

自分の制作も、母の介護もずっと連続していて息をつく間もない。
死者のことを思い出す余裕すらなかった。

父は天国にいる。天国はきっとこんな美しいところだ。
その美しい場所を夢で見ることができる自分にも少しほっとしたし
このイメージは優しかった父から育んでもらったものだとも感じた。



さて、リアルで私はもうすぐフランスに行く。
パリで個展をするためだ。

作品もそろい、荷造りも始めました。

これは画廊が作ってくれたカードデザイン
タイトルは『SHUNGA contemporain』なので春画がテーマです。

ブログ、久しぶりで前回は人人展のことだった
SNSをしているのでこまめにそこにポストしている。
だけど夢の話は長くてとても個人的なことなのでブログの方が書きやすいです。

SNSはこのウェブサイトから入れます
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フランスのこと、またアップします
皆さまも良い初夏をお過ごし下さい。そして良い夢を。


毎日が早すぎ

2024年02月24日 16時23分34秒 | 日記

前回のブログが年末でしたので
あっという間に2ヶ月が過ぎたことになります。
正月に撮った富士山の写真も載せるチャンスを逃し…

ブログ書こう書こうと思いつつ
いろいろな事がありすぎてまとまらず
そうこうしているうちに毎日が矢のように過ぎ去り
こんなふうに人生は終わるのか、などと考えたりしています。

過去には、ずいぶんゆったり時間を過ごしていたこともあり
なんであんなに時間あったんだろ、と不思議でなりません。
何かが成熟していくのはそのようなゆったりした時間の中だったように思います。

現在は3月の人人展の準備中
図録が何とか形になり印刷間近。それでもまだ山のようにやることがある
もちろん制作以外にです。

考えてみたら、ここ何年もずっと展覧会準備中(笑)
つまりずっと描いている
それはとても幸せなこと。



並行して、89歳の母からも目が離せなくなってきた。
月曜は病院に連れて行き、食事の作り置きをする。

この作り置きは、結構好きな作業
母もちゃんと食べてくれているみたい
まさか、私が母に食事を作る日が来るとは思ってもみなかった
これは10ヶ月ほど続いている。やれると思う。



その他、水墨の勉強も始めました
竹、蘭、梅と続き、ようやく四君子の菊まできた
これはとても難しく、私は水墨画家にはなれそうもありませんが
一番興味があるのはその謎めいたスピリット
これは伝えることができそうだと思っています。
年齢も重ねて、そろそろ自分が後の世代にどんなスピリットを伝えることができるか考え始めています。
そう、今年の私のキーワードは「スピリット」です。

その意味でも、きちんと伝えられる人に巡り会いたい
性分としては「誰とでも仲良く」はできません
というのも、作家の中にはとんでもなく無礼、あるいは無責任な人もいるので
等しく関わっていると振り回されてしまうからです。

5月にはパリ個展もあり今年もおそらく激動です。
作品は、昨年夏より人拓と描画のハイブリッドを始め、秋から水墨の要素も取り入れています
少し前まで要素が多すぎてメタメタでしたがようやく落ち着き始めました。



殺伐とした残酷なムード、これは私の持ち味なので仕方ありません。
しばらくはこのスタイルでいくと思います。
HPも更新しました。
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皆さま、応援くださいますよう、何卒宜しくお願い申し上げます。


良いお年をお迎え下さい

2023年12月29日 19時47分17秒 | 日記

大阪個展、終了しました。
ワイアートギャラリーさんはかつての湯島・羽黒洞のような女所帯。
人情に厚く、お客さまともとても良い信頼関係を築かれていて
私はその中で安心して展覧会に臨むことができました。大変お世話になりました。

会期中、新幹線で大阪に3回通いましたが
今回の旅の友はこれ!

新幹線弁当と、ホームにある「ミル挽きコーヒー」。これめっちゃ美味いんです。
これ買って新幹線に乗るのが楽しみでした。

クリスマス間近の画廊前には大きなクリスマスツリーが出現。

ああ、年末感満載…


今年夏に、人拓と描写のハイブリッドとして初チャレンジした三幅対「triptych」は旅立ちが決まり
大阪での展示が最後となりました。全くミラクルな展覧会でした。
ご覧くださったお客さま、また応援下さった方々にも本当にありがとうございました。
感謝いたします。

ワイアートギャラリーではオンラインで
今回の展覧会「宇宙の原形、人体のうちとそとを描く」の作品を閲覧・ご購入いただけます。
引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
亀井三千代作品 (shop-pro.jp)

これからまた猛烈に制作しなくてはならないのですが
とりあえずやることはやらねば。
大掃除とお礼状、年賀状。そういえば郵便料金が上がると聞きましたが何てことでしょうね!

