みどりの野原

野原の便り

9月19日 太陽の搭・EXPO’70 パビリオン 見学

2024年09月19日 | Weblog

以前、万博公園に行った時、見学しようとしたが、予約でないと入れないとのことで、今日は初めての太陽の搭の内部見学。

今日は計画して下さった会に参加。


お久しぶりです~。EXPO’70のシンボル。
最初はグロテスクに見えた太陽の搭も今では懐かしい存在に。
初めての内部見学。


地下「地底の太陽ゾーン」


色や後ろの模様ががさまざまに移り変わる。

元あった地底の太陽は撤去作業後行方不明なのだとか・・
そんなことってあるのか。

中央に進む。


中央に「生命の樹」がそびえる。高さ41m。
下から上へ。原生生物~人類に至る約40億年の命の進化の過程を表現したもの。


一番底辺は「原生類時代」
上に向かって「三葉虫時代」~「魚類時代」~「両生類時代」~「爬虫類時代」~「哺乳類時代」へ。そして未来へと続く・・
私たち見学者は螺旋階段を登りながら、時代を追っていく。
生物模型は183体もあるらしい。

2階から上は撮影禁止で、残念。

そして、太陽の塔の両腕の所まで見学できた。

太陽の塔内部見学を終えて・・


太陽の塔の背中にある「黒い太陽」(過去を表す)

「EXPO’70 パビリオンへ」


「EXPO’70 パビリオン」は元、鉄鋼館だったところ。
展示はEXPO’70の総まとめのような感じで面白かった。


丹下健三氏による「大屋根」を突き抜けて建つ「太陽の搭」のジオラマ


ペーパークラフトによる万博会場。 すごい!


日本館の制服 ミニスカート なつかしい。


入場者数やごみの量
1日最大入場者数83万5832人 ひえ~~。
流れる映像には人人人・・。見たらゾッとするなあ。

・・と言いながら、その時は2回ほど見に行ったっけ。
若かったんだなあ。
今度の万博はどうしたものかなあ・・

見学終了後、お食事をして解散となる。

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9月17日 中秋の名月 ・ 9月18日 満月

2024年09月18日 | Weblog

暑い暑い毎日だが、季節は進む。

9月17日は中秋の名月。


夜、空を見上げたらきれいな月。
今年はススキを準備できなくて・・
お団子だけは食べた。(月より団子)


18日 この日が満月なんだそうだ。
きれいに見えた。(ホワイトバランスを変えて撮った)

ウサギを撮りたいけれど・・月を撮るのはむつかしい。

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9月15日 御所市 国見山麓 アメリカネナシカズラ・スベリヒユ・ミズキンバイ・マルバルコウ・ニガカシュウ・オオカナダモ・ジュズダマ・アリドオシ・ササクサ

2024年09月15日 | Weblog

御所国見山麓周辺を歩く。


曽我川の堤防に黄色いネットを広げたような黄色いツル。
アメリカネナシカズラ
「この汁が付くと取れない」と聞いた。試していない。


スベリヒユがきれいに咲いていた。
花はお昼ごろには閉じてしまうので咲いたところを見ることが少ない。


川の端にびっしりと生えているのは、ミズキンバイとのこと。


よく見ると花もたくさん咲いていた。在来種だそうだ。
岸からは手が届かないところに大群生していた。
琵琶湖に繁殖しているオオバナミズキンバイとはまた違うらしい。
どうやってここにやってきたのかなあ。


マルバルコウ 眼をひく朱赤色


山裾にゴツゴツのむかごがあった。ニガカシュウだ!
以前よく見られた場所のがなくなって、久しぶりに見た。


花序もある。雄花?雌花?


