Michiyo Kamei "Shape of life"いのちのかたち  

画家 亀井三千代 記
「身体曼荼羅」春画と解剖図
michiyokamei diary

亀井三千代 HP/Michiyo Kamei official web site 

https://michika-6.wixsite.com/michiyokamei

おすすめ展覧会 5

2013年08月31日 08時38分58秒 | おすすめ展覧会


生井巌展
9月1日-8日 会期中無休
12:00-19:00
ギャラリーブロッケン http://gallerybrocken.com/

人間も、作品も面白く、
話をすると必ず心に、良い引っかかりが残ります。

前回話した時は、ドッペルゲンガーの話をしました。
それから、心理学の本を読んだ。
そんなふうに、興味の領域を広げてくれます。
生井さん、おすすめいたします。


伊藤朝彦展 http://gallery-nippon.cocolog-nifty.com/
9月2日-13日 9月8日休廊
10:30-18:30








こちらは9月1日までなので
もう終わりなのですが…
春画のブースがありますので一応お知らせまで。

個人的にはアラーキーの写真と春画が良かった。
群を抜いていたと思う。

隠しておきたいようなプライベートな愛が
惜しみなく表現された作品にぐっときた。
生々しくて、痛い感じが残っている。

作家の個人的な愛なのに、何故か共感できる
愛というテーマならではかもしれません。


かといってそれを狙い、
痛さから入った作品には興味が持てなかった
真っ先に狙いやコンセプトが見えてしまう空虚さ

個人的な動機の大切さを痛感しました。

草間彌生のブース。
写真撮影OKです。

壁はミラーになっていて増殖のイメージ
本人による詩の朗読
草間の声があちこちから聞こえてきます。


おすすめ冷や飯

2013年08月22日 12時51分31秒 | 日記


友人から大量の枝豆が送られてきた。

笑えるほどの量

この日のうちに全部茹でた。
そして、一部を冷凍にしたが…

枝豆はやっちゃだめなの??

解凍して食べたら
コリコリ感が全くなくなっていた。

何でもやってみなくてはわからない…

そう、わからないのです。





暑すぎて 
だるくて

昼ご飯を食べるのが めんどくさくなっていた

私としたことが、
味噌汁をあたためることすら
できなくなっていた。

ある日、冷蔵庫にいれてあった味噌汁を
そのまま飲むことにした。めんどくさいから。

そしたら、
美味しいんですよね、何故か。

えぇッ??と思い、
今日は冷蔵庫に入れてあった麻婆豆腐を
冷たいまま食べてみた。

やはり、うまい!


まあ、その感じが写真で伝わるわけではないですが(笑)

うちは、麻婆は鶏挽肉でやるのだが
煮こごりっぽくなっているじゃない。
玄米も冷たいままで十分だ。

ご飯は温めて食べるという思い込み
そのために、電子レンジで無駄なエネルギー使うじゃない。

で、熱いもの食べて暑くなっちゃって
冷房をつけるから
また無駄が増える。

冷蔵庫から胃袋へ直行
是非、試していただきたい❤


残暑お見舞い申し上げます

2013年08月18日 09時15分48秒 | 日記


8月15日は六郷土手の花火大会
我が家から丸見えだ。

幾つかの花火大会が窓から見ることができるが
この六郷土手は
一番良く見えるので毎年楽しみ

お盆休みのこの時期
電車もがらがらだし
街がまったりしていて いい感じ。

7月の座の会が終わってから
夏休み気分になっている。

というか、今年初めて休んでいるみたい。
(あ、パークホテルはまだ終わってないか…)





5月頃、些細なことがきっかけで
友人から個人的に痛い指摘を受け
かなり混乱したのだが、
制作でパンパンで ゆっくり考えられなかった。

だから、制作中も展覧会の最中も
心のどこかに引っかかっていた
要するに引きずった。

私、そんなにヒドイことした?って
相手を疑ったりもした。

やっぱり悩むときは
ちゃんと悩まなくてはだめですね。


時間ができた最近になって思い至る
その友人の指摘は的確だった。

あまりに上から目線で言われたので
初めは受け入れがたかったのだけれど、
実は、相手も自身の問題に向き合って生きている一人だと
そんな当たり前のことにふと気がついた。
だから私の問題にも気づくことができたのだ。