1年は慌ただしくてあっという間でした。
前半は不忍画廊さんでのグループ展。
後半は大阪に向けての制作。それと水墨画の勉強を始めました。
水墨画、全く歯が立たない。とても難しいですが自分がどのように変わるのか楽しみです。

とにかく、私は実力よりも出合いに恵まれていて、本当に良い人達に囲まれています。
友に関しては自慢できる。宝ものです。
その中で自分の能力は作品と友のために使い切りたいです。
今年も大変お世話になりました。
大晦日まであと2日と少し。
どうぞ良い年の瀬をお過ごし下さい。
感謝を込めて。


大変ご無沙汰をしております…

2023年10月18日 20時25分19秒 | 日記

全然更新していなかったのでブログのテンプレートもおかしくなってしまっていた。
前回、チェコの友人に会ってからいろいろなことがありすぎて矢のように過ぎる日々。
今年はとにかく充電の年なのだと思う。


まず、形の文化会の研究誌『形の文化研究』16号に研究論文を掲載して頂けた。
タイトルは 
<かたち>として解剖画を描く──三木成夫『生命形態の自然誌』とともに

これは昨年の秋から準備を始めたもの。
というか、このための本は2年前から読み始めていたので結局2年以上はかけている。
振り返るのも辛いくらい大変だった。
ただ、これは一人で書いている、といった孤独感は全くなくて
学会の先生方、編集委員の方総出でご指導していただけるので
心強く安心して取り組むことができました。
制作の方がよっぽど孤独だと思った。内容についてはそのうち書きます。

で、その関係で先日卒業以来母校を訪ね、美学会全国大会というのを聴講した。
これについて思ったことがある。
これも次に書きたいと思います。長くなりそうなのですみません。
★ 形の文化会

そして夏から水墨画の勉強も始めました。
水墨関係で論文が書けないだろうか…検討中です。無理かなぁ。。

また現在、実は展覧会に参加しています。

特別企画展《異彩の王道》不忍画廊
以下、画廊のコメントより↓

【異彩】普通とは違う。際立って優れている。 
【王道】優れた王がなすべき方法、ものごとを進めるにあたって正しいと思われる方法のこと。
“異彩”を放ちながら美術の “王道” を突き進む孤高の作家達の選りすぐった作品をご紹介する特別企画展です。
★《異彩の王道》10月14日-28日 12:00-18:00 月・火休廊 不忍画廊 (日本橋高島屋脇)
★亀井在廊日:19日(木), 22(日), 28(土)は14時頃より在廊する予定です。
 


今回は『異彩ドローイングファイル』も作りました(笑)
盛りだくさんな内容ですので是非ともお越し下さいますよう、よろしくお願いいたします!!

縁をつなぐ

2023年07月06日 10時02分07秒 | 日記

チェコから友人作家が一時帰国をしている。
友人、といってもかなり下の世代だ。

その友人とパートナー、そして日チェコ交流に尽力されてきた
書家の先生と4人でランチをした。
画像はチェコのお土産「ビールの石鹸」(?笑)
書家の先生が発行している冊子「ひとしずく」
私からはお二人に、頂き物の古い画宣紙を何枚か差し上げた。

ランチと言ってもその後喫茶店になだれ込み5時間の熱いトークに。
それはあっという間の楽しいひとときだった。
アートのことも、それぞれの人生観も、また人間社会のことも
こんなにざっくばらんに話し、また話を聞いたのは久しぶりだった。
何故久しぶりなのか。
それは私が画廊にしか出入りしていなかったせいだ。



展覧会中の画廊では、それほど好き勝手な会話ができないことを最近になって知った。
何故ならそこに作品があるからだ。
作品を無視して たわいもない会話をすることは、なかなか難しいと感じている。

でも真の交流は雑談にもあることを、昨日改めて思い知った。
とても有意義なひとときだった。
私にはそれが欠けていたな、と思う。

書家の先生は、日本画の作家、故・田中芳さんの繋いでくれたご縁。
チェコの作家さんは今は無き湯島の画廊・羽黒洞さんのご縁。
作家同士が友情を結ぶのはとても難しい。何故ならどこか利害関係がつきまとうから。
そう考えると、繋がる縁というのは貴重な縁だし、それは切れる気がしない。