花序をトリミングしてみた。
花の元に子房が見える。雌花のようだ。
雌花を見るのは初めてで、うれしい。


水路ではオオカナダモの花

国見神社へ。


オオアリドオシと思ったが、アリドオシだと言われた。


これを見るとアリドオシだな。
トゲも長いのも短いのもあって、オオアリドオシかアリドオシかわかりにくいのもある。
この辺りにはたくさんあった。


久しぶりの「国見神社」主祭神は瓊瓊杵尊

国見神社の背後には「国見山」がある。以前登ったことがある。

日本書記に「橿原の地で即位後、神武天皇が「腋上の嗛間の丘(わきがみのほほまのおか)」にお登りになり国見をされた」と記述がある。
その「腋上の嗛間の丘」が「国見山」とのこと(説)

今日は登らず、下る。


フモトシダ


ソーラスの苞膜はコップ状 


道端のジュズダマ 
「そばを通るとジュズダマの匂いがするのがなつかしい」とそばにいた人が言われびっくりした。
匂いを感じたことがない。次に試してみよう。


市尾宮塚古墳へ立ち寄る。石室に近づくとパッと照明がつく。
両袖式の横穴式石室。復元石棺もよく見えた。
前方後円墳だそうだ。副葬品も多く出土。有力豪族の墓と考えられている。


ササクサ ササとそっくりさん。果実は厄介なひっつき虫。
そばにはササが生えていて、同じぐらいの丈で混じっているところもある。


比べると下のササクサの方が葉の幅が広い。
雰囲気も違うのでわかるが、よく見てみると・・


ササクサの葉裏を拡大。縦脈の間に「あみだくじ」のような横の脈がある。
ササには横脈がない。


天満神社に出た。


シュロの実生があったので引っ張ったら、抜けた。
種子が付いていた。


天満神社を下った所のクスノキの根元に「楠の龍神様」
昔話があるようだ。

ここから帰りの市尾駅に向かう。

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9月10日 丹生都比売神社・高野山 金剛峯寺

2024年09月10日 | Weblog

大型バス仕立ての歴史旅
バスの中で、案内役の方より、空海の生い立ち・遣唐使のこと、高野山の事などお話を聞き事前学習できた。

空海 幼名は真魚。31歳の時、遣唐使の留学僧として唐を訪れ密教を学ぶ。
帰国後846年に真言宗を開き、日本国内で仏教布教活動に力を注いだ。
空海入定後、80年以上が経過した921年、後醍醐天皇から生前の功績をたたえ「弘法大師」の諡号を贈られた。

「空海」と言ったり「弘法大師」と言ったりしているが、そういうことだったのか。

「空海のゆかりの地」は、近くにも、岡寺・川原寺・久米寺・益田池・・など、たくさんある。

水不足の地に、空海が杖をトンと突くと、そこから水が湧く・・
そんな「弘法の井」は全国に1400カ所もあるそうだ。
空海は超能力の持ち主。ほんまかいなという伝説や伝承も多い。

葛城山麓には空海が開いた真言宗のお寺がたくさんあるそうだ。
名前や伝説はよく聞いているが、知らないことが多い。

今日は「高野山」の前に「丹生都比売神社」を訪ねる。
名前も知らなかった神社だったが「丹生都比売大神が、神領・高野山を譲られ、その地に空海が根本道場高野山金剛峰寺を開かれた」という。
「丹生都比売大神と御子神 高野御子大神」は、金剛峯寺壇上伽藍に高野山の守護神としてお祀りされている。

そんな深いつながりがあり、丹生都比売神社は高野山・熊野・吉野地域とともに「紀伊山地の霊場と参詣道」として世界遺産に登録されている。
「高野山へお参りする前に、丹生都比米神神社にお参りする」のは古くからの習わしだそうだ。


バスから降りると、太鼓橋が見えた。下の池は鏡池。
鏡池には、紀伊風土記に「八百比丘尼が鏡を埋めた」との記述があり、江戸時代に池から鏡が出たそうだ。

太鼓橋は「輪橋」といい、人も渡れるそうだが、今は閉鎖中だった。

丹生都比売神社 拝殿 


本殿4殿(四社明神とも)は国の重文 


奥まったところに「石造り卒塔婆群」
手前の角柱は「大峰修験者の碑」。奥の家型のは「脇ノ宿の石厨子」
真ん中の大きい円形のは「光明真言板碑」といい、円形の部分に、梵字で「光明真言」が書かれているのだとか。


