Michiyo Kamei "Shape of life"いのちのかたち  

画家 亀井三千代 記
「身体曼荼羅」春画と解剖図
michiyokamei diary

亀井三千代 HP/Michiyo Kamei official web site 

https://michika-6.wixsite.com/michiyokamei

「座2016」詳細

2016年06月29日 10時28分36秒 | EXHIBITION

7月2日(土)より第5回「座の会」展 座2016に出展いたします。
「座の会」は20代から70代の日本画・漆技法の作家によるグループ。
5回目をむかえるにあたり、図録も制作しております。

★第5回「座の会」展 座2016
アヴァンギャルド 求心と遠心

会期:
7月2日(土)-13日(水) 7日(木)休館
午前10時~午後6時半まで(最終日は3時半まで)

会場:
O美術館 (大崎)

出展作家:
尾長良範・金子健一郎・亀井三千代・小林努・小伏脇司・白崎彩子・神保千絵・
鈴木敬三・高岡暁・高田研二郎・竹川リサ・豊田正秋・西野正望・広田郁世・野崎慎・
羽田雄貴・間島秀徳・馬籠伸郎・松本俊喬・宮島弘道・八木幾朗・米谷清和

・7月2日(土)pm2:00~ 野口玲一氏(三菱一号館美術館・学芸グループ長)を招き、ギャラリー・トークを開催 

ご多忙のことと存じますが、ご高覧頂けましたら幸いです。
どうぞ宜しくお願いいたします。





ところで
O美術館は幾つかのコの字型のフロアーで構成されていて
割りふられる壁面は一人4~5m

作品の構成を試行錯誤するには、ちょうど良い機会と考えた。

今回はスクエア2枚の真ん中に小品を挟んで
曼荼羅を意識した展示にしてみたい…
そんな構成一つで作品の意味は変わってくるはず!
それがいいのか悪いのかはわからないけど
とにかくやってみたくなった。

これは最初のプラン

放散する左右のスクエアに対し、集中するような中央の小品

②さらにプランを具体的に…

でもそんなプラン通りにはすすまないわけで

仕上がりつつある中央の小品は


ぜんぜん違うじゃん!(゜Д゜;)!
怖すぎてアップにできません(笑)

身体のかたちに円を見いだして
タントラを意識しながら、自然に描き進めました。
ただ、今までやったことのない描き方だったので
とまどいも確かにあったのですが…
(主人はこれを埴輪と呼び、私にはモグタンに見えた)


自分の精神状態が危ぶまれます。
私は決して危ない人ではないと思うのですが
この絵を見る限り、どこかおかしい。

それとも皆おかしいと感じつつも
普通に接してくれていたのかしら…
だとしたら、皆優しいんですね(;。;)

モグタン


墨への愛

2016年06月19日 09時16分40秒 | 日記

先日、仕上げにさしかかり
墨を使っているふとした時
というか、夢中に描いていてふと気づいたら
自分が抑制を解いて墨に任せるがままになっていることに気がついた。

本来仕上げは慎重に
墨の色も置き場所もきっちり決めて描く
でもそれを超えて
夢中で墨とのやりとりを続けていた。
まるで墨が私をリードしてくれているようだった。
そして、想像以上の画面になっていることに、あとから気がついた。
ビリビリと痺れるような感覚
作家は素材と信頼関係を築くことができると知った。

それは人間関係のように疑念を挟む余地はない

だから作家は作品を裏切ってはならない
描きたくないものを描く時間なんてない。
自分が見たいと思うものを追及する人生の方がいい。
そこで自然と作品との信頼関係に手応えを感じられたら
それは最高だな、と思う。

他からの評価は大事だが
描くのも生きるのも死んでいくのも、一回きりの自分自身の仕事なのだ。

ところで、
昨年水墨画大賞展に推薦してくださった学芸員の方とは
3年ほどのお付き合いになるが
今まで決して一言も「岩絵の具より墨の方がいい。墨だけでいけば?」
とは言わないでくれていた。

そのことに心から感謝したい。

それは、矛盾して聞こえるかも知れませんが
岩絵の具と墨の両方に支えられて
今の私はできていると感じるからです。

  
もっとはっきり言いますと
「モチーフを変えた方がいい」「◯◯のように描け」「別の素材でやれ」などといった
ネガティブワードに出会ったら即スルーです・笑
そんな言葉踏みつけて前進あるのみです!!


第5回 座の会展 「座2016」

2016年06月15日 09時00分31秒 | EXHIBITION


第5回 座の会展 「座2016」に出展いたします。
「アヴァンギャルド」…熱いぜ!

これを決める会合の時、カルチャーがあったので遅れてしまった。
着いたときには、既に決まったあとでドヨドヨしていた。

はじめは黒バックに赤文字だった
真ん中の円は血判状*


会合のあった暑い日、朝から夕方までカルチャーで、
浦和から新宿に急いでたどり着いた私は、正直凄く疲れていた。
そんな時、黒バックアヴァンギャルドをパッと見せらて

「かっこいいじゃん!!」

「ええっ??」

そう、疲れているときの刺激物のような効果だった
あるいは暑い土地の辛い食べ物。タイ?(行ったことないけど)。

ビール飲んで、冷静になってきたら
すごいアングラ感にびっくり。

天井桟敷か!!
(あるいは人人展か?)

で、いろいろあって最終的には赤バックに。

実はこの日「アヴァンギャルド」を提案した人の長い演説があったそうで、
それを聞き逃したことが悔やまれる。
座の会、ほんっとに面白い!
画廊めぐりをしていても、こんなに派手なチラシはないですよ。
最近のグループ展のチラシといえば、カラフル・繊細・クソまじめ なものが多くて、
こんなグッチリしたものは珍しい。
かえって良かったと思います。

それはさておき、
私たちのどこが「アヴァンギャルド」なのか?
それは始まってみないとわからない・笑
詳細は後日ご案内いたします。


*血判状 とは


*天井桟敷  *人人展


ロゴデザイン、レーシングカーに搭載されました(@_@;)

2016年06月05日 22時48分23秒 | 日記

バネ工場を経営している親友の頼みで
私の最も苦手な「デザイン」をまたまたやってしまった。

とあるレーシングカーにバネを使っていただいたようで
車のボディに貼り付けるロゴをデザインして欲しいと
突然連絡がきました。

「いつまで?」

「今日中。うふふ❤」

でぇ~たぁ~(@_@;)!!

何とか回避しようと説得しましたが
急な話で他に頼めなそう…なので私の出番となったようです
ようですが、それにしてもよく私に頼むなぁ
彼女とは、かれこれ四半世紀のつきあい。

私のデザインセンスのダサさを、誰よりもよく知ってるはずなのに…

バネ工場のロゴマークをかっこよく…ってようわからん!!
のですが、送られてきたレーシングカーの画像を見たら
いきなりテンションがあがりました。

かっこいい!

全然見えないと思いますが、
後輪側の
です。

旭スプリング さんは葛飾のお花茶屋にあるバネの工場。

めちゃくちゃ素朴なスタッフの方々には
展覧会に観に来ていただいたり、
もんじゃパーティなどに呼んでいただいたり

大変良くしていただいています。

レーシングカーにバネが使っていただけて良かった(;。;)
自分のことのように嬉しいです。

TEAM APEV さんは、アメリカ・コロラドで6月20日から開催される
「パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム100周年記念大会」
というのに出場されるようです。

ど素人なのでよく分かりませんが、
頑張っていただきたい!応援しています。