緑には、東京しかない

千葉県の東京寄りに住んでいる私「緑」が大好きな東京の散策写真のブログを作ります!!!

初秋の大阪:関西一の金融街の街並み「北浜~淀屋橋」を散策する(4)

2012年09月20日 20時50分40秒 | 近畿地方の散策


引き続き北浜1交差点から土佐堀通りを散策していきますが、今回は終点の淀屋橋交差点まで一気に進みます。約600mほど歩けば御堂筋・淀屋橋交差点に到着します。以前にも書きましたが、土佐堀通りの北側に建っているビル群の裏側は土佐堀川の水面となっています。




淀屋橋交差点に近づくにつれて、人通りが徐々に多くなってくる気がします。大阪市中央区の北浜の町域は土佐堀川の水面に沿って、東西に細長く広がっています。現在緑が歩いているのは北浜一丁目の区域です。東側(大阪証券取引所がある周辺)は北浜と普通に呼ばれていますが、西側(淀屋橋周辺)は北浜ではなく、愛称として淀屋橋と呼ばれることが多いそうです。




緩やかな右カーブの先には「北浜2交差点」が見えます。




土佐堀側沿いのオフィスビル群の奥には高さ200メートルの「中之島フェスティバルタワー」の巨大な建物が見えました。フェスティバルホールが入っている低層棟と、アウトチューブフレームを介してその上につながっている高層棟からなっているフェスティバルタワーの特異な外観は、遠くから見ても目立ちます。




「北浜2交差点」に到着、ここで三休橋筋と交差します。もう、緑の関心は真正面に建っている中之島フェスティバルタワーに釘付けとなっていました。




北側の中之島公園を見てみると、「大阪市中央公会堂」の赤レンガの建物が見えました。濃い緑に覆われた中之島の緑地帯の中に建っている中央公会堂は、絵になりますね。




銀行や証券会社のビル群の中を散策していきます。土佐堀通りは両側をビル群に囲まれているので、まるで谷間の中を歩いている感じです。




土佐堀通り沿いに建つビル群が途切れている場所が淀屋橋交差点となります。淀屋橋の周辺には京阪本線と大阪市営地下鉄御堂筋線の淀屋橋駅(地下駅)があり、周辺は大阪市内で最も地下が高いエリアとなっています。




「淀屋橋交差点」で土佐堀通りは「御堂筋」と交差していきます。御堂筋は全長4027メートル、幅43.6メートル、全6車線の幹線道路で、日本の道100選のひとつに選ばれています。交通量が増加したため1970年、大阪万博の開催を機に国道1号・国道2号と交差する梅田新道交差点より南の全車線が南行きの一方通行となりました。




全線6車線の御堂筋にはイチョウ並木が植えられていて、11月の中下旬頃から色鮮やかな黄葉を楽しむことができます。6車線のうち、真ん中の4車線が本線となっていて、左右両側のそれぞれ1車線は右左折のための補助道路となっています。4車線の道路を自動車の列が一気に走り抜ける様子はいつ見ても壮観です。




御堂筋の大通りは「淀屋橋」で土佐堀川を渡っていきます。淀屋橋はパリのセーヌ川の景観を考慮して設計され、重要文化財に指定されています。後ろに見える建物は大阪市長である橋下さんが働いている大阪市役所です。淀屋橋周辺は市役所や日銀大阪支店、銀行・証券街や大手企業の本社ビルが密集しているなど、大阪の中枢の場所なのです。




中之島の中、大阪市役所の向かい側には「日本銀行大阪支店」の建物が見えます。1903年(明治36年)に竣工した花崗岩造りの建物で、江戸時代の島原藩蔵屋敷跡地に建設されました。東京の日本銀行本店がダメになったときは、ここで本店業務をバックアップできる体制になっています。




淀屋橋橋上から下流側を撮影すると、中之島に林立している高層ビル群を見渡すことができます。完成間近の中之島フェスティバルタワー、中之島ダイビル、関電ビルなど高さ100~200メートルの高層ビルが中之島の敷地の中に密集しています。




ズームで撮影してみると、錦橋・肥後橋や旧淀川の水面や中之島を通り越している阪神高速道路の高架橋が見えました。




淀屋橋から肥後橋にかけての土佐堀通りの南岸は住友グループ系列の建物が密集していることから「住友村」と呼ばれることがあります。正面に見えるビルは三井住友銀行の大阪本店が入っている「住友ビルディング」です。1926年(大正15年)に住友財閥の総本店として建設されました。




これで北浜~淀屋橋の散策は終わりです。地下鉄御堂筋線に乗って大阪駅へ戻りました。




淀屋橋という名前は地下鉄御堂筋線と京阪本線の駅名、それと橋の名前だけに採用されているだけで、淀屋橋という地名があるわけではありません。ですが、この箸の周囲一帯が愛称として「淀屋橋」と呼ばれています。大阪市役所に行くことを「淀屋橋へ行く」と呼ぶこともあるそうです。

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