
赤坂一丁目地区再開発:工事進捗率90% 2017年1月3日
アメリカ大使館の敷地の北側に隣接しているエリアの再開発計画「赤坂一丁目地区第一種市街地再開発事業」です。小さなオフィスビルや雑居ビルが密集していた跡地(約2.5ヘクタール)に、地上37階、高さ約200メートルの超高層オフィスビルを建設します。緑化率50パーセントを超える緑地内には低層店舗が併設されます。2014年1月から既存の古い建物群の解体工事が始まり、同年8月に着工、2017年4月竣工を予定しています。
2016年3月24日、施設名称は「赤坂インターシティAIR」に決定したと発表されました。「AIR」は、事業コンセプトである「世界から選ばれる国際都市東京の顔へ」に相応しい、緑化率50%以上にのぼる広大な緑地に囲まれた“誰もが住みやすく働きやすい、居心地のよい街”──緑豊かな街の雰囲気や空に伸びゆく建物のイメージから来る名称です。また「AIR」は“Akasaka Icchome Re-development(赤坂一丁目再開発)”の略称にもなっています。
これまでの経緯と、今後の予定
2008年3月28日 赤坂一丁目地区市街再開発準備組合設立
2011年9月12日 赤坂一丁目地区市街再開発に関する都市計画決定告示
2013年9月19日 赤坂一丁目地区市街再開発組合設立
2013年9月19日 権利変換計画認可
2014年1月 解体工事着手
2014年8月 本体工事着工
2017年4月 本体工事竣工
再開発計画の特徴
1.敷地全体を大小の樹木を配置した緑化空間とし、敷地内の緑化率50パーセント超を実現します。緑地内には飲食店を配した、都心における稀少な緑のオアシスを創出します。
2.幅員10メートル、長さ約200メートルの多重列植の街路樹空間を整備します。赤坂・虎ノ門エリアにおける、溜池山王駅からの玄関口にふさわしい緑豊かな街造りを目指します。
3.既存の地域冷暖房システム(DHC)とコージェネレーションシステム(CGS)を連携し、高効率なエネルギー利用を促進します(※DHC:赤坂・六本木アークヒルズ地区)。また、高効率CGSや太陽光発電設備の導入による電力供給も促進します。

赤坂一丁目地区第一種市街地再開発事業
所在地 東京都港区赤坂一丁目5番(一部)、6番、8番、9番(一部)
用途:事務所・共同住宅・集会施設・店舗など
階数:地上37階、塔屋1階、地下3階
高さ:200.58m
敷地面積 16088.32㎡
建築面積:7130.00㎡
延床面積:175296.99㎡
構造 鉄骨造 鉄骨鉄筋コンクリート造 鉄筋コンクリート造
建築主 赤坂一丁目地区市街地再開発組合
参加組合員 新日鉄興和不動産
設計者 日本設計
施工者 大林組
工期 2014年7月着工~2017年4月竣工予定
プレスリリース:新日鉄興和不動産発表の報道資料
大規模再開発プロジェクト 「赤坂一丁目地区第一種市街地再開発事業」
プレスリリース:同じく新日鉄興和不動産発表のPDF資料 2013年9月20日
「赤坂一丁目地区第一種市街地再開発事業」権利置換計画認可について
プレスリリース:新日鉄興和不動産発表の報道資料 2016年3月24日
施設名称は「赤坂インターシティAIR」に決定

赤坂インターシティAIRの再開発工事現場から東側へ向かって伸びている「汐見坂」の全景を撮影しました。

汐見坂の坂下から撮影した赤坂インターシティAIRの高層オフィスビルの全景を撮影しました。地上37階・地下3階建て、高さ約200メートルの規模の高層オフィスビルとなっています。

「ホテルオークラ東京本館」の建て替え工事現場の敷地北側の工事用資材搬入口前から、高層オフィスビルを見上げて撮影しました。既に建物自体は完成しているように見えます。

同じ場所から高層階部分を撮影しました。1月3日の正月三箇日だったので、3基ある工事用タワークレーンは稼働しておらず、工事現場内もひっそりとしていました。

同じ場所から低層階部分を撮影しました。まだ工事用シートで覆われていました。

港区北部一帯(赤坂・虎ノ門・西新橋)には個性的なデザインの高層オフィスビルが数多く立ち並んでいる中において、この赤坂インターシティAIRは更に個性的なデザインの建物だと思います。

場所を一気に移動して、「三会堂ビル」の敷地前から赤坂インターシティAIRの高層オフィスビルを見上げて撮影しました。

再開発工事現場の敷地北側を通っている道路を西側へ向かって進むと、高層オフィスビルの低層階部分が見えて来ました。北東側から撮影した構図となっています。

高層オフィスビル自体は完成しているかと思っていましたが、低層階部分にはまだ鉄骨がむき出し状態となっているのが見えました。

北東側から高層階部分を見上げて撮影しました。

周囲は赤坂一丁目地区のオフィスビルや雑居ビルなどが密集して立ち並ぶ街並みが広がっています。敷地北側を通っているこの道路も、整備されなおされるのでしょうか。

赤坂一丁目地区内から(北側から)低層階部分を撮影しました。

北側から高層階部分を見上げて撮影しました。

場所を一気に移動して、外堀通りと六本木通りが交差している「溜池交差点」にやってきました。この溜池交差点前から赤坂インターシティAIRの高層オフィスビルの全景を撮影することができます。

溜池交差点前から(北西側から)、高層階部分を見上げて撮影しました。

溜池交差点目から低層階部分を撮影しました。

再開発工事現場の敷地西側を通っている「六本木通り」の道路を撮影しました。六本木通りの真上には、首都高速3号渋谷線の道路高架橋が併設されています。

東京地下鉄南北線溜池山王駅の12番出口前から、低層階部分を撮影しました。

同じ場所から高層階部分を見上げて撮影しました。

「赤坂ツインタワー」跡地内の駐車場の敷地内から高層オフィスビルの全景を撮影しました。

同じ場所から低層階部分を撮影しました。

現在は低層階部分の工事が行われているようですね。

「谷町ジャンクション」前から、高層オフィスビルの全景を見上げて撮影しました。

「赤坂一丁目地区第一種市街地再開発事業」の区画の地図です。