少し離れた山の中にある「貧女の一灯お照の墓」へ。
貧しい少女お照が、自分の髪の毛を売ったお金で養父母の供養の灯籠を献じた。
今も高野山奥の院にその灯が灯り続けているそうだ。


木の根元に「お照の墓」そこから少し登った所には父母の墓が並んでいた。

山をくだり、早めのお弁当を食べて、いよいよ高野山へ。バスで移動。

高野山金剛峰寺
(高野山へはコウヤマキの原生林を見に行った記憶があるが、写真を検索しても出てこないところを見ると、デジカメ写真を撮り始めた2003年以前のことのよう)

「高野山」と言っても高野山という山はない。
標高800mの山の上に広がる町全体が1つの寺であり、高野山という寺内町・宗教都市なのだそうだ。
117の院(その内53は宿坊)がある。 人口は2600人・その内お坊さんは700人もおられるとのお話。
明治4年までは女人禁制だったそう。女人堂が残る。

ここに約1200年前、唐から戻った空海が、「高野山金剛峰寺」を開創した。
境内地の中心部、多くの堂塔が建つ「壇上伽藍」を廻った。

主なところ。

①中門 

2015年に再建された。四天王が配されている。
四天王の内、持国天・多聞天の2体は江戸時代のものが残る。
(見なかったなあ)


中門再建に合わせて造立された現代の「広目天像」(西方を守護)
何と、胸に「セミ」が付いている。
セミの声が遠くまで響くように「すべてを見ている」ことを表現されたそう。


増長天(南方を守護)胸には「トンボ」
トンボは前にしか飛ばないことから「決して退却しないという強い意思」を表しているという。
可愛いセミとトンボ ブローチにしたい。

②六角経蔵


経典を納めるための蔵


基壇には把手が付いている。
把手を押して時計回りに1周すると「一切経を1通り読んだのと同じ徳が得られる」という。
もちろん、私も徳にあずかった。

③御社(みやしろ) 

高野山開創の際、鎮守として、地主神、丹生明神・高野明神 を勧請された。
寺の中に鳥居のある神社 神仏融合の象徴。

④西塔

天保5年(1834)再建された多宝塔
高野山は織田信長の焼き討ちなどで、ほとんどの堂塔が消失している中、ここだけは焼き討ちから逃れた。
木造の建物が残るのはここだけという。

⑤三鈷の松

三鈷とは両端が3つに分かれた仏教法具
この松は3葉だ。

弘法大師空海が、修行を終えて唐から帰国する際「真言宗を広める拠点はどこにするか」を探るため、三鈷杵を投げた。
帰国後「高野山の松の木に、三鈷杵が引っ掛かっているのを見つけ、ここを拠点と定められた」と言われる。
そう思えば3葉の松もありがたい。
持っていると幸せになると言い、「三つ葉の松落ち葉」を探す人もいた。
(テーダマツかリキダマツじゃないの?と言っては身の蓋もない)

⑥御影堂

本尊は弘法大師 屋根は檜皮葺

➆金堂

昭和9年(1934)再建。本尊は薬師如来
重要な儀式はここで行われるそうだ。

⑧根本大搭

高さ48、5m。朱も鮮やかな高野山のシンボル「根本大搭」
昭和12年(1937)再建 総コンクリート造り。
内陣には立体曼荼羅が配置されているという。
入口から覗いた。

⑨東塔

江戸時代再建の搭が消失後、昭和58(1983)に再建された。

⑩智泉大徳廟

智泉大徳は弘法大師の甥で、一番弟子。
亡くなった智泉を供養するために書いたという詩文は胸を打つ。

蛇腹道を通り・・
バスで奥之院へ移動。
⑪奥之院へ。

「南無大師遍照金剛」と書かれた参道へ。
「南無大師遍照金剛」とは「弘法大師空海に帰依する」という意味だそう。


奥之院への道。左右には夥しい墓が並んでいる。


崇源院(徳川秀忠夫人=「お江(おごう)」)墓所
この五輪塔は奥之院墓石の中でも最大(高さ6.6m)


豊臣家墓。豊臣秀吉墓所
応其上人にいさめられてやめたとはいえ、信長に続いて高野山を焼き討ちしようとしていた秀吉の墓がなぜここに?

