R6.10.06里山あそび広場2日目
お天気もよく、準備完了。
自然サークルは「季節の野草の展示」と「草花あそび」
木や草の葉やドライフラワーなど・・
好きなものを使って作品作り。
やり始めると夢中です。
かわいいワンちゃん 雰囲気でてますねえ。
大作です。ユニークな発想の作品ができました。
海の中の魚や生き物。海藻や珊瑚らしいもの。
波の上に浮かぶのは・・クラゲと浮き藻だそう。凝ってますねえ。
他にもイベントいろいろ。自然素材を使って自由クラフト・飛鳥にまつわる紙芝居・丸太切り・野鳥観察・ゴム銃で的当て・・他
古代衣装の親子さん
お母さんと一緒に古代衣装
楽しい思い出の一日になったことでしょう。
大阪公立大学付属植物園
西日本絶滅危惧植物の展示園で、うれしい植物を見た。
バアソブ 初めて花を見る。
ツルニンジン(ジイソブ)に比べて花は大分小さい。花色も濃い。
花冠の中の色も濃い。 雄期?柱頭に花粉が付いているように見える。
タヌキマメ ほとんど実になっている。
花は午後から咲き、チョボチョボ咲く。満開に咲きほこることはないみたい。
毛に包まれた果実の中にはこんな種があった。
海浜植物の展示の中にあったトベラ。
果実が弾けると赤い仮種皮に包まれたベタベタの種子が現れる。
地方によっては節分の魔除けとして鰯とともに扉に刺す所もあるらしく、トビラノキの別名もある。
トゲはないが木の匂いを鬼が嫌うのだとか。
水草展示
トチカガミ
ドクゼリ かなり様子が違うのでセリと間違うことはないと思うが。
オニバス ツボミがあった。
オニバス 葉の裏
植物全体に鋭い刺がある。
熱帯スイレンプール
熱帯スイレン
水面から花茎が立って花をつける。花色が鮮やかで紫系の花もある。
葉は大きく縁に鋸歯がある。昼咲きも夜咲きもある。
温帯スイレン
花は水面に咲く。花の色は淡い。葉は全縁 昼咲きのみ。
パラグアイオニバス ツボミがあった。
浮葉の縁は立ち上がる。葉裏や葉柄・花茎やガク片に鋭い刺がある。
満開の花を見たいところだが、花は夜咲きだそう。
花には芳香があるらしい。
熱帯亜熱帯の有用植物のコーナーは大好きなところ。
グネツムやバオバブ・フクベノキ・ライオンゴロシ・ジャポチカバ・サポジラなど。
説明によると、これらの熱帯植物は5月に野外に出し、10月には温室に取り込むとのこと。
熱帯亜熱帯の有用植物のコーナーの後ろの温室
クマノザクラが植えられていた。
花が咲くかな?
この植物園のメインツリー「メタセコイア」の説明もあった。
日本産樹木見本園は、奥に向かって高度が上がっていくように植栽(垂直分布)されているそうだ。
イノシシの掘り返しの所も見た。
異常気象や松枯れ・ナラ枯れの被害もあり、クビアカツヤカミキリが侵入しないか気がかりだ。
広い園内の管理は大変そう。
建物の近くに植栽されていたランタナの仲間のような花・明るい紫色の穂状の果序。
これは何でしょうか? 知っている方、教えてください。
お彼岸に行けなかったので、遅まきながら墓参りに行った。
花を買った店先のキバナナコスモスにオオスカシバが飛び回っていた。
追いかけまわして、やっと姿が撮れた。
名前の通り透明に透けた翅をもつ。
でも羽化したばかりの時は灰色の鱗粉が付いているというのを、先月のズームミーティングの昆虫勉強会で教えてもらった。
羽化直後に鱗粉を振るい落とすそうだ。
道路の真ん中にいたハラビロカマキリ。
車に轢かれないように横の草地に逃がしてやろうとしているのに・・
すごい形相で?攻撃の構え。
助けてくれるかなんてわかりっこないね。
お陰で脚の黄色いいぼ状突起がよく見えた。嫌われながらも草地へ追い込んだ。
今年の以上な暑さにさすがのヒガンバナも彼岸も過ぎた今頃咲いている。
お墓の近くでも満開だった。
久々の最近のうちのベランダ
ニオイタデが大きく育って花が咲いている。
名前のように、枝葉に香りがある。
タコノアシも開花
