緑には、東京しかない

千葉県の東京寄りに住んでいる私「緑」が大好きな東京の散策写真のブログを作ります!!!

初秋の大阪:梅田スカイビル空中庭園展望台からの眺め(2)

2012年09月12日 12時52分05秒 | 近畿地方の散策


屋内展望台から屋上にある屋外展望台に移動します。屋外展望台からJR大阪駅方向の高層ビル群を撮影してみました。強化ガラス越しではない方が写真写りが綺麗です。梅田周辺だけでなく、その南側の堂島・中之島・北浜周辺の高層ビルも見えます。




梅田スカイビルやJR大阪駅がある土地は淀川と旧淀川である大川に囲まれた広大な中洲の中にあるという見方も持つことができます。まさに大阪は「水の都」であるといえ、水べりに発達している大都会の風景は、東京であっても中々見ることはできません。東京の場合は江戸城(皇居)を囲む丘陵地帯の上に都市が発達しているイメージです。




大阪市街地の業務中心地区(梅田・北浜・本町など)は標高が低い平坦な低地の上に発達しています。淀川や大和川の上流方向から流れ込んでくる大量の土砂によって埋め立てられた土地の中に人間の手によって水路が敷かれ、それに沿って都市が発達しています。




東京でも、銀座や東京駅、新橋など埋め立てによって誕生した土地に発達している街などが多く、その点は大阪と似ていると思います。




淀川の河口がある方向を撮影してみました。1907年(明治40年)に「新淀川」として現在の淀川大堰の位置から開削され、大阪湾に流入するようになりました。それまで淀川の本流であった大川は「旧淀川」と呼ばれるようになりました。




淀川の河口部周辺には大阪市街地から阪神・神戸地域へ向かう鉄道路線や道路の橋梁が架かっています。淀川の川向こうは兵庫県の尼崎・伊丹・宝塚といった大阪のベッドタウンである住宅密集地が広がっています。




屋外展望台より北西方向(JR新大阪駅方向)を撮影してみました。川向こうにビル群が密集して建っているエリアが見えますが、あの場所に新大阪駅があります。新大阪駅周辺は新幹線と在来線のターミナル駅であることから、大阪市街地における副都心として発達しています。




淀川の沿岸部は特にオフィスビル街になっているというわけでもなく、倉庫街や中層マンションなどの住宅地が混在している雰囲気です。ですが、河岸にある浄水場が廃止されることによって再開発が今後行われることになり、またJRおおさか東線の新大阪駅乗り入れなど淀川の北側の発展が今後期待されます。




国道176号線「十三大橋」や阪急本線の橋梁など、多くの橋が架けられています。




JR大阪駅の北側・梅田北ヤードで完成間近の「グランフロント大阪」。一年ほど前はタワークレーンが10機以上立ち並ぶなど、大阪の再生のシンボルのような存在であったことを覚えています。タワークレーンはほとんどが撤去され、現在は主に内装工事が進められています。




オフィス・商業施設が入る「Aブロック」、商業施設・オフィス・ホテルが入る「Bブロック」、高所得者向けのタワーマンションである住居スペース「Cブロック(グランフロント大阪オーナーズタワー)」の3つのブロックに分かれています。




大阪駅の南側では「大阪中央郵便局」の解体工事が始まっていました。




このあと大阪ガーデンシティの中を散策してみたいと思います。




帰りのエレベーターホール前から撮影した梅田北ヤードの様子です。再開発エリアとして残った部分は緑地帯にしようと大阪市長である橋下さんは以前に発言されています。緑地化することによって周辺部の地価が上昇することを見越しているらしいです。ということは、梅田北ヤードの周辺でも今後新しい再開発工事が行われる可能性がありますね。




ズームで撮影した「グランフロント大阪オーナーズタワー」と「インターコンチネンタルホテル」です。大阪駅と淀川に囲まれているエリアには、まだ古い住宅地や倉庫街なども多いので今後も開発の余地が残されていますね。



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