奥之院参道には約20万基の墓があるそうだ。
「宗派問わず、敵味方関係なく、空海のそばで眠りたいと願う心」を受け入れているとのこと。
そうか~。広い心、大切ですね。

織田信長の他、武将の墓がいくつもあった。
企業の墓も多く・有名人の墓もある。
花菱アチャコさんの墓は楽しい飾り付き。

句碑もある。

芭蕉句碑「父母のしきりに恋し雉の声」
山口誓子「夕焼けて西の十萬億土透く」
高山虚子「炎天の空美しや高野山」

今日は歴史サークルと文化サークル共催の行事。
資料と共に、白紙の紙が1枚入っていた。
句が出来たら提出してください・・ということらしい。
・・・う~ん。できるかなあ?


「本阿弥七基石塔」というらしい。
「空・風・火・水・地」の文字が、梵字ではなく、漢字で書かれているのが珍しい。

豊臣秀吉をいさめて高野山攻めをやめさせ、高野山を焼き討ちから救い、高野山の復興に尽力された「応其上人」の御廟もあった。

ここからは聖域

御廟橋(下は玉川)
この橋を渡ると、いよいよ弘法大師空海の御廟の霊域(聖域)に入る。
写真撮影も禁止。

スギの森も薄暗く、枝にはサルオガセが垂れ下がり神聖な雰囲気が漂う。
 
奥まったところに弘法大師空海の御廟があり、そばにある燈籠堂に入った。
地下の法場(勘違いしていたため削除)燈籠堂には1000年以上灯り続けている「消えずの火」があり、
そばには「貧女の1灯」もあった。

弘法大師空海は高野山で入定されたそうだ。
亡くなった後も「空海は高野山奥の院で永遠の瞑想中で、人々のために今も祈りをささげている」と考えられており、高野山では毎日2回の食事を奥之院に運ぶ「生身供(しょうじんぐ)」という行事が、入滅後から現在まで1200年もの間、続けられているというのは驚きだ。
弘法大師空海の偉大さもわかった気がする。

個人で来たのでは広すぎて訳がわからなかったと思う。
要所で説明を聞きながら回ったので、興味深く回れた。
聞き間違いや間違いがあるかも。お許しください。

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9月9日 矢田丘陵周辺 昆虫(外来ハゴロモ幼虫・カメムシの仲間・マルカメムシ幼虫・オジロアシナガゾウムシ・ムラサキシジミ)・植物(スズサイコ・ヒメミズワラビ・フタバムグラ・ノアズキ)

2024年09月09日 | Weblog

矢田丘陵周辺
早く着きすぎて、1台早いバスに乗ったので、結果、1人観察会となった。

昆虫


最近増えている「アミガサハゴロモに似た外来ハゴロモ」の幼虫
綿毛を広げて身を隠している。

虫体を撮りたいと粘るが、逃げ回って、なかなか撮らせてはくれない。


追いかけまわしてやっと撮れたが、ピンボケ


手に乗ってきた。ピンボケだが、体の模様は見える。

クズの葉に付いていた昆虫


①ホシハラビロヘリカメムシ


②ハラビロヘリカメムシ幼虫 ③マルカメムシ ④オジロアシナガゾウムシ


⑤マルカメムシ 幼虫 毛深い。
上の写真のツルツルのマルカメムシの幼虫とは思えない。


クロウリハムシ カラスウリに。


ツチイナゴの幼虫


ムラサキシジミ 表翅の紫を撮ろうと時間をかけたが・・
飛んでいる時しか表翅は見えないので撮れない。

他にもサトキマダラヒカゲ・アオバハゴロモ・アワダチソウグンバイ・ニレハムシ・シオカラトンボ・ウスバキトンボなど・・

網も持たず、ビーティング(枝葉を叩き、落とす)もスウィーピング(葉を救う)などの技も使わない昆虫観察でした。
部会メンバーと歩いていたら、もっともっとたくさんの昆虫に出会えたことでしょう。