まるで鏡のようだ

今では心から感謝している。
そして、今でも友情は続いていると信じているし
その人の人生を大切に思っている。


まあ、そんなわけで本を読む。

「経済学の船出」 安冨歩著 *¹
「今を生きる親鸞」 安冨歩 本多雅人著 *²
「生命と偶有性」 茂木健一郎著 *³
「無意識の構造」 河合隼雄著 *⁴

安冨さん以外の本は
いつ買ったのか覚えていない(笑)
もっと早く読めばよかった
そんな本がまだまだいっぱい…

マゾはマゾらしく
痛い自分を噛みしめながら
夏は読みまくることにします。

*1 http://www.nttpub.co.jp/search/books/detail/100002094
*2 http://jushinsha.com/?p=18
*3 http://www.shinchosha.co.jp/book/470203/
*4 http://www.chuko.co.jp/shinsho/1977/09/100481.html


梅狩り→梅酢ドリンク

2013年08月13日 08時36分08秒 | 日記


初夏には梅狩り、秋には栗拾い
を させてくれる、農家の友人

年に2回のこの集いが大好き。

今年も6月に梅狩りが行われた。

新緑の美しさ、青々とした梅林が延々と続く
あたりは甘いにおい


もちろん虫もいる。

こんな蝶が無数に飛び交う梅の林は
楽園ですね。


もいだ梅は、
梅酒と梅酢ドリンクにした。

梅酒は今年はがまん

でも梅酢ドリンクはもうできている。
漬けてから2ヶ月強、きれいな飴色に…

作り方は
「梅酢ドリンク」で検索して
トップに出てきたレシピに 素直に従う。

知らない誰かに感謝
こんなふうに情報を共有できるって素晴らしい。

わたしたち、肉体というハンディを超えて
瞬時に情報のやりとりができる。
「個」から開放されるか
それとも、「個」を死守するか

その中間を泳ぐ
できるだけ長く、遠くまで。

それはネット社会があってもなくても
同じ事かも

梅を育てた友人と
知らない誰かのレシピのおかげで
この猛暑をのりきることができそうだ。


おすすめ展覧会 4

2013年08月05日 09時21分37秒 | おすすめ展覧会



暑中お見舞い申し上げます。

漆原英子展をおすすめいたします。

漆原英子展
日本画廊 http://gallery-nippon.cocolog-nifty.com/
2013年 7月29日~8月30日
10:30am-6:30pm(最終日5:00まで)
注!休廊日 10日、11日、14日~27日

毎年夏、日本画廊で開催される漆原英子展
ロンドンの生活が長かった作家は
帰国してからも、日本の文化にうまくなじめなかったそうだ。
私は漆原の作品を観ると
いつも「異邦人」という言葉を思い出す。

イギリス人でもなく、日本人でもなく…
どこにも帰属できない居心地の悪さと孤独が
絵から感じられる。
それは
痛いほどユニークで、
全く新しい言語のような絵画です。






それからおすすめ映画
「クラウドアトラス」

http://wwws.warnerbros.co.jp/cloudatlas/index.html

http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tymv/id343488/



いくつもの時代、国、物語が細切れに、めまぐるしく展開して
はじめはわけが分からないのだが
その細切れが次第につながって
最後には一つの大きな流れに収斂していく。

一貫して流れるテーマ「支配からの開放」
「その開放のための革命」
その革命はどの場合も命がけで、
その命は愛に支えられている。

古くから
人は人の人生を搾取してきたように思う。
その搾取のための 欺瞞に満ちたシステムがある。
そのシステムは支配する側だけが守られるようにできている。
今の日本だってそんなこと、無数にあるだろう。

その欺瞞から私も目を覚ましたい。

「命は自己のものではない、子宮から墓場まで他者とつながる」
といった言葉が呪文のように何度も繰り返される。
地球を破壊するほどの人間の欲望は
まず、自分の命は自分のものだという思い違いから
始まるのではないだろうか