種が落ちて育っているアメリカチョウセンアサガオ(ケチョウセンアサガオ)
次々と花が咲いてトゲトゲの実がうつむいて付く。
やっと暑さが引いたので、小松菜と人参(種をもらった)とパセリを蒔いた。
春にいただいたシレネピンクパンサーも蒔いた。
育てるのはあまり上手ではない。上手く育つかどうか・・
植物園会館で午後からの講演会を聞きに行く時、ちょっとだけ早めに行って植物園を廻ることにしている。
北山口から入ってしばらく行ったところに「食草園・・」の看板が出来ていた。
取りたてて目立つ植物はなかったが・・
ヒャクニチソウのツマグロヒョウモン ♂
別の所にツマグロヒョウモン ♀
見慣れない果実があるなと思ったら、外国のネムノキだそうだ。
枯れたハリギリの幹にオオミノコフキタケ 胞子が飛び散っていた。
生態園へ
源氏物語の植物に立札がついていた。
アカネ ノカンゾウ ヤブコウジ フタバアオイ などを見た。
シラキの果実
カリガネソウ 姿は良いが匂いが・・ね。
水辺にシロバナツリフネソウ
タヌキマメ ほとんど果実
たくさんの花が咲き乱れることはない。しかも花は午後に咲く。
自生を見たことがない キセワタ ちょうど花が見られた。
芝生広場の近くで
カミヤツデ
メモ帳で計ってみたら、直径6㎝ほどあった。
カミヤツデの髄を薄くカツラ剥きにして紙を作るという。
(先日(8月)台湾で初めて通草紙の現物を見た)
この太さで「通草紙」ができるかな?
芝生広場ではイベントをやっていた。
少しブースを覗いて、クロモジのお茶(葉)やクロモジ飴など買ってみた。
午後は「社寺の森・・」の講演
鎮守の森、社寺の森
社寺を守り、心の拠り所となり、地域社会のコミュニティの場になり。防災避難地にもなり・騒音防止や大気の浄化の役割や、貴重な生物の生息場所となったり、レクレーションや自然教育の場にもなる。
天然記念物や巨樹・古木も社寺に多い。
森・杜・林。
天然林(実生や萌芽などで天然更新)と人工林(播種・苗木の植樹などにより人工庚申)はわかるが、原生林・原始林・天然林・自然林・・などの区別はわかりにくく曖昧だ。
変わる社叢とその保護
周辺の状況で、社叢が孤立したり、落ち葉や日陰・野鳥の騒音、糞害・・など周辺民家からの苦情があって、過度な枝打ちや伐採があったりするなど、社叢の状況も変化している。
これらは日々実感している。
他にもたくさんのお話があった。
森のない神社や寺院は味気ない。
下見で、またまた金剛山。歩く所が違えば植物も違う。
簡単に。
ガンクビソウ
ヤブタバコ
シラネセンキュウが見ごろでした。
サルトリイバラ 若い果実
ヤマガシュウの果実は見つからなかった。
コマユミ
ツリバナ
クマノミズキ 果実は少ないが果序の枝が珊瑚のよう。
ヒメコウゾ
ヤマグワ
ヒメコウゾ・ヤマグワ、異形葉の葉は葉脈もわかりにくい時もある。
そんな時は今頃なら冬芽を見る。
ヒメコウゾは芽鱗が2個・ヤマグワは芽鱗が3・4枚ある。
オオバアサガラ 果実が残っていた。
アサガラとは葉の質も違うし、果実も違う。
ツリガネニンジン
今日の昆虫
テングアワフキ
金剛山麓 だいぶ奥の方までいった。
ジャコウソウ ちょうど見ごろ。
ヒヨドリバナと言っていたが、ここのはオオヒヨドリバナだそうです。
ヒヨドリバナがいくつかに分かれることがわかったらしい。
アキらしい紫色
アキギリと言っていたが、金剛山に生育するのは「ハイコトジソウ」というらしい。
オオヒヨドリバナ・ハイコトジソウ。まだよくわかっていない。
コミノサルトリイバラ とのこと。
葉が細いようには見えるが・・区別はむつかしい。
オオバアサガラ 葉は大きく明るい色。
生長が速い。
メナモミ 全体に毛が多い。茎も毛で白っぽい。
コメナモミ 毛は少ない。
メナモミ・コメナモミの他、ノブキやヌスビトハギ・キンミズヒキ・・他
秋はひっつき虫になる植物が多い。
ツクバネ 高い所にたくさん見られた。
枯れて茶色になった果実もあったが、落ちてはいなかった。