植物


ノアズキ 1か所で満開


ヤブツルアズキも1か所で。


ガガイモはあちこちで花が咲いていた。

うれしかったもの。


①スズサイコ 果実1個だけ。(白い矢印)


②ヒメミズワラビ 成体もあったが、幼植物がたくさん見られた。


③フタバムグラ 久しぶりに見た。開花中

暑い日だったが、植物はすっかり秋の風情でした。

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9月7日 長居公園(ジャカランダ果実)・植物園(モクゲンジ・ノボタン・ゴキヅル・センダン・ナツメ・ハマナツメ)・ヒメクダマキモドキ

2024年09月07日 | Weblog

長居公園


サルスベリ 
濃い色・薄い色・高井木・低く刈り込んだ木 夏のお助け花ですね。


ジャカランダ 枝先に果実がたくさん付いている。


木下にたくさんジャカランダの果実が落ちている。
中にはパックリと割れた果実も。
硬いので、この状態からでも手では割れない。
中の種子を見たいが、日が経っていて中は黒くなっていた。

植物園案内
今日も猛暑。涼しい講堂で顕微鏡を使った講義になった。


モクゲンジ 茶色く枯れた果実。
中の種子で数珠をつくるそうだが、小さくて穴をあけるのも大変そう。


ノボタン 紺色の5弁化。雄しべの形が変わっている。


花弁が落ちて雄しべがよく見える。
おしべは大小10本。雌しべが1本。
おしべは途中から鎌形になり、曲がり角には白い突起がある。
鎌形になっているところが柱頭で、先端の穴から花粉を出す。


蕾の花弁を取り除いたところ。
鎌形部分は折りたたまれて収納されている。

エゴマとシソ。
レモンエゴマは見るが、エゴマは初めて見る。
シソとの違いは?


エゴマ(上)は茎に開出毛。 
シソ(下)は曲がった細かい毛があるようだ。


大池近くのゴキヅル。雄花ばかり目立つ。


1個、雌花があった。丸い子房が見えた。


センダンの果実 中にある茶色い部分が核。
中は5~6個の部屋に分かれ、種子が入っている。
受粉がうまくいかなかったものもある。


ナツメ。木の下に茶色くなった果実がいっぱい落ちていた。


ナツメの花 小さくてうまく撮れない。(これは以前撮った写真)


これはハマナツメ。
ナツメと同じクロウメモドキ科の木で、花もそっくり、葉も似ているのに、果実が全く違う形。
ハマナツメの葉は少し丸みがあるが、ナツメの葉に似た3行脈のある葉。


上)ナツメの葉の先端は尖る。 下)ハマナツメの葉の先端は少し凹む。
顕微鏡写真でみると違いがよくわかる。

植物化石担当の学芸員さんからは、植物の葉の断片の化石が出ていた場合、どのように同定するのかのお話も聞いた。
他にも午前中に採集した植物について、肉眼では見にくい細かい所を顕微鏡で見見ながらお話を聞いた。


植物園を歩いている時、私の手にとまった昆虫。
ヒメクダマキモドキのよう。ちょっと弱っていました。
夏バテか?熱中症? 

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9月6日 金剛山麓 シュウカイドウ・フシグロセンノウ・ノササゲ・?ウスサビイロヤガ・キンモンガ

2024年09月06日 | Weblog

金剛山麓

まだまだ暑さの残る昨今だが、自然界は秋ですね。

満開の花




シュウカイドウが満開
雄花・雌花が見える。


フシグロセンノウも何カ所かで満開。
野生ではあまりない朱色の花弁 ネットによると、日本固有種だとか。


花の中心部 写真写りが悪いが、鱗片・雄しべ・雌しべが見える。


ノササゲ 満開 花後の果実も楽しみです。


イタドリ 雌雄異株 雄株と思われる株に果実が付いていた。
両性花が混じることもあるようだ。

今日の昆虫


ウスサビロヤガ? トイレに。
山のトイレは面白い。
先日(7月29日)も「ヘビトンボ」や「ヒトツメオオシロヒメシャク(初見)」「ギンモンスズメモドキ(初見)」の死骸があった。