いつだったか、大先輩作家にこう言われたことがある。
「一緒に展覧会をしたい仲間は必死で探さなくてはいけない」
その時はあまりピンとこなかったけど、今ならその意味がよく分かる。
友情を築くのが難しい世界だから、友は必死で探せよと。

とはいえ節操なく繋がっても疲れるだけだと思っている。
どんな人と繋がりたいか、それは自分がどんな人間か改めて考える機会でもある。
いま、そんな時に来ているように思う。

私は、自分に必要だと思ったことは必死で努力するが
結果おもいがけない「偶然」の出合いがあり、道が開かれることがある。
書家の先生は、それは見方を変えれば「必然」なのだと言い
私はそれを最後まで「偶然」として楽しみたいのだと言った。


「忙しさ」とは…そして人人展へ

2023年03月17日 08時52分29秒 | 日記

無茶なことに挑戦していて
しばらく何もかもがストップしていました。

昨日、やっとそれも終わりこれから猛スピードで人人展の準備に入ります。

忙しさ、とは人によっていろいろだと思いますが
「時間に追われる」ことだけではないな、と今回思いました。
要するに頭の中があることでパンパンになり
それだけ、をする。四六時中そのことで頭が支配されて他に手が回らなくなり
結果的に膨大な仕事が溜まっていく…みたいなことも。
これもある意味「忙しさ」で、空間的な感じです。

ただ、それが好きなことであればこんなに幸せなことはありません。

今回のことはまだ書けませんが
無茶なことだけに、どうあがいても一人ではできず、
いろいろな方に助けて頂きました。
そんなふうに人に感謝しながら事を進められるのも幸せなことだと思います。
まだまだ鍛えていきたいです。

そんなわけで
あっという間に3月も半ばを過ぎ、人人展間近となりました。
今回は『故 郡司宏展』いや大回顧展になりそうです。
私は直接その担当ではありませんが、予想では30点近く展示されそうです。
とてもお世話になった、郡司さん。。。郡司スピリットは永遠です。


詳細は近日中に再度お知らせ致します。

★第46回人人展 
3月25日(土)~31日(金)東京都美術館1階第4展示室 9時半~17時半
会期中無休 入場料500円


私は人拓、他を出展します。
人拓はじわじわ進化していて、ついに「人拓と描画のハイブリッド」(笑)になりました。

同時期、小さな人人展も開催されます。
これについても近日中にお知らせ致します。

是非ともよろしくお願いいたします!!


あけましておめでとう 2023年!

2023年01月04日 09時55分37秒 | 日記

あけましておめでとうございます。
本年も何卒よろしくお願いいたします。

12月に入り大晦日まで怒濤の加速
毎年のことですが、12月が一番忙しくもうへとへとです。
ですが今回は良いことが多かった、というのもコロナの規制がゆるみ、
2年ぶりに中国から帰国した弟との再会、
他の国からも親しい作家さんが帰国し、
懐かしい人に会うことが多かった年末。
そしてまた良い展覧会が多かったので時間の限り回りました。

その中でも心に刺さったのは
清原啓子の銅版画展。
これはもう!!私にとってはおそらく一生忘れられない展覧会です。
自分が版画をやらないので、今まで版画というものの凄さが分からなかった。
これを言ったら版画家さんには失礼なのだと思いますが、心のどこかで
「描いた方が早いんじゃないだろうか…」

と思っていました。
というのも、版画の技法は複雑で時間もかかり
技法の説明を聞いてるだけで途中からついていけなくなることが多かったからです。

でも、清原啓子の作品を拝見し、
これはもう「描く」とは全く別ものなのだ、
ということが分かりました。
版でなくては到達できない世界がある。
素描のプランが、版にすることで別の生きものに生まれ変わる、といった感じです。

これが体験できて本当に良かった。
私は版画とは縁がありませんが収穫がありました。




ところで今年もサバイバルな一年になりそうです。
私は水彩画の教室をいくつか持っていますが
コロナ禍中なんとか持ちこたえました。
と言っても、規制の多い2年間でしたので少し力を入れていきたいと思っています。

教室のHPを作り始めました。
画像には生徒さん達の作品をアーカイブしていこうと思っています。
フェイスブックページを活用していますがどなたでもご覧になれますので
どうぞよろしくお願いいたします!
亀井三千代水彩画教室『波露(はろ)の会』