ツクバネの緑色の枝先は落枝することも教えてもらった。
シダも色々あった。勉強になったがわかるには程遠い。
イノデ・イノデモドキ・サイゴクイノデ・ハクモウイノデ・イノデモドキ・・
艶がある・艶が少ない・艶がない・葉軸に白い毛・・
今日も昆虫がいろいろ見れた。
アカスジシロコケガ ?シロツバメエダシャク
ヨツボシモンシデムシ サカハチチョウ
サカハチチョウか?イチモンジチョウか?ぱっと見わかりにくい。
裏翅も確認し、写真で表翅も確認。
表翅は季節によってずいぶん違うらしい。
風が涼しい。
資料を見ると、墨坂神社以外は名前も知らない古墳ばかりだ。
楽しみ~。
住宅地横の上の平らなところの木のあるあたりに「谷畑古墳」
4世紀末の円墳。コウヤマキ製の木棺や、水銀朱の塊が出土したという。
へ~~。話を聞きながら下から見上げても何も見えず。
「西峠古墳」7世紀中ごろの方墳(宅地造成のため移転復元された古墳)
この辺りには縄文時代から中世の遺跡が数多くあり、ここは井之谷遺跡群の西端にあたるらしい。
榛原石を磚積した石室(復元)
坂を上がったところに阿弥陀堂(西峠会所)がある。
本尊:木造薬師如来坐像
ここは「天ノ森」現在地に遷座されるまで墨坂神社はここにあったという。
「スミサカ」の名の由来は、神武天皇東征の際、宇陀にさしかかった時『賊軍が天皇軍を防ごうと墨坂に”いこり炭”(山焼き)をもって防戦したため、菟田野川の水をもっていこり炭を消火し、敵の不意を打って勝利した』との伝説にあるようです。
榛原にぎわい市場に立ち寄った後、榛原ひのき坂団地を通り・・
ひのき坂古墳公園
ウスバキトンボが飛び回り、赤トンボやヤマトシジミもいました。
公園の中にあるのは、奥ノ芝1号墳(これも復元古墳)
磚積みの横穴式石室。
公園の端に祀られている「最上稲荷」
登って行った先には・・
今日唯一の本物の古墳「奥ノ芝2号墳」
でも柵があって近づくことはできない。説明板も遠い。
天井石は失われているらしい。以前は入れたそうです。
山裾に広がる榛原の町。山を切り開いた所に住宅地が出来ている。
そのため、たくさんあった古墳も宅地造成で削り取られてしまったものも多いそうだ。
「移築復元された古墳が多い。本物だけど見にくい古墳もある」と最初に講師がおっしゃったとおりだった。
ここから下って・・
伊勢本街道。
「あぶらや」
「伊勢本街道」と「あお越えの伊勢街道」の分岐点に建つ。
明治時代まで「旅籠」だった。
伊勢詣でが盛んな頃はこんな旅籠が軒を連ね、賑わっていただろう。
「札の辻」には道標や、お蔭灯籠(太神宮灯籠)が建つ。
「榛原町道路元標」もあった。
近鉄大阪線のガード下。
第2次世界大戦の時、榛原空襲があり、電車を狙った機銃掃射があり、多数の死者がでたそうだ。
その時の流れ弾による弾痕跡が残る。
戦争の影響などなさそうな、奈良の片田舎の町に残る。戦争遺跡だ。
宇陀川に出た。
赤い橋を渡って「墨坂神社」へ。
先ほど行った「天ノ森」から1449年(文安6年)ここに遷座された。
『崇神天皇9年春、国中に疫病が蔓延。天皇が悩まれている時、夢枕に立たれた神の「赤盾8枚、赤矛8竿をもって墨坂の神を祀れ」とお告げがあり、それに従がい、大和の東の入口の墨坂に神を祀り、また、西の入口に大坂の神(大坂山口神社)を祀ると、疾病は治まり天下安泰となった』と伝わる。
今も「日本最古の健康と安全の神」として崇敬を集めている。
境内にある竜王宮へ。
御神水「波動水」が湧く泉。
ありがたい御神水をいただける。
水道水の5万パワー(100倍)の効能があるというので、ひと口いただいた。
その湧き水の泉の端に、ヤブタバコの葉があった。
皆さんは気づいておられないでしょうね。
今日の史跡めぐりはここで終了。坂道の登り下りでよい運動になった。
涼しい。やっと秋が来た。早朝から出かける。
うれしかった№1 サワフタギ 瑠璃色の実が1個。
実が付いてなければわからなかった。知らせてくれたのかな?