本番にはまた違う花が見られるでしょう。お楽しみに。

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9月3日 家の庭 スズムシバナが咲き始めた

2024年09月03日 | Weblog

今年春にいただいたスズムシバナ

花が咲き出した。


一日花だが、次々と咲いてる。

そういえば、先日、飛鳥歴史公園館で、飼育している鈴虫の声を聞いたなあ。

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8月30日 アンダソンハエトリ つぶらな瞳 今回は写せなかったが・・以前の写真

2024年08月30日 | Weblog

家の中にハエトリグモがいるのを見つけた。

ハエトリグモは網を張らず、家の中を徘徊し、ハエや蚊やゴキブリなどの小昆虫を食べる益虫。
たまに見かけるが、そのままにしている。

写真を撮ろうと追いかけたが、小さい上にピンピン跳ねて捕まえにくい。
追いかけっこの末、やっと捕まえたが・・写真も撮りにくい。


上が頭。かろうじて写った模様から「アンダソンハエトリ」とわかった。


確か大きい目があるはずだが・・
下の写真にうっすらと4つ並んでいるのが見えるが・・うまく写せなかった~。

以前、ハエトリグモ愛いっぱいの講師から「クモは8つの目を持つが、ハエトリグモは大きい目が4つ前向きに並んでいて目がよく見える」「可愛い目」のお話を聞き、その後、家で見つけて写真を撮ったのを思い出した。


その時に撮ったハエトリグモの写真 前向きに付く4つの大きい目(中央の2つは特に大きい)(2016.11.29)
その時は、ただ「ハエトリグモ」としていたこれも、模様で「アンダソンハエトリ」とわかった。

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8月23日 祭神の話 日本書記(黄文氏)

2024年08月23日 | Weblog

神社の祭神
先月「祭神が途中で替わっている神社がある」というお話があった。
それに関連して、お1人の講師の方より、祭神に関するお話があった。
「祭神が変わることは珍しいことではない」とのこと。
お寺も、災難や厄災の時に、寺号を変えたり新たな仏を作ることもある。
神社にも経済的理由もある。
神社を再興していくため、継続していくために流行りの神を入れたり、時代によって祭神が変わったりすることもあるという。

異名同神
異名同神とはひとつの神様がいろんな名前を持つということ。
なじみのある「だいこくさま」=「大国主神」=「大物主神」=「大己貴命神」他にも神名を持つ。
素人にとっては混乱する神の名。
これについて説明した本などはないが、神仏習合に関係したものも。
素戔鳴尊=牛頭天王は聞いたことがある。

藤原京の4隅の守護神として、大神神社・高鴨神社・河俣神社・飛鳥坐神社の4つの神社が配されたというお話も伺った。

日本書記講座
天武天皇12年(683年)に天皇は38氏に「連」姓を与えられた。
その氏族がどんな氏族だったのかを、1つ1つ検証している。

その続きで、「黄文氏(きぶみうじ)」について。
天武天皇により、「造 (みやつこ)」姓から「連(むらじ)」姓を賜った「黄文氏(きぶみうじ)」とはどんな氏族だったのか。

・日本書記・雄略天皇7年の条には、 陶部(すえつくりべ)、鞍部(くらつくりべ)などとともに、日本最初の画工集団として百済の因斯羅我(いんしらが)が渡来。
・崇峻天皇元年、飛鳥寺を作る時には寺工(てらだくみ 大工)や露盤博士・画工などが献上された。
・推古天皇12年に初めて「黄文画師・山背画師」の記述。
・新撰姓氏禄の山城国諸藩に、黄文氏が高麗国に出自を持つ渡来系氏族であることが記される。

画工として寺の造営などにも関わり、高松塚古墳?キトラ古墳?の壁画を描いたとの「説」もある。
天智天皇の頃、当時珍しかった「水ばかり」(水準器)を献上した記述もある。持統天皇の頃、鋳銭司の官人に任用されたとも。
画工にとどまらず、幅広い活躍をした氏族だったようだ。

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