また、年始に2つ展覧会を控えています。
一つはあらかわ画廊さんの20周年記念展。
こちらには小品を2点出展いたします。

そして不忍画廊さんでは年末に引き続き
「シノバズクロニクル2023」に出展いたします。
これはまだ、前期か後期か未定です。
分かり次第お知らせ申し上げます。



今年も墨に力をいれたく、
また昨年より始めたコラージュにも可能性を感じています。
これは不忍画廊さんのお題でもありましたが
パリでありとあらゆるコラージュ作品を観て大いに刺激を受け、始めました。

本年も頑張りますので
何卒よろしくお願いいたします。
希望あふれる一年でありますように。

亀井三千代HP


皆既月食に思ったこと

2022年11月10日 19時27分20秒 | 日記

442年ぶり、というのがどうもピンとこなかった。
これが長い時間なのか、それとも短いのか。

人生100年時代だとすると、たった4世代半。
442年前が1580年なら、
1564年にミケランジェロや解剖学者のヴェサリウスが亡くなってるので
そのすぐ後じゃん。
彼らのことを大昔の歴史上の人物だと思っていたけど
つい最近のことなのかもしれない。

たった100年でも、都市の様子も人の暮らしもえらく変わる。
インターネットの普及も急激で、コミュニケーションの仕方もどんどん変わる。
このスピードは最近の現象だと思っていたけど、そもそも何百年も前から常に急速に
人の世界は進化しつづけているのかもしれない。



私は、自分の年齢さえよく分からなくなっていて
1歳多くさば読んでた。笑
先日、ちゃんと数えてみたら自分が思っていたより1歳若かったことに気づいて
ちょっと得した気がしたのだけど
進化のスピードを思うと、年齢とかそんなこと、もうあまり関係ないような気もする。

このままどんどん加速したら
やっぱりこの世の終わりは来ると思う。
かといって進化の速度を緩めるのは人間らしくない。
人間はいつも暴走する愚かな生きものではないでしょうか。

常に後悔しながらも走ってしまう。
でもそれが全力なら許せるかな。
みっともないけど愛おしいです。
全力で生きてさえいればきっと何かは見つかるはず。
そんなふうに自分に言い聞かせているのだけど。。。

とは言え今年9月一杯までは死に物狂いでしたので、現在充電中。
少し休んでいたら身体がどんどんダルくなってきた。
この澱は出し切ります。

ブログも随分書いていませんでした。
また少しずつ始めます。

皆さん、どうぞよろしくお願いいたします。


★亀井HPちょっとだけ更新しました。よろしければ↓
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また実は今、集中してやりたいことがあるので
年内の展覧会はお休みさせていただいておりますm(__)m


パリより帰国しました~

2022年06月15日 08時59分47秒 | 日記

更新しようと思いつつ
日が経ってしまいました。
5月18日に怖い飛行機に乗りこみ、6月6日に帰国しました。
帰国してからダルくて仕方ないのは
ワイン飲みすぎて糖尿病になったか時差ボケか…

現地でのあれこれは都度ツイートいたしました。
よろしければご覧ください。
と言っても頭がパンパンでたいした投稿はできませんでしたが。

★ツイッター↓

亀井三千代 Michiyo Kamei(@michiyokamei)さん / Twitter


飛行機は久しぶりすぎて
事前に羽田空港で予行演習をしたくらい。
コロナ禍で座席には人数制限がかかり
隣の席はあけるようになっていた。
おかげでゆったり足も伸ばせて気遣いもいらず快適でした。

飛行機恐怖症はただの考えすぎだったのかもしれません。
パニック映画の見過ぎか…。

5月のパリは夏時間で夜9時頃まで明るい。この季節は本当に素敵でした。
思いっきり息ができる。
行って初めて気づきましたが日本は窮屈だな、と思います。

パリでは頼れるのは画廊のオーナーさんのみ。
当たり前ですが、日本とは全く違うルールやシステム。
いろいろ教えて頂き毎日が勉強でした。

パリでは基本自炊。美術館散策も基本一人で行動。
時々オーナーさんや現地で知り合った方々に街を案内いただき、
観光では行けないような場所も知ることができました。
後日、写真の整理をしてからゆっくり投稿できればと思っています。

★展覧会の様子はユーチューブに公開されています。
Michiyo Kamei SD 480 p - YouTube

会場の様子も少しですがご紹介いたします。










パリでの報告も兼ねて、7月には不忍画廊さんでグループ展に参加いたします。
また6月20日からは柴田悦子画廊さんで団扇の展覧会に出展。
追ってお知らせ致します。
これからもどうぞよろしくお願いいたします!!

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