うれしかった№2 ツノハシバミ
よく太った実が出来ていた。
うれしかった№3 クマヤナギ
地味だけど、はじめてここで見つけた。 果序の跡がある。
うれしかった№4 キジョランの花が満開だった。
散っていた花もあった。
うれしかった№5 キジョランの果実
高くて手が届かないが・・2個見えた。
地面には、弾けないまま朽ちていた去年の?果実が落ちていた。
鬼女の髪の毛のような種髪と共に飛んで遠くで芽をだすはずだった種は腐ってしまったか?
面白かった№6 これはヌルデの虫こぶのでき始めなのか?
不思議な形。見たことがない形。
遠くのニワウルシ(シンジュ)の若木。虫に食われて丸坊主。
・・これは・・いるな・・
近くの葉を裏返してみたら・・やっぱり・・シンジュキノカワガ
小さすぎて見えにくい。
面白かった№7 シンジュキノカワガ の幼虫
この子の仕業。長い毛とカラフルな体。
他にも丸坊主の木があったことを思うと、大発生しているような。
人に害はないそうです。
連れてかえって羽化させれば、成虫が見られたのにな。後から思えば・・
面白かった№8 キバラヘリカメムシ ツリバナに群れていた。
左)成虫 脚の塗分け・ヘリの黄と黒の模様 ・触角の先の赤。
なんておしゃれ。
右)幼虫 翅がまだ伸びてないので腹部の黄色が目立つ。背部に黒のボタンなど配して。
成虫を横から見れば、黄腹(キバラ)がよく見える。
黒と薄黄色の脚の付け根にこっそり赤色を偲ばせている。にくい!
ツリバナが大好物で、成虫・幼虫がたくさんいた。
さわりはしないが、見る分にはきれい。
ヤマトシリアゲ 尻を上げてないので、♀と思う。
久しぶりに出かけて面白いものがいろいろ見れた。
大阪方面からのメンバーは、途中で事故があり電車が遅延。
集合時間に集まったメンバーは生駒山上駅で待つことになった。
久しぶりの生駒ケーブルカー「ミケ号」に乗る。
生駒山上駅までには、宝山寺駅・梅屋敷駅・霞ヶ丘駅があり、住宅地のそばには踏切もある。
途中で「ブル号」とすれ違った。
町がずいぶん下の方に見える。(山上駅手前で)
生駒山上駅に到着。標高540m
山上は生駒遊園地 モノレールや、奥に飛行搭が見える。
『この飛行搭の写真は昭和4年 開設当時のもの。
現存する日本最古の大型遊具。
第2次大戦中の金属回収も、軍の防空監視所として使われたため奇跡的に存続』
小学生の時、写生したのを覚えている。懐かしい。
「スイート号」で後のメンバーが到着したのは12時前。
やっとメンバーが揃った。
ここでお弁当を食べて、出発。
担当の方の説明を聞きながら下る。
ウド 花序は球状で散形果序
遠くから見た時アゲハの幼虫かと見えたのは、近づいてみると長い毛がある毛虫。
「シンジュキノカワガの幼虫と思うわ」とメンバーの1人。
去年、能勢で見たことがある。
ニワウルシ(シンジュ)の葉が食草だ。
山道を下る。
ササに巻き付いた ツルニンジン 花もつぼみもあった。
蔓は右巻き(Z巻き)が見えているが、左巻き(S巻き)になることもあるそうだ。
花を覗いてみる。
雄性先熟だそうだが、写真では雄しべの様子がわかりにくい。
ツルリンドウも咲いていた。
シラヤマギク
いつも迷う秋の野菊の中で、シラヤマギクは葉の幅が広くてわかりやすい。
今日のメインの花の1つ。ミヤマウズラ。ちょうど花が咲いていた。
何カ所かで見られた。
アケボノシュスランもメイン植物だったが、花は終わりかけていた。
しかも、道からだいぶ低い所にあり、身の軽い2人が降りて姿をカメラに収めた。
私は「後で写真送って~」と虫のいいお願いを・・
イヌトウバナ
ツルアリドオシ
2個の花の子房が合着しているため、赤い果実には2つの花の跡がある。
他にもたくさんの植物を案内